こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードの姿勢は普段立っている時と違い
ボディがすこしカーブしています。
とくに女性は後ろへ反っているようなラインが
特徴です。
ただ身長差があるとこの姿勢を取るのが
少し難しい時があります。
男性の右手に寄りかかりすぎたり
背が低く見えてしまったり。
今日は背が高く見えながら
ボディのカーブを出す方法をご紹介します。
カーブはどこから作るか？
女性のカーブした姿勢は
どこで作るのがいいでしょうか？
上手な人を見ると背中全体が
大きく後ろに反って見えます。
しかしそのイメージでつくると
だいたい腰（腰痛になるところあたり）から反ってしまい
バランスが悪くなります。
腰も痛くなるかも。
背骨は小さな骨が積み重なってできています。
ただ全部が同じ形や性格を
しているわけではないそうです。
回転が得意な場所、後ろにそるのが得意な場所
そして前に曲がるのが得意な場所など
部分によって動き方が決まっています。
背中が後ろに反るような動きをするのは
みぞおちの裏あたりの背骨です。
意外と高いところだと思います。
骨盤からみぞおちの裏あたりまでは
ほとんど垂直に上がってきて
みぞおちの裏から曲ります。
そこからはまた直線で頭まできます。
まずは曲がるポイントをチェックしてください。
カーブは後ろに作らない
つぎにカーブの作り方です。
一般的にスタンダードの姿勢は
「後ろに反る」ということが多く感じます。
確かにそう見えます。
でも作り方としては
前にカーブを作ります。
前に？
そう「前に」です。
ロンドンで習った時には
フロントカーブという言葉で習いました。
つまり前に膨らむイメージで
カーブを作りましょうということです。
こうすることで頭が高い位置のままカーブを作れるので
身長が高く見えます。
また腰から反ることをしないので
体への負担も少なくなります。
フロントカーブを作る時のポイント
フロントカーブを作る時には
３つのポイントがあります。
（１）みぞおちは前の少し上に
前に体をカーブすると言っても
ただ胸を前に出しては
きれいにはできません。
まずみぞおちにひもがついていると
思ってください。
そのひもを前の少し上の方に
軽く引っ張ってみましょう。
こうすることで背骨がカーブしていきます。
（２）頭は後ろの壁につける
このカーブを作る時に
まず背中を壁につけているようにイメージします。
もちろん実際につけてみても
かまいません。
そこからみぞおちのひもを引っ張りますが
頭とかかとは壁から離れないようにします。
バランスをとりながらみぞおちを前の上に引っ張ると
フロントカーブができてきます。
（３）ひざはすこし曲げながら
最後のポイントはひざです。
みぞおちを前の少し上に引っ張ると
重心も前に出ていきます。
そこで頭を後ろに置いておくためには
少しひざを曲げていきましょう。
これはバランスを取るためなので
少しで大丈夫です。
低くなる必要はありません。
（結果的に少し低くなりますが）
ひざと頭のバランスで重心を
真っ直ぐに立った時と同じように
保つようにしてください。
カーブの目的を忘れない
ボディのカーブは何のためにあるのでしょうか。
もちろんトップの広さを作り
ダンスに華やかさを作るのも大事です。
でも根本的な目的は
ボディが男女で一緒になることです。
ムーブメントにハーモニーを与えるために
ボディがひとつになっていることが
スタンダードの特徴だからです。
いいスタンダードを表す言葉のひとつに
「One Body Two Heads」
というものがあります。
これは胴体が１つで頭は２つある状態です。
つまりボディーの動きに一体感があり
ばらついたりしないけど
頭は大きく開きお互いの動きをしているように見えるのが
美しいダンスということです。
このボディが一緒になり一体感を出すという目的を
忘れないでカーブを作れば
かならず美しい自然に見えるカーブになると思います。
〜まとめ〜『スタンダードのカーブは前に作る』
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