こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
社交ダンスの教師になって20年以上経ちますが、
ここ数年で大きく自分の環境が変わりました。
・プロとして19年、トータル25年の競技生活にピリオド
・新型コロナウイルスの感染拡大により休業
このような大きな変化の中で
自分の価値観なども大きく変化したように感じます。
今日は自分の中で変わった
あるいはいままで傍に置いていた
本当の自分の気持ちを
備忘録として書いてみます。
いままでは競技が第一
当たり前ですが、競技選手として活動している間は
競技が一番大事でした。
正確にいうと競技と競技に向かうための準備です。
自分のお金と時間、そして他の全てのものを
競技のために注いできました。
もちろん全ての時間を練習に当てていたわけではないですが、
練習しないことも次の日からの練習や競技会に向けて
プラスに働かせるためにとっていた感じです。
別のそのこと自体は後悔したりしていませんが、
自分の人生とか自分の気持ちとか
そういうものを考えることはなかったように感じます。
いいのか悪いのかわかりませんが、
ひたすらに自分が上達して競技に向かうことだけを
考えて生きていたように感じます。
他のことを考えたらここまで打ち込めなかったかもしれません。
ある意味ちょっと狂っているとも言えますが、
だからこそいろんなことを学んでいけたのだと思います。
引退してからは引退パーティのことだけ
2017年に引退してホッとする間も無く
引退パーティの準備に入りました。
僕は全日本で活躍するような選手ではなかったので
引退パーティをするとは夢にも思っていませんでした。
佐藤先生方の勧めで開催することになり
準備に取り掛かりました。
そこからは北海道だけなく現役中にお世話になった
道外の先生方のお力もあり
自分にしては豪華すぎるセレモニーを開催することができました。
これに対しては本当に感謝の気持ちしかありません。
このパーティではたくさんの方の前で踊る最後のチャンスだと思い
現役の時と同じように毎日練習して
技術の向上を目指していました。
選手だったときも苦しかったですが、
引退を決めてその苦しみが有限になったことで
最後まで走り抜けることができたと思います。
そこからまた新たな気持ちで踊ることができるかと思いましたが
やはり人の前で踊るということは
とても緊張することで練習は大変でした。
とくに競技会と違い自分たちが主役なので
きてくださる方々が喜んでいただけるように
必死に練習しました。
もちろんそれは当たり前のことですが、
僕たちは決して踊りの技術がうまいわけでないので
一所懸命に取り組んだ姿勢を見せるしかなかったということです。
練習中は苦しいことが何度もありましたが
やはり目標があったのでやり抜くことができたのだと思います。
引退パーティで本当に引退した気持ちに
このインターパーティを終えて
初めてダンスから少し解放された感じがしました。
ただ現役中と引退パーティまでの1年半で
ダンスに向かう体力と精神を大部削ってきたことは
事実です。
さすがにちょっと枯渇したのかもしれません。
いままで我慢できたことに対して
なぜこれからも我慢しなくてはいけないのか
疑問に思うようになってきました。
もちろん何かを犠牲にしないと
何かを成し遂げられないことはあるので
いままでの自分の選択や我慢してきたことに
後悔はありません。
でもこれからも同じように自分のことを我慢して
なにかに打ち込むことは少し難しいかなと思うようになりました。
自分の気持ちや自分の意思を抑えることに
少し疲れたということです。
いまは教えることに熱意を向けて
今までは自分のことを中心に
物事を考えていました。
でもいまはすこし外に目を向けて
ダンスを習いにきてくれる生徒の皆様や
競技に出る選手、大学生やジュニアのダンサーの
上達に少しでも役に立てればと思うようになりました。
普段のレッスンでも踊れるようになったと
喜んでくれる生徒さんの笑顔を見ると
とても嬉しい気持ちになります。
また学生のダンサーも勝って嬉しいとか
負けて悔しいとかに寄り添っていくことに
楽しみを感じています。
とくにいまはコロナの影響で
どうしてもいろんなことが制限される状態にありますが、
そのなかでもダンスを楽しんでくれる方々のために
僕として何ができるかを考えていきたいと思います。
取り留めのない文章になりましたが
いまの僕の気持ちを思うままに書いてみました。
今日はまとめはありません。
お問合せご意見、ご感想などはこちら