こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードにはポジションと言って
コンタクトの仕方がいくつかあります。
(ちなみにラテンにもポジションはあります。)
その中でもプロムナードポジション(PP)は
よく出てくるわりに難しい形だと思います。
カップル間でのトラブルも多いと思います。
今日はPPでトラブルになった時に確認するといいこと3選を
僕なりにお話しします。
ポイント1 「V」字に開く→「y」字に開く
PPの形を表す有名な言葉に
「V字に開く」という言葉があります。
誰が言い始めたかは知りませんが、
みんなこう言います。
これが私たちにとっては少し誤解を生む
原因になっている気がします。
V字というのはカップルを上から見た様子を
表しています。
この時男性身右ボディと女性の左ボディがコンタクトしますが、
Vのようにまったく対称に組んでいるわけではないと思います。
もし忠実にV字を再現してしまうと
男性の右脚と女性の左脚がぶつかって
前進しにくくなります。
この結果男性の右肩が上がったり
女性の頭が前につっこむ感じになるのだと思います。
男性と女性はもともと左にずれて組んでいるので
V字になってもそのずれは保っていることが大事です。
なので僕はVというよりy(小文字がポイント)の感じで
組むようにしています。
そうすると開いているけど男性が前で女性が後ろに位置することになり
男性の右脚と女性の左脚も前後関係になると思います。
これにより狭いところをスムