《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《競技ダンス》社交ダンスと競技ダンスの違いからいろいろ考えた 【結局ダンスなので大切なことは踊ること】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

UnsplashAllef Viniciusが撮影した写真

社交ダンスはもともと踊っている本人が

楽しく音楽に合わせるものです。

 

昔のヨーロッパ貴族がお抱えの楽団に音楽を演奏させて

そこでいろんな人(貴族仲間?)とワイワイ踊った

宮廷舞踏が始まりとされています。(諸説あり)

 

そこから自分で楽しむ方に発展していったダンスが社交ダンスに

見せるダンスとして発展していったのがバレエです。

 

その後社交ダンスも競技やプロフェッショナルが出現し

見せるダンスとしての側面も徐々に出てきて現在に至っています、

 

今日は社交ダンスの起源から考える

現在のダンス事情を僕なりに徒然とお話しします。

 

競技ダンスが発展の原動力に

UnsplashTim Mossholderが撮影した写真

先ほどお話ししたように

社交ダンスはもともと自分が楽しむダンスとして発展してきました。

 

言い換えれば外からの見た目はそれほど重要ではないということです。

 

もちろん貴族の方々が踊っていたので

多少はカッコよくという気持ちはあったでしょう。

 

それはダンスというより貴族としての部分が大きかったと推測します。

 

とくにスタンダード(昔はモダン、来年からはボールルーム)では

姿勢に現在でも色濃く残っています。

 

まっすぐにすっと立ち、顔は自信たっぷりに少し上を向いているのは

貴族の高いプライド(いい意味で)に起源があることは

想像に難くありません。

 

そこからどれくらい経った時かわかりませんが、

社交ダンスも競技会が行われるようになりました。

 

それまでは自分が楽しく、お互いが気持ちよく踊ることが

最重要課題でしたが、競技となれば見た目の美しさが

大切なポイントになります。

 

ここから社交ダンスはより大きくカッコよく踊るために

新たな発展を始めたのでしょう。

 

競技ダンスの一般化

UnsplashArdian Lumiが撮影した写真

日本にも鹿鳴館時代に社交ダンスが本格的に導入されたようですが、

そこのころはまだいわゆる社交ダンスだったと思います。

 

他人より大きく動くとかスピードがあるというより

誰とでも上手に気持ちよく踊ることが大切だったのでしょう。

 

そこからしばらくして競技ダンス

本格的に日本に入ってくると日本の社交ダンスも

競技ダンスの方に傾いてきました。

 

より大きくスピードがああり

使うフィガーの難易度も上がってきます。

 

日本人は多分習い事などが昔からの習慣としてあるため

一般の人も競技ダンスのテクニックを習うことに

割と抵抗がなかったのでしょう。

 

というかむしろ少しずつ難しいことに挑戦することが

日本人の気質にはあっていたのかも知れません。

 

そのため競技ダンスに出る人でなくても

競技ダンスのテクニックが一般的に広まっていったのでしょう。

 

 

社交ダンス≠競技ダンス

UnsplashClarisse Meyerが撮影した写真

社交ダンスも競技ダンスもテクニックは全く同じです。

 

それは競技ダンスが社交ダンスの競技版であることから

明白でしょう。

 

もちろん競技ダンスを通して発見されたテクニックも多くありますが、

多分元々社交ダンスに含まれていたと思います。

 

競技ダンスと社交ダンスの一番の違いは

テクニックの優先順位でしょう。

 

社交ダンスでは相手や音楽とのハーモニー、

自分自身が楽しむ気持ち、周りとの調和が

一番大切です。

 

ダンスタイムで他のカップルと一緒のフロアで踊る時も

周りとの競争はありません。

 

同じ音楽をみんなで共有し

同じ楽しい空気を全員で作ることがいちばんの目的です。

 

一方競技ダンスは周りのカップルよりも優れたダンスをして

勝つことが目的となります。

 

そのため周りのカップルとの調和は最低限(LODを守るとか)で

基本周りを出し抜くことが大切になります。

 

もちろんさらに高いレベルで考えるなら

全ての選手が競い合うことでの調和を作り出し

観客を楽しませるというのもありますが

今回はもう少し一般的な観点で考えていきます。

 

またカップルの間でも、ふたりが気持ちよく踊るというのはどうでもよく

いかにお互いの体や筋力、体重を利用し合い

より大きくスピード、躍動感のあるダンスができるかが優先されます。

 

そのためにはふたりの調和が必要ですが、

調和の目的が全く違うということです。

 

このように社交ダンスと競技ダンス

テクニック自体はほとんど同じですが、

目的や優先順位が大きく違うのです。

 

社交ダンスで気をつけること

UnsplashGlenn Carstens-Petersが撮影した写真

社交ダンスにおいて気をつけた方がいいことは

あくまでもダンスであるということです。

 

たとえばスピードが大切な場面でも

自分の最大限のスピードが必要なわけではありません。

 

大きく動くと言っても

自分の最大限の大きさが必要とは限らないです。

 

オリンピックの言葉に

「より速く、より高く、より遠くへ」

というものがあります。

 

これは多分主に陸上競技、100m走や走り幅跳び走り高跳び

そして投擲などが起源となっているのでしょう。

 

社交ダンスは(競技ダンスでも)この「より速く、より高く、より遠くへ」精神では

よく踊ることはできない場面があります。

 

最大限踊ると言っても

最大限の筋力を出すとは限らないからです。

 

その人にとってはたまたま最大限だったり

あるいは最大限を超える筋力が必要な場面もあるかも知れません。

 

しかしそれを突き詰めていくことがダンスではないと思います。

 

何をどれくらいしたいのか、どう踊りたいのかを明確にして

それに必要な文を動いていくことで

最大限の調和から最大限のダンスをしていくことが大切だと

僕個人としては思います。

 

社交ダンスでも、競技ダンスでも

 

〜まとめ〜『最高のダンスとは、踊る人のアウトカムによる』

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