こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのMatthias Münningが撮影した写真
スタンダードを踊る時はホールドと言って
両腕を横に広げてふたりで組みます。
競技ダンスにおいてはこのホールドの大きさや形の綺麗さも
重要な審査要素になります。
ただ綺麗なホールドの形と言っても
なかなか難しくこれがいいと言い切ることはできません。
ただこれはまずいよねっていうダメな例は
割としっかりと決まっています。
まずこのダメパターンに陥らないことが
結果的に綺麗なホールドに向かう第一歩になると思います。
今日は男女別にホールドのダメパターン3選を
それぞれ僕なりにお話しします。
ダメなパターン|女性
UnsplashのRyan Morenoが撮影した写真
女性はある程度柔らかく
優雅に見えることがポイントです。
その1|右腕のひじが伸びきっている
まずは右のひじです。
女性は左に体のラインがカーブしているため
右腕は割と長くしている状態になります。
しかし右腕が直線的になってしまうと
ポジションの変化に対応できず
硬いダンスになってしまいます。
また右肩にストレスが来て
肩が上がったりラインが切れてしまうこともあるでしょう。
右ひじはわずかに曲がっている状態が基本となります。
その2|左腕が男性の腕から浮く
次に左の腕です。
左腕の下には男性の右腕があります。
とくに男性の右手首と女性の左上腕(ひじ〜肩)は
軽くですが密着しています。
ホールドの形を綺麗にしようと気をつけている人に多いのですが、
左腕が上がってしまい男性の右腕との間に隙間ができてしまうことがあります。
心掛けはすごくいいので、そうなってしまうのも無理はありません。
が
やはり浮いてしまうと、動きも伝わりにくく
見た目も綺麗に見えません。
その3|左手が鷲掴みになっている
最後は左の手です。
左手は男性の上腕を掴んでいます。
男性が重いとかごちゃごちゃ言ってきますが
基本的に気にしないでがっつり掴んでいいと思います。
ただ見た目に鷲掴みになっていると
あまり綺麗に見えません。
コツとしてはひとつは指先だけでなく
指、手のひら全体を使ってしっかりと握ることです。
指先に頼るとどうしても爪を立てているように見えますし
実際に男性も痛いです。
もうひとつは指を揃えることです。
とくに人差し指から小指の4本を綺麗に揃えておくと
強く掴んでも優雅に見えます。
見た目は重要なのでぜひ注意してください。
ダメなパターン|男性
UnsplashのAyo Ogunseindeが撮影した写真
続いて男性のダメなパターンです。
男性はホールドの形が強く見えることも大切です。
その1|左の前腕が水平
まずは左の前腕(ひじ〜手首)が水平になっていることです。
具体的には繋いでいる手が前に倒れているような状態です。
ホールドの枠を感じるには非常にやりやすいのですが、
見た目も良くないし、女性の右手を押してしまいます。
こうなると女性は
1.右手が下がってしまう。
2.力を入れて押し返そうとする
のどちらかになってしまいます。
どちらにしても男性にとっても女性にとっても
幸せにはなりません。
垂直とは言いませんが、
しっかりと立てて、ふたりの真ん中に置くようにしましょう。
その2|右腕で女性を抱える
これは最も多い失敗でしょう。
女性は男性の右腕の中にいるので
つい右腕で抱えて動かしてしまいがちです。
これはもう本能に響くので
やってしまうこと自体は責められません。
しかし見た目が良くないのはもちろん
女性もうまく動いてくれないので避けたほうがいいでしょう。
ほぼ全ての男性が通る道ではありますが、
なるべくそうしないでおどれるように頑張りましょう。
その3|右ひじが下がる
男性の右手は自分の方に向いています。
これは女性の両手、男性の左手と違います。
手のひらは外に向けていると割と上げている状態を
キープしやすいです。
しかし手のひらを自分のほう(内側)に向けると
肩が上がりひじが下がりやすくなるためなかなか難しいと思います。
しかし社交ダンスのホールドは男性の右手で
女性の背中に当てると決まっているので
なんとかするしかありません。
ひじが下がるとどうしても弱々しく見えるので
競技ダンスでは絶対に避けるべき形です。
ただ一旦ひじが下がり右肩が上がると
どうしようもないのもまた事実。
ここればかりは練習するしかありません。
まずは合格点を目指す
UnsplashのAntoine Dautryが撮影した写真
ホールドに限らずダンスのテクニックも
こうすればいいというものはなかなか言い切ることは難しいです。
そのため100点満点を目指すと
逆に道に迷ってしまうことも少なくありません。
まずはぎりぎり合格点を目指すのが
一番いいでしょう。
ホールドもまあまあ、動きもまあまあ、表現もまあまあになれば
それなりにいいダンスになっていると思います。
そこから自分たちが興味のある、あるいは得意な部分を伸ばしていけば
きっとオンリーワンの素晴らしいダンスに近づいていけるでしょう。
〜まとめ〜『ホールドの形はよくある失敗を避ける』
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