《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《ダンス競技会》小・中・高校生ボールルームダンス・全日本チャンピオンシップ 【次世代のダンサーがダンスで競う】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。





昨日8/7(日)に東京で

「小・中・高校生ボールルームダンス・全日本チャンピオンシップ」

という大会が行われました。

 

小・中・高校生ボールルームダンス・全日本チャンピオンシップ | 競技会 | 日本ボールルームダンス連盟

 

今回この大会の審査員として

初めて参加しました。

 

そこには今まで見たことがないくらい

たくさんのジュニア世代のダンサーが

ダンスを競っていました。

 

今日はこの大会に審査員として参加して

思ったことを僕なりにお話しします。

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みんな最高に頑張っていた!



まず一番感じたことは

ひとりひとりがみんな全力でダンスを踊っていたということです。

 

たしかに競技会なので

優勝した人もいれば

目標の成績に届かなかった人もいるでしょう。

 

しかし誰のダンスも少しも悪くはなかったです。

 

みんなとても良かったと思います。

 

デモンストレーションで参加した

八谷選手も小学校2年生で初めてこの大会に出て

負けたことが悔しくすごく練習したそうです。

 

その結果次の年は優勝することができたと

お話ししていました。

 

今回悔しかった人はその気持ちをバネにして

来年は頑張ってほしいと思います。

 

それでも決勝に行き優勝するためには

ある程度傾向があると思います。

 

僕が感じた各クラスでの勝負ポイントを

お話しします。

 

小学校低学年は”基本のリズム”



まず小学校低学年のクラスでは

まだあまり経験がないダンサーがほとんどだったと思います。

 

その中で僕が感じたことは

基本のリズムを取れるかどうかです。

 

これは学年が上がって、アマチュアそしてプロになっても

一番大事なことです。

 

ワルツなら123 123 チャチャチャなら 1234& 1234&

と基本のリズムが決まっています。

 

これに合わせて踊ることがボールルームダンス

とくに競技ダンスではまず大事なことだと思います。

 

私たち審査員もいろんな観点から点数をつけていますが、

まず基本のリズムにあっているかどうかをみることになっています。

 

これは人によって違うということはなく

必ず基本のリズムにあっているかを見て

あっている人の中で姿勢や音楽性などでさらに成績をつけていくのです。

 

どんなにカッコよく踊っていても

基本のリズムにあっていないと

審査の対象に上がらないということです。

 

小さな子たちには難しいとおもいますが

指導する人の責任で子供が楽しみながら

リズムを身につけていけるように考えることが大事だと思います。

 

小学校高学年は”姿勢”



高学年になるとリズムはみんな取れていました。

 

次に大きく分かれるのは姿勢です。

 

まずは体がまっすぐに立っているかが

一つのポイントです。

 

体幹にある程度力が入ってしっかりとしている人と

ステップするたびにゆらゆらしてしまう人がいました。

 

揺れが出るとバランスが崩れて

将来的にバリエーションを踊る時に

困ることになると思います。

 

このクラスぐらいまではベーシックで踊っていたと思うので

しっかりと姿勢を身につけると

かっこいいバリエーションもすぐ踊れるようになると思います。

 

中学生は”腕の使い方”



中学生は腕に違いがありました。

 

スタンダードにおいてはホールドです。

 

特に最近は横に大きく開いたホールドが主流なので

みなさんそのようにしていると思います。

 

ただ動きが大きくなったり

バリエーションで回転が多くなってくると

形が崩れてしまう人が結構いました。

 

これはとても残念です。

 

最初は綺麗なホールドだったのに

後半になるとちょっと苦しい形になってしまっています。

 

とくに女性同士のカップルだったり、

お互いに年齢差からくる身長差が大きいと

ホールドは少し難しい時もあると思います。

 

完璧である必要はないですが、

ホールドの形は大事だなということを

忘れないでほしいと思います。

 

ラテンではフリーアームがしっかりと伸びている人が

上位に来ていたように感じます。

 

とくにチャチャチャやサンバでしっかりとリズムを表現できているカップルは

イキイキとして見えて良かったと思います。

 

とくに中学生くらいだと体格差が大きく

まだ背が低い人と結構背が高い子が

混じっています。

 

背が低い子はしっかりと腕を伸ばし手を上げて

目立つようにすると大きい子にも勝てると思います。

 

背が高い子は自分の身長に頼らず

しっかりと手と上を広げて踊ることで

誰にも負けないダンスができると思います。

 

 

高校生は”自分を信じて踊る”



高校生になると、もう普通のアマチュアと変わりがありません。

 

まだ若いとはいえ経験は十分だな人も多いと思います。

 

10年くらい踊っている人も多いのではないでしょうか。

 

もうそうなったら自分と自分のパートナー

そしてコーチャーを信じて自分たちのダンスを

高めていくしかありません。

 

この先より進化していくためにどうしたらいいかを

僕なりに考えてみました。

 

それは今できることをなるべく足や脚で

できるようにするといいと思います。

 

今のダンス特にスタンダードは上半身の動きも大きく

しなやかに使います。

 

今も皆さんできていますが、

この動きをもう少し下半身を使ってできれば

その分上半身の筋肉に余裕ができます。

 

そうなればさらにその余裕を使って

さらに大きな動きや素早い動き

あるいは新しい要素を取り入れた動きが

できるかもしれません。

 

下半身でできることが多ければ多いほど

上半身はいろんなことができると思います。

 

もしヒントになったら嬉しいです。

 

印象に残ったのはこのカップル!



僕が印象に残ったカップルは

中学生男女の部に出場していた

17番のカップルです。

 

ホールドが綺麗で、音楽の取り方もいい意味で癖がなく

オーソドックスな取り方をします。

 

とくによく感じたのはフットワークです。

 

一見滑るように踊っていますが、

あれはしっかりとしたフットワークと

脚の動きが作っていると思います。

 

そのため足音がほとんどなく

スピードの緩急も綺麗についているように見えました。

 

現在あのように踊れると、今後さらにバリエーションを増やしてきたら

伸びてくるかもしれません。

 

北海道勢も大活躍!



北海道からも3人が4部門にエントリーしました。

 

みんな決勝にのこって2部門優勝!

 

すごい大活躍でダンスビュウの吉川さんも

びっくりしていました。

 

表紙+フルカラーで20ページ特集をお願いしておいたので

来月号はぜひみんなお楽しみに!

 

という感じでとても刺激を受けた

大会でした。

 

このような機会を与えていただき

ありがとうございます。

 

今度会う時が楽しみです。

 

〜まとめ〜『小中高は新しい時代を踊っている。』

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