こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
先日東京で三笠宮杯が
開催されました。
観客はなく選手や役員は事前に
PCR検査を実施するなど
万全の態勢で行なったようです。
規模が縮小したのは残念ですが、
開催したこと自体が大きな前進だと思います。
そのなかで解説の男性がこんなことを言っていました。
「スタンダードでは身長差が不利になる。
ラテンにおいては身長差が有利になる。」
この意見に関して賛成反対はみなさんあるでしょうが、
実際に身長差があると苦手なことはあると思います。
今日は改めてスタンダードにおいて
身長差があることで不利になると思うことを
考えてみたいと思います。
ホールドが合わせにくい時がある
身長差があると当然肩の高さも違います。
つまり腕の高さも違うということです。
そのため男性が右手で女性を持ち上げるような感じになったり
女性の右手が男性を引っ張るような感じになったりしやすいです。
身長差がなければ（肩の高さが変わらなければ）
そんなに問題にはならないかもしれません。
とくに男性の右手と女性の左腕の関係は
身長差がもろに響きやすいです。
ここはすこし不利かもしれません。
女性が隠れてしまいやすい
男性の背後から見た時に
女性の姿、特に顔が隠れやすいという点もあります。
上手な人はどこから見ても
女性の顔がよく見えます。
でも男性が大きいと男性の後ろから見た時に
女性が肩の影に隠れて見えないくなることが
あります。
社交ダンスは女性が華なので
どこからでも見える組み方が大事です。
男性が女性を振り回してしまいやすい
男性が大きいと体重もあるので
腕力に頼ったリードになりやすいです。
これは男性の意識だけでなく
女性の意識から来るものもあります。
男性の腕に捕まって踊る気持ちが
生まれやすいです。
こうなると、女性の積極性が少なく見えて
不利に働くかもしれません。
これらは有利な点でもある！
ひとつめのホールドの高さが違うということは
ホールドの円が初めから斜めになってるとも言えます。
つまり組んだだけで上下に広がりがあり
立体的なルックスになるとも言えます。
なので身長差があるカップルは
身長差のないカップルと同じ考え方をしないで
自分たちに有利になるようなホールドをすると
踊りが変わるのではないかと思います。
２つめの女性が隠れてしまうというのは
立ち方で解決できます。
すこし横へのズレを大きくすることで
顔がよく見えるようになります。
３つめの男性が腕力でリードし
女性が捕まってしまうのは
場面によってはむしろ正しいです。
その場面は「遠心力がはたらくとき」
つまり回転です。
回転する時は外側に引っ張られる力が働くので
お互いに後ろに体が動きます。
これを男性の右腕（右手）で支えることで
バランスが取れます。
移動と立つこと自体に関しては
お互いに自分で行うことが大事です。
でも回転はうまく男性の体重を利用して
寄っかかって回るようにすると
女性の腕は力が必要なくなり
大きな円になります。
また男性は右手で支えてまわることで
回転のスピードや大きさを
自分の意識でコントロールすることができます。
不利と有利は裏表
何が不利で何が有利かを一言で
言い表すことはできません。
多くのことが裏表の関係にあり
うまく利用すればどんなことでも
有利に働くと思います。
少なくとも僕はそう思います。
なので身長差カップルには
何が不利でそれをどうやったら有利に
働くのかを考えてもらえたら
嬉しく思います。
〜まとめ〜『いいことと悪いことは表裏一体』
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