《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》競技ダンスのルールとは? 【失格にはならないけど大事なルールがある】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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社交ダンスにも競技会があり

競技ダンスと呼ばれています。

 

この競技会でも当然ルールがあり

ルールを守らないと失格になります。

 

ただ他のスポーツと違って

よっぽどでない限りいきなり失格や減点にはなりません。

 

ただセグエなどのデモ競技ではそういうこともあります。

 

今回はいわゆる一般的な競技会に関して

僕が知っているルールに関してと

実は書いていないけど大事なルールについて

思うところをお話しします。

 

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競技ダンスのルール

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今回は僕が今まで出場してきた競技会を参考に

お話ししていきます。

 

競技会や主催者によってルールは違うので

社交ダンス競技会全体の決まり事ではないことを

ご了承ください。

 

(1)音楽がなったら踊らなくてはいけない。

ダンスタイムでは曲がなっても

嫌なら踊らないで休んでいてもいいです。

 

でも競技会ではそれは許されません。

 

曲がなったら必ず踊らないといけません。

 

また疲れたからといって勝手に踊り終わって

退場してもいけません。

 

曲がなっている限り踊ることがルールです。

 

もちろん前奏の部分や、ぶつかって止まっても

即失格になるわけではありません。

 

でも5種目踊る時に疲れたからといって

4種目しか踊らなかったら

ルール違反となります。

 

(2)スタンダードは礼服でなければならない。

競技会を見るとラテンはいろんな衣装があるのに

スタンダードは似ている形が多いです。

 

男性は燕尾服、女性はロングドレスを着ています。

 

これは服装のルールがあるからです。

 

スタンダードにおいては正礼装と決まっています。

 

つまり男性はテールコートにホワイトタイ、

女性はイブニングドレスということです。

 

イブニングドレスの規定はほとんどあってないような感じですが

いちおうオフショルダーでロングスカートということです。

 

パンツスーツやカクテルドレス

厳密にいうと違反ですが実際は

ほとんど自由です。

 

それに対して男性の衣装は

かなりきっちりと決まっています。

 

まずよく間違えられますが

タキシードはダメです。

 

タキシードは略式礼装と言って

ブラックタイ(黒いネクタイ)をします。

 

これは競技選手は認められていません。

 

かならず白いネクタイでなければいけないのです。

 

ただ不思議なことに燕尾服自体の色に

特にルールはありません。

 

黒ではなくてもネイビーや茶色などもありました。

 

極端な話ピンクでも大丈夫です。

 

まあピンクを競技会で着る人は

見たことないですが…

 

(3)オナーダンスは踊らなくてはいけない

優勝した人が最後に踊るオナーダンス。

 

選手なら一度は踊ってみたい憧れの舞台です。

 

その競技会でただひと組だけが背番号を付けないで

踊ることができる特別なダンスです。

 

ただこのオナーダンスも実は

踊ることが「義務付けられて」いるのです。

 

これは大会や部門によって違いますが、

規定に優勝者(あるいは3位までなど)に義務付けられると

明記されています。

 

なので疲れたからとか

2、3位だったりして成績に納得がいかないからといって

踊らずに帰ることはルール違反になります。

 

その時の罰則はわかりませんが

最悪その成績の剥奪等もあるかもしれません。

 

ちなみに怪我など正当な理由があるときは

大丈夫です。

 

僕が考える「ダンスのルール」は?

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ダンスタイムなどでは

楽しく踊れば問題ないです。

 

ルールはなく自由に踊っていいと思います。

(もちろんマナーはある)

 

ただ競技会においては大事なルールがあると思います。

 

それは「かかっている種目を踊る」ということです。

 

さっき言ったことと同じに感じますが、

少し違います。

 

たとえばタンゴがかかっている時に

パソドブレを踊ったらどうなるでしょうか?

 

どんなに上手なパソドブレでも

それは評価されません。

 

なぜなら「タンゴではない」から。

 

 

同じようにチャチャチャの音楽で

ブレイクダンスを踊っても

全く評価されません。

 

理由は「チャチャチャではない」からです。

 

もっと言えば熊川哲也さんのような素晴らしいバレエダンサーが

ルンバの曲に合わせて踊ったら

とても素晴らしいダンスを見せてくれると思います。

 

でもそれルンバではなくバレエなので

競技会の評価としては良くないはずです。

 

熊川哲也さんはルンバもめっちゃうまいかもしれないけど…)

ここまで聞いて当たり前じゃんと思う方も

多いと思います。

 

しかし同じことが競技会の成績を分けていることに

気づいていない人が多くいるように感じます。

 

ワルツなのにライズ&フォールがないとか。

 

ルンバなのにひざがずっと曲がっているとか。

 

ワルツの時はワルツを踊らないと

評価されません。

 

ルンバの時はルンバ、サンバの時はサンバを踊ります。

 

つまり指定された種目を踊らなければ

評価されないので実質ルール違反だと言えると思います

 

 

何がワルツなのか?

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ここで難しいのが

何を持ってワルツなのかです。

 

ライズ&フォールだけではワルツとは言えません。

 

ホールドだけでもわかりません。

 

そこでベーシックというものがあるのだと思います。

 

これは教科書にも載っているフィガーということで

この通りに動けばその種目の特徴をある程度捉えていて

ワルツならワルツを踊っているとみなされる

有効な方法だと思います。

 

だからベーシックが大切だと言われるのでしょう。

 

もちろんベーシック以外が

その種目から外れているわけではありません。

 

またわざとその種目らしからぬ動きをすることで

よりすばらしく見えるような踊り方もあるでしょう。

(例えばタンゴでライズをするなど)

 

つまりその種目らしく踊るというのは

とてもルールが難しいです。

 

自分の踊れるレベルに合わせて

ある程度ベーシックフィガーや

ベーシックアクションをとりいれて

踊っていくことがまずは大事だと思います。

 

審査員や指導者も考える必要があると思う

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これは踊る人だけではなく

指導する人や審査員も考える必要があると思います。

 

とくに審査員はこれからのダンスがどうなっていくかを

決める役割があります。

 

当日の勝者を見て他の人は

「この踊りが勝てる踊りなんだ」

と思い取り入れていくからです。

 

ダンスがいい方向に行くか

間違った方向に行くかは

審査員にかかっていると思います。

 

自分はそう思って

審査の役割にあたる時は

自分が習ってきたことを信じて

基本に忠実に、

そしてダンスが進化していくように

一つ一つのダンスを見ています。

 

〜まとめ〜『素晴らしいダンスでもその種目らしく踊ることがルール。』

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