《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》みんなそれぞれ理想があるのは理解できます 【だからと言ってなんでもいいわけではない】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

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日本で社交ダンスの競技会を開催しているひと(団体)は

個人主催の大会などを含めればすごくたくさんの団体があると思います。

 

それでも実際には大きな団体の傘下にいる団体も多いので

大きく分けると10団体ないくらいだと思います。

 

僕が知っているものでは

 

・全日本学生競技ダンス連盟(学連)

・公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)

・公益財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)

・公益社団法人日本ダンス議会(JDC)

・NPO法人日本プロフェッショナルダンス競技連盟(JCF)

・日本プロフェッショナルオールルームダンサーズ協会(JPBDA)

 

他にもいくつかあると思いますが、

社交ダンスの団体は統合や新規立ち上げ、名称変更が激しく

全てを網羅するのは難しいです。

 

今回記載していない団体が小規模とか

信用ならないとかではなく

単に僕の勉強不足ということなのでご了承ください。

 

今日はこのダンスの団体がなんでこんなにたくさんあるのか

またその団体の間でどんなことがあったのかを

僕の知っている範囲でお話しします。

 

なるべく間違いがないように調べながら進めていきますが、

間違っているところがあったらすいません。

 

また正確な資料というよりざっくりとしたお話しなので

そのあたりをご了承の上お聞きください。

 

 

 

大きく分けて3つの流れ

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社交ダンスの団体には大きく2つの流れがあるとおもいます。

 

ひとつはプロフェショナルつまり社交ダンスの教師が

中心となって立ち上げた流れの団体。

 

もうひとつはアマチュアの人たちが中心となって

立ち上げた団体。

 

それと別に学生の団体(学連)があると認識しています。

 

JDSFの組織図ではJDSFの下に学連がありますが、

現状に関しては分かりませんが、

もともとは全く関係のない団体というか

学連はほかのすべての団体と関係なく

独立した団体であると認識しています。

 

ではひとつずつの団体のグループに関して

僕の知っていることを書いていきます。

 

学生競技ダンス連盟

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これは歴史がとても古く学連のホームページを見ると

1948年に連盟の前身の連絡会議ができ

1956年に全日本大会が開かれているそうです。

 

つまり約70年前からあるていど全日本クラスの組織として

続いているということです。

 

これは現在存在する社交ダンスの団体の中では

一番古いのではないかと思います。

 

それだけ歴史のある団体でダンスを踊れた自分は

とても幸せだと思います。

 

そしてこれからも学連は学連として

頑張って欲しいと思います。

 

マチュア主体の団体

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僕がダンスを始めた頃はアマチュアダンス協会(JADA)

という名前だったような気がします。

 

LACD(日本アマチュア競技ダンス連盟)などのアマチュア組織と

統合(?)していき今のJDSFになっていきました。

 

ちなみにLACDというのはプロフェッショナル組織(日本競技ダンス連盟※)

がアマチュアの登録などを行うために作った外郭団体です。

 

※日本競技ダンス連盟…現在あるプロフェッショナル主体団体の前身

 

最初はアマチュアだけの組織でしたが

近年はプロ(プレミアディビジョン)部門もできて

プロアマ両方を統括する団体の一つになっています。

 

 

学生やアマチュアで踊っていた時も

JADAに正式登録したことはないので

詳しいことは分かりません。

 

プロフェッショナル主体の団体

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これが難しいところです。

 

まずプロフェッショナルが主体の団体と言っても

プロフェッショナル選手が主体ではないことを

覚えておく必要があると思います。

 

ぼくも最初はそう思っていました。

 

マチュア選手はJADA(現在のJDSF)、

プロフェッショナル選手はJBDF(あるいはAJDT/DSC)。

 

当時北海道ではJBDF以外の団体もあったと思いますが

JBDFの競技会がほとんどで僕がアマチュアの時は

ほとんど知らなかったです。

 

これが一般的なひとの認識だと思います。

 

ただそう思っていると現在や過去に起こった

いろいろな問題を理解することは難しいと思います。

 

まずプロフェッショナルとは誰を指すかを

お話しします。

 

プロフェッショナル=社交ダンス教師

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社交ダンスの世界でプロフェッショナルとは

最終的には教師のことを指します。

 

日本だけでなく世界でも

ダンスの団体として最初にできたのは

教師の集まりである教師協会と呼ばれるものです。

 

ダンス教師は当たり前ですが、ダンスを教えることで

生計を立てています。

 

そのため自分たちのレッスンを増やすために

競技会をつくりそこの出場する選手を教えることで

仕事を作っているということです。

 

またその競技会に教師も出場することで

広報活動ともしていたのです。

 

つまり競技会は教師の営業活動の一環ということです。

 

これは別に悪いことではなく

教師が自分の仕事を作るために活動することは

当然のことです。

 

僕も含めて社交ダンスの教師は

慈善事業ではなくあくまで仕事として教えているので

このこと自体は普通のことだと思います。

 

ただその競技会の成績をつけるのが

おなじダンス教師なので間違った上下関係ができると

選手に対して高圧的にでたり

マチュアの選手を蔑ろにするような態度や言動が

出てくるのだと思います。

 

2015

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僕が競技選手として終わりに近づいていた2015年。

 

ある事件が起こりました。

 

そのころはJBDFがJDSFと協力関係を結ぼうとして

話し合いをしていました。

 

このこと自体は僕個人としては

べつに悪いことだとは思っていません。

 

JBDFはプロフェショナルつまり教師として

ダンス技術に関しては高いレベルを持っていました。

 

