こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのBENCE BOROSが撮影した写真
みなさんビールは好きですか。
暑い季節がくると、ビアガーデンなどで
楽しむ方も多いでしょう。
ビールのCMを見ると、グラスから泡がぶぅわぁ〜と溢れて
美味しそうな映像をよく見かけます。
今日はこのビールCMからスタンダードの姿勢を
僕なりに考えてみました。
泡の動き
グラスにビールを注ぐとどうなるでしょうか。
まず液体がグラスに入り、白い泡が出てきます。
その泡は液体の上部に上がってくるでしょう。
グラスの中、つまり縁より下にある泡は
当然上に動いていきます。
そして縁を超えた泡は、少し上に降らんだ後
縁の外に溢れ、外に出てから下にこぼれていくでしょう。
これってスタンダードの女性役が行う
シェイプに似ているともいませんか。
そう思うのは僕がダンス中毒だから?
それともアルコール中毒?
よくある失敗はこちら
Unsplashのarash payamが撮影した写真
スタンダードではトップが大きいく開き
女性役が後ろの沿っているように見えることがあります。
とくに上手な選手はこれが大きく
真似してみたい人も多いでしょう。
結論から言うと後ろに大きく開くこと自体は
いいことです。
踊る上で必須とは思いませんが、
ダンス自体が大きく見えてかっこいいのは間違い無いでしょう。
これを行おうとして失敗してしまうのには
いくつかのパターンがあります。
(1)腰から全体的に後ろにいってしまう
まず一番多いのは腰のあたりから全体的に後傾してしまうことです。
後ろに倒れてしまうと、当然ですが自分で立つことができません。
そのため腕に力が入り、ホールドの大きさはむしろ小さくなってしまいます。
そうするとさらに体を後ろに倒して…と負のループに入りやすいです。
これは女性役が自らやる時もありますが、
男性役の影響でそうなってしまう時も多いです。
男性役が右腕で右脇(女性役から見て左)に引っ張って広げたり
お腹で押したりするとこの状態になるでしょう。
(2)首が後ろに折れたようになる
女性役が広がることと共に視線を上に向けることに気をつけていると
首から後ろに折れるように曲がってしまうことがあります。
女性役自身としてはしっかりと広がって上も向いているので
その意識はいいと思います。
しかしやり方として首を曲げてしまうと
トップは広がりません。
また苦しい姿勢なので、ボディが緩み
結果的にどんどん下にずり落ちていくことがあります。
これも女性役が自らハマってしまうこともありますが、
男性役が引き起こしてしまう場合も結構あります。
多いパターンは男性の右手がきつく引き寄せられている感じの時です。
こうなると女性はボディから方が前に引っ張られるため
頭しか動かすことができません。
そのため首が曲がり余計に苦しい形になります。
(3)真っ直ぐに立ってしまう
これはある意味間違いではありません。
無理なく足の上にまっすぐ立つことはむしろ基本です。
しかしその上で上を広げたいと思うなら
もうひとつ何かをしなければいけないでしょう。
こうせざるを得ない理由があるとしたら
そこに問題があります。
多分(1)(2)でお話ししたような男性のミスがあり
女性役として無理には広がれないと感じると
いつまでもまっすぐにしか立てないと言うことになります。
ホールド=グラスの縁
ではビールに登場してもらいましょう。
ビールの泡はグラスの縁までは上に上がり
縁から上に来た時に外に広がります。
ではダンスにおいてもホールドという
縁があると考えてみたらどうでしょう。
女性のボディはまず上に向かって伸びていきます。
そしてホールド、具体的には男性の右手、右腕を超えたあたりから
外に向かって広がってみましょう。
そうするととても綺麗に開きながらも
ある程度無理なく立っていることができるでしょう。
男性役もそれを助けるように
ボディ自体はまっすぐ上に向かって伸びていきます。
そして右腕と右手は外に向かって回転(手のひらが上を向く方向)するように動かすと
女性が外に開いていく動作を助けることができるでしょう。
グラスの縁の設定は大切
そこでひとつポイントになるのが
グラスの縁の形や大きさ、高さです。
縁の形が女性が溢れていく形に直結します。
なるべく綺麗に女性が溢れていくように
外にカーブしているグラスを意識しましょう。
大きさは場面によってある程度変化します。
大きい方が広がりも大きくなりますが、移動はしにくくなる可能性が高いです。
回転に関してはある程度大きい方が、
遠心力なども利用しやすくなるかもしれません。
見た目は…もちろん大きくしたいので大きい方がいいでしょう。
つまり場面によってある程度変化するということです。
これは男性役がリードとして行うものです。
最後に高さです。
これは具体的に言えば、男性の右手が女性の左の背中の
どのあたりに当たるかということです。
高い位置に置くほど開きにくくなりますが、
安定感はあるかもしれません。
低いと開きやすいですが、女性自身の体幹の強さが必要になります。
とくに身長差があるカップルは手の位置に注意する必要があります。
背が高い男性役が背の低い女性役と組む状態で
男性役の一番良さそうな位置に右手を出すと大体高すぎることが多いです。
女性役も頑張って男性の右手、つまりグラスの縁を越えようとしますが、
物理的に届かなければ乗り越えることもできません。
そのためお互いに少し工夫と練習が必要になるということです。
〜まとめ〜『大きなトップラインを作るためにビールを飲む(やむを得ず)』
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