《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》競技会の成績をどう考えるか 【ある程度長いスパンで考える必要がある】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

先日JBDF東部で競技会が開催されました。

 

無観客ですが、ライブ配信されていて

プロ、アマが激闘を繰り広げていました。

youtu.be

 

このような時期ですが

選手はとても生き生きと踊っていて

素晴らしいなと思いました。

 

もちろん全ての面において感染対策を徹底した上で

開催しているようで

役員審査員はもちろん選手もマスク着用でした。

 

とても大変だと思いますが、

東部の選手はみんなそんな苦労を微塵も見せずに

フロアで輝いていました。

 

今日はそんな競技会での自分の成績に関して

僕の考え方をご紹介します。

 

(上記の配信競技会の成績に関する話ではありません。)

 

競技会の意味

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競技会というのはどんな意味があるのでしょうか?

 

それは人によって違うと思います。

 

競技会自体の意味としては

「いまの自分の位置を測る」があると思います。

 

つまり自分たちの踊りが

その競技会においてどのあたりにランクされるのか。

 

今までと比べて自分たちのダンスは

よくなっているのか、変わらないのか。

 

あるいは悪くなっているのか。

 

そんな相対的な自分の立ち位置を測るのが

競技会の意味だと思います。

 

それを利用して自分たちのモチベーションを上げたり

目標の達成度を確認したり、

あるいは名声を得たりすることもあると思います。

 

ただそれは競技会の成績、つまり自分のランクを

自分や周りがどう捉えるかという人間の問題で

競技会自体の意味ではありません。

 

競技会とは

「その日に出場している選手を

   相対的に比較し順番に並べるもの」

ということです。

 

競技会の成績の捉え方

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ダンスの競技会に限らず

一発勝負できまる成績に

深い意味はありません。

 

とくにダンスは数字で記録が出るものではなく

人間の主観的なものが少なからず入る、

というか主観100%で決まるので

よりその傾向が強いと思います。

 

ただその成績を1年間、5年、10年と

積み重ねていくことで

だんだん自分の位置の変化がわかると思います。

 

そうやって自分の正確な位置を把握し

つぎのランクへ上がるための作戦を立てると

いいと思います。

 

もちろん優勝したら嬉しいですが

それもまたその日の成績でしかなく

次へ生かすことを怠れば

全く意味のないものになります。

 

また予選で敗退しても

何故そうなったのか、何が足りないのかを

考えるきっかけとなれば

とても意味のあることだと思います。

 

チェック表の見方〜予選編

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たまにこんなことを言う人がいます。

 

「前回は3チェックだったけど、今回は5チェック入った。」

 

逆のパターンもあります。

 

もしフルマーク(満点)が11点なら多少意味があるかもしれませんが

4種目踊って11人ジャッジならフルマークが44点なので

ほとんど意味はありません。

 

3点でも5点でも0点でも同じです。

 

成績が伸びない人は

意味のない範囲のチェック数の上下で

一喜一憂しているように感じます。

 

予選の成績を決めるチェックというのは

なかなか見方が難しいです。

 

僕がチェック表から読み取ることは

以下の3つだと思います。

 

(1)次のラウンドに行けるか行けないか。

当たり前のことですが大事なことです。

 

ラウンドごとにチェックの多い人から

次のラウンドに進み既定の組数で

仕切られます。

 

その点数はだいたい満点の半分くらいになります。

 

44点満点なら22点前後に仕切り点が来ることが多いです。

 

もしそのラウンドで10点以下なら

どう頑張ってもその日は次のラウンドにはいかないでしょう。

 

次回はその次に行くために

なにか作戦を立てて練習することが必要だとわかります。

 

もしあと1、2点足りなかったら

踊りを思い返しどこかに隙がなかったかを

考えましょう。

 

曲の最後にちょっと気が抜けたとか

ミスしてホールドがばらけて止まったとか。

 

そういう小さいミスをへらすことで

次のラウンドは見えてきます。

 

ぎりぎりで通過できたとしたら

運が良かったと思いましょう。

 

1,2点くらいはすぐに変わります。

なので今回の成績はたまたま運がよかっただけで

ひとつ前でおわっていても何ら不思議はありません。

 

もし通常より1ラウンド上に入っていたなら

その調子でもっと頑張りましょう。

 

ですが、いつものラウンドで終わったなら

次回はかなり気合を入れないと

やられる可能性が大きいです。

 

このようにいつもと比べて

どうなのかを考えることで

次へのステップになるともいます。

 

(2)得意な種目と苦手な種目

チェック表は通常種目ごとに点数が出ます。

 

ここで明らかにひとつの種目だけ点数が少なければ

相対的に苦手に見えるということだと思います。

 

