こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードを踊るときは
かならずホールドします。
つまり両手で相手と組んで踊ります。
男性の左手と女性の右手は
手をつなぐだけです。
これはこれで難しいときもありますが、
今回はよしとします。
女性の左手は
男性の右腕の上に置きます。
タンゴの時だけは
下に置きます。
これもわりと場所は
決まっています。
このように男性の左手、
女性の左右の手の位置は
そんなに迷うことはないと思います。
男性の右手はどこに置くのか?
さて男性の右手は
女性のどこに置くでしょうか。
僕が最初に習った頃は、
女性の左肩甲骨の下に
置くと習いました。
いまもある教科書には
そう書いてあります。
いわゆるこういうホールドです。
アルナス・カチューシャ組
タンゴだということもありますが、
けっこう下の方をもっていますね。
アンドレア・サラ組
アルナス組よりは高い
(種目が違うせいもある)ですが
腕より下を持っています。
ディミトリ・オルガ組
さきほどの2組より
だいぶ高い位置を持っています。
マディス・アレキサンドラ組
こちらはタンゴですが
アルナス組に比べると
とても高い位置を
持っていることがわかります。
このように男性の右手に関しては
人によって大きく違うことがわかると思います。
ふたつの位置の違い
さてこの2種類の持ち方は
どちらが正しいのでしょうか。
ぼくはどちらも正しいと思います。
ただ現在は高い位置を持つほうが
主流になっていると思います。
通常男性の右手は女性の肩甲骨のところに置くと
言われています。
高いところでコンタクトしているひとは
肩甲骨の上の方を持っているのだと思います。
つまり、肩甲骨を持っていることに
変わりはないのです。
ただ上を持つか下を持つかの
違いだけなのだと思います。
低いコンタクトは一体感が増す
下の方持つメリットは
ボディとのコネクションが
良くなるため一体感があることです。
右手から右手首、またタンゴのようになると
右腕全体で女性とコンタクトする感じになります。
そのため女性と接する面積が広くなり
リードを伝えたりしやすくなります。
また女性からしてもボディ全体を
しっかりと支えてもらえる感じがするので
安心感があります。
一方この方法のデメリットは
ホールドが小さく見えることです。
右手が低くなるということは
ひじが少し下がりやすいということです
とくに女性の方が背が低い時には
より男性の右ひじが下がってしまいます。
そうすると、ホールドの横幅が狭くなり
結果的に小さいスタイルに見えることがあります。
またボディとのコネクションが
良いということはボディと
一緒に動いていしまうため
自由な動きが少なくなるとも言えます。
高いコンタクトは大きいトップラインを生む
上の方を持つメリットは
ホールドが大きく見える
ということです。
ひじを上げることが出来るので
横幅が大きくすることができるのです。
最近のダンスはスウェーやシェイプの変化が大きいので
横幅の大きいホールドは動きを外に表現する上で
非常に有利になります。
さらに女性のボディを包んでいないので、
ボディとホールドを自由に動かすことが出来ます。
デメリットは右手の
コネクションが外れやすいことです。
少し場所がずれると
すぐホールドが崩れてしまいます。
女性を持ち上げてしまう
リスクが大きくなります。
これは特に身長差のあるカップルは
気をつける必要があると思います。
どちらがいいのかはカップル次第
どちらの方法もそれなりに
良いところと
悪いところがあります。
身長差があるカップルは
どちらが向いているのでしょうか。
男性が大きい場合はひじに対して右手を下げるため
どうしても右手の指先は少し下に向きます。
そのため女性の肩甲骨の上の方を
持つことは少し苦手かもしれません。
また女性の肩のラインも
大事な条件になります。
スタンダードでがなるべく長い腕に見せたいので
肩のラインの延長線上に腕を伸ばすのが基本です。
なで肩の女性は
ひじが肩からなだらかに下向きになります。。
そのため腕を高く上げることは
少し苦手です。
なので男性が下の方を
持つ方法が良いでしょう。
逆に女性が小さくてもいかり肩の人は、
腕を高く上げた時に綺麗なラインになります。
なので男性の右手は高い位置を持つことで
ホールドのフィット感が増すと思います。
自分たちは身長差があるから
こういうホールドは出来ない。
そう思ってしまっては
何もできません。
チャレンジしてみることで
新しい世界が見えてくると思います。
ぜひチャレンジしてみて下さい。
~まとめ~『男性の右手は高くても低くても正しい。』
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