またJDSFはアマチュアの選手をまとめている

日本唯一にして最大の団体です。

 

そこが手を組み一つになることは

ダンスにとっては発展するための

大きな力になる可能性があると思います。

 

今回はそこは問題に取り上げません。

 

正解はわからないですし、

結局その話は無くなってしまったので

判断のしようがないからです。

 

ただその協力を進めようとするときに

JBDF組織内で、あるいは他のプロ団体と意見が対立し

JBDFの組織が大きくふたつに分かれてしまいました。

 

結果的にJBDFの組織自体が分裂することは避けられましたが

2015年の日本インター、全日本(JBDF選手権)

そして2016年のスーパージャパンは

JBDFの本流(と思っている人)と正統派(と思っている人)が

おのおの開催することになりました。

 

僕はさいわいどちらの競技会にも出ることができたので

なるべく多くの大会で出場するようにしました。

 

ただ本流(と思っている人)と正統派(と思っている人)の大会が

同日に別の場所で開催されるということもあり

選手は踏み絵をさせられるような状態になることもありました。

 

ある地域の選手は正統派(だと思っている人)の人が多い地域にいましたが

本流(だと思っている人)の競技会の方に出場しました。

 

その時は正統派(と思っている人)の団体のわりと上層の人から

出場するなと脅しのような電話がかかってきたそうです。

 

その選手はそういうことを一切気にしない人だったので

そのまま出場していましたが

多くの選手はそういう怖い思いをしたか

そうなるのが嫌で自分の意思とは違う競技会に出た人も多いと思います。

 

このように組織を運営する人が

今後の組織運営に関して意見が食い違うことは

別に悪いことではありません。

 

でもそれは運営側でしっかりと話し合って

決めて欲しいということです。

 

思い通りにならないからといっても

どちらも別々に競技会を開いたり

別の競技会に出るななどと脅すような行為は

結局選手や運営の若手を蔑ろにしているだけだと思います。

 

そういう運営の人は「選手のためを思って」と口を揃えて行っていましたが

ちっともためになっていなかったので

ここで改めてお伝えしておきます。

 

しかしながら運営の中にも本当に選手のことを思って

活動してくれている人も多くいました。

 

しかしながらその方々の努力は

選手には伝わるも組織には伝わらず

先程のような状態に陥って行ったのです。

 

唯一の助けは選手会

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その当時JBDFの選手会

全てがまとまって行動していました。

 

当時の会長を中心に分裂や

どちらかに肩入れすることなく

選手がどうして欲しいかを要望し続けました。

 

JBDF選手権のときは静岡と京都で同日開催されていたのですが、

京都に出た選手の方が静岡まできてくれて

そこで全国選手会を開きお互いに現状を話し合いました。

 

この時は大きく分けて東部と西部が京都

それ以外が静岡という状況でした。

 

なので組織の大きさとして東部と西部の選手が

静岡に来てくれるという話を聞いた時は

本当に嬉しかったのを覚えています。

 

ちなみに日本インターの時も東部と西部の選手は

出場しませんでしたが全国選手会を開いてくれて

JBDFのすべての選手のために話し合いをしてくれました。

 

当時の僕にとってはそこが唯一のこことの拠り所だったと思います。

 

またもうひとつ良かったことは

この事態に対してJBDF以外の選手会

協力してくれたことです。

 

JDCやJCFの選手会も交えての話し合いが開催されて

今後どうなっていくかなどを意見交換しました。

 

それが現在のABDCでいまでも横断的に選手をつなげる組織になっています。

 

またそのABDCから引退した選手はCCJという

緩やかな横断的組織に移行し

ABDCの活動に協力しています。

 

僕もABDCからCCJに移行し

一応所属しています。

 

実質的な活動は東部の先生方を中心にやっていただいているので

協力はほとんどできていませんが、

北海道でできることをやっているつもりです。

 

 

そして2021

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あれだけの思いをしたので

さすがにもうそういうことはないかと思いましたが

今年に入り世界のダンス組織の分裂の影響か

プロの団体の枠組みがまた崩れました。

 

JBDF、JDC、JCFはもともと同じ組織だったということで

仲は悪くても理念が割と近いため

NDCJ(もとのJNCPD)という枠組みを作り

統一全日本(10ダンス、ショーダンス含む)を

開催していました。

 

これにより真の全日本として運営されていましたが

先日JDCがその枠組みから抜けるというニュースを聞きました。

 

もちろん各団体は別団体なので

お互いに理念がありそれに従い行動することは

悪いことではありません。

 

ですがその影響で統一全日本に出場できないという

事態が発生しているようです。

 

組織の都合はあると思いますが、

選手にとって今まで出場できていた大会

それも日本で唯一すべてのプロフェッショナル

(正式にはJBDF、JDC、JCFだけですが)が

出場できる大きな競技会に出場できないというのは

選手にとってマイナスでしかありません。

 

選手が活躍することを考えれば

簡単にそのような決断を下すことはできないとおもます。

 

選手がマイナスということは

その団体にとってもマイナスだと思うのですが

どうでしょうか?

 

なので組織の理論というよりは

その組織のごく一部の人(もしくは個人)の勝手な都合で

いろんなことが決まっているのではと邪推してしまいます。

 

僕はいま選手ではないですし

組織を運営する立場にもありません。

 

しかし少しでも意見を言うことで

状況が良くなる力になれれば嬉しいと思います。

 

 

 

〜まとめ〜『もうそろそろ気付こうよ。』

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凸凹カップル奮闘記 もくじ

 

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