《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《社交ダンスLab》熱力学第一法則とダンス 【無から有は産み出せない】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。



今日の記事は完全にオタク目線からの話なので

ご注意ください。

 

社交ダンスもこの宇宙の中で行われるものなので

当然宇宙の法則の中で行われます。

 

宇宙の法則とかいうと

あやしい陰謀論的なものを思い浮かべるかもしれません。

 

今回は超能力や陰謀論は全く関係なく

宇宙の理論とは物理の法則のことです。

 

今日は「熱力学の第一法則」から

社交ダンスを考えてみたいと思います。

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「熱力学の第一法則」とは



まずこの熱力学の第一法則についてお話しします。

 

これは別名エネルギー保存法則と言って

以下のような式で表されます。

 

Q=ΔU+W

 

Q 外から与えられ得た熱量

ΔU 内部エネルギー

W 行った仕事

 

です。

 

参考

熱力学第一法則と熱力学の枠組み | 理系ラボ

熱力学第一法則

 

エネルギーというと分かりにくいですが、

お金と言い換えると分かりやすいと思います。

 

収入=貯金+支出

 

食べ物のカロリーでもいいでしょう。

 

摂取カロリー=脂肪+消費カロリー

 

これらはすべて熱力学の第一法則です。

 

熱力学というと熱いとか冷たいということに感じますが、

もう少し広いエネルギー全体にあてはまる法則です。

 

これは実際にどういうことを示しているかというと

 

無から何も生まれない。

 

何かが消えることもない。

 

ということです。

 

ただエネルギーの形がいろいろあるので

見えないところから何かが生まれているように見えるだけです。

 

たとえば電気のエネルギーは目で見ることは

難しいと思います。

 

なので電気ストーブからは熱が急に湧いているように見えるのです。

 

またクレジットカードも一見ただのプラスティックの板ですが、

お店で使うとお金(現金)を払わなくても品物がもらえます。

 

なので何もしなくてもものが手に入るように見えるのです。

 

そんなこと当たり前と思っている人は大丈夫ですが、

クレジットカードで破産する人がいたり、

リボ払いをする人がいるということは

この法則が理解できていない人が多い証拠なのだと思います。

 

 

 

社交ダンスでも使える「熱力学の第一法則」



これは社交ダンスにおいても、使える法則だと思います。

 

たとえば移動する場合を考えてみましょう。

 

移動するためには当然どこかからエネルギーを

持って来なくてはいけません。

 

ダンスで移動に使えるエネルギーは

重力と筋力です。

 

重力は高いところから低いところに

地球の(正確には地球と自分の)引力により

移動することです。

 

高いところにいる時はその高さがエネルギーとなり

それを低いところに移動することによって

移動するスピード位x変換することができます。

 

ジェットコースターなどが高いところから降りてくると

ゴォ〜ってスピードが出るのと同じです。

 

逆に速度のあるものが高いところにいくと

速度のエネルギーが高さのエネルギー(位置エネルギー)に変わり

速度が少なくなります。

 

この速度エネルギーと位置エネルギーの変換を利用したのが

スイングです。

 

一番シンプルなスイングの動作は振り子です。

 

紐で吊るした錘が揺れる動きのことです。

 

これは理論的には最初に持ち上げてから離すと

その揺れは永遠に続きます。

 

位置エネルギ⇆運動エネルギー(速度のエネルギー)

 

という変換を繰り返していくからです。

 

実際はいろんな要素でだんだん揺れは小さくなってしまいます。

 

なのでダンスにおいても筋力0では

踊ることができません。

 

さらに紐で吊るされていないので

その分も筋力で補う必要があります。

 

ただ重力を利用することは

ダンスを踊る上で重要な要素になると思います。

 

筋力は重力を利用できない動きで

必ず必要になります。

 

先ほど振り子の場面でも出てきましたが

ダンスのスイングは紐がないので

本当の意味での振り子にはなりません。

 

なので紐が果たしている役割を

筋力で補う必要があります。

 

また動きにも抵抗があるので

その抵抗で減ってしまったエネルギーは

随時筋力で補給していかなければすぐに止まってしまうでしょう。

 

具体的には高さ20cmから降りても

振り子の反対側で20cmまで上がることはできません。

 

たとえば18cmまで上がれたとしましょう。

 

そうするとあと2cmは筋力で補う必要があるということです。

 

これを毎回行うため、スイングダンスでも疲れるのです。

 

タンゴやクイックのバリエーションなど

上下動をあまりしないで踊るものはより筋力に頼る分が多くなります。

 

また筋力から得たエネルギーは一方通行です。

 

o 筋力エネルギー → 運動エネルギー

x 運動エネルギー → 筋力エネルギー

 

そのため筋力は休むことができないのです。

 

筋肉のエネルギーはどこから来る?



しかし筋力のエネルギーも無から湧いてくるわけではありません。

 

それは食べ物からとっています。

 

食べ物から栄養をとり

それを消化して利用することで

筋肉のエネルギーとしているのです。

 

そしてその食べ物のエネルギーは

どこから来るのでしょうか。

 

人間 ← 動物(餌) ←植物(光合成) ← 太陽

 ↑                                         ↓

  ← ← ← ← ← ←

 

ということです。

 

つまり僕たちは太陽のエネルギーで

ダンスができるという壮大な話になってくるのです。

 

じゃあ太陽は…となると長くなるので

ここまでにします。

 

大事なことは何もないところからいきなり動こうとしても

ダンスは踊れないということです。

 

         

エネルギーを効率的に使う



このようにエネルギーは一回使うと

そのまま回収できなくなってしまうこともあります。

 

とくに筋肉のエネルギーはその傾向にあります。

 

そのため効率よく筋肉を使わないと

余計なエネルギーを消費してうまく踊れなくなるのだと思います。

 

フットワークや脚の使い方、姿勢、ホールドなどは

すべてそのようなエネルギー効率に関係しています。

 

省エネというのは少エネではありません。

 

ダンスも同じで少ないエネルギーで踊ることがいいのではなく

効率よく最大限の効果を得られるように踊ることが大切だと思います。

 

筋肉に力を入れないで踊るというのは

言葉の綾であって事実ではありません。

 

それは少エネです。

 

しっかり力を入れてそれを効率的にダンスに変換することで

かっこよく思い通りのダンスを踊ることができるのだと思います。

 

それが省エネのダンスだと思います。

 

〜まとめ〜『いいダンスはいい食事から。』

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