自分的にはそうでなくても

「見た目には苦手に見える」ということです。

 

これはあまりいい傾向ではないので

ぜひ苦手種目を鍛えてある程度均一な配分に

しましょう。

 

競技では苦手な種目があると

そのあとの種目の評価も下がりやすいので

とくに前半2種目が苦手な人は

ぜひ克服してください。

 

僕もタンゴが苦手だったので

なかなかスロー以降の種目も伸びませんでした。

 

タンゴを苦手でなくする(得意でなくても)ことで

後半の種目もよくなり、体力的にも

楽になりました。

 

(3)パラパラっと全体に入るか、フルチェック&0チェックか

それ以外にも僕は審査員ごとのチェックの入り方も

見ていました。

 

とくに満点の半分くらいの時に

どういう傾向でチェックがはいっているかは

その日の踊りを反省するひとつの材料になります。

 

同じ点数でも

 

・全体的にパラパラと種目の傾向などもなく入っている。

 

・審査員によってフルマークと0チェックがある。

 

このとき僕の経験的にチャンスを感じるのは

フルマークと0チェックの両方がある時です。

 

満点の半分くらい、つまり仕切り点付近にいるということは

そのラウンドではそんなに悪くもないということです。

 

つまり審査員の目には普通に入っていくる程度の

踊りはできていると思います。

 

そこでフルチェックの人はいいと思ってくれているでしょう。

 

また0チェックの審査員も自分たちを見た上で

点数を入れていないと思います。

 

どちらにしろ審査員が意識しているということなので

問題ないと思います。

 

逆にパラパラっとチェックが入っている時は

審査員の印象にはほとんど残っていないと思います。

 

たぶん曲の最後の方であと1人という状況や

なんとなく数合わせで入れている感じに近いと思います。

 

つまり次のラウンドでは一気に点数がなくなり

落ちる可能性が高い気がします。

 

もちろん1点は1点だし、最後の1点であがることもあるので

価値が低いわけではないですが

全体としてはそういう傾向を感じます。

 

 

これらのことはあくまでも試合が終わってから考えることで

競技会の最中はあまり気にしない方がいいと思います。

 

チェック表の見方〜決勝編

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勝戦は順位で成績がつきます。

 

結晶は通常6組程度で競われるので

1〜6の順位がそれぞれの審査員から

与えられます。

 

それをスケーティングシステムという方法で

計算し成績が決定します。

 

ざっくりいうと多数決なので

より良い順位をよりたくさん得たカップルが

上位に来ます。

 

この段階ではあまりサプライズはありませんが、

終結果がダントツなのか接戦なのかを

見ることができます。

 

とくにスケーティングシステムの特性で

11人審査員の時に

1 1 1 1 1 1 6 6 6 6 6 だと1位になりますが

 

1 1 1 1 1 6 6 6 6 6 だと6位になります。

 

審査員1人の差でもです。

 

だから6位だった人は落ち込むことはありません。

 

優勝に一番近かったのは自分なのだから。

 

逆に2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 の評価で

2位だった人は意外と優勝からは

遠いのかもしれません。

 

なぜ自分がひとつでも1位を取れなかったのかを

考えて作戦を練る必要があると思います。

 

成績はあくまでもその時の順位

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一番大事なことは

競技会の成績はその日の

その審査員での順位でしかないということです。

 

現実に行われたことはないですが

審査員パネルを2グループ用意して

同時に決勝を行ったら

全く違う順位になるかもしれません。

 

一般の方は不思議に思う方もいるようですが、

それは普通のことです。

 

ダンスの優劣は数字でしっかり出ないものなので

審査員によって評価が分かれることに

何も問題はありません。

 

絵画のコンクールや料理の対決などと同じです。

 

料理だって美味しいというものに

絶対的な数字はありません。

 

それと同じでダンスの成績も

審査員によって異なるのがノーマルなのです。

 

その価値観をさらにできるだけ平均に近づけるために

審査員が複数いてその全員の評価を元に

成績を決めているのです。

 

それでも多くて20人程度で決めることなので

別にいちいち落ち込むことはありません。

 

地球には70億人以上の人がいて

70億とおりの価値観があるのです。

 

成績がよかったひとは自信を持ってさらに邁進する。

 

思った成績より悪かった人は

また次の機会にがんばる。

 

これでいいと思います。

 

一喜一憂する必要もないし

時間の無駄です。

 

最後の引退試合に自分が納得する踊りができるように

自分のダンスを磨くことが唯一のやるべきことだと思います。

 

〜まとめ〜『成績を参考に自分が進む方向を決める。一喜一憂する必要はなし。』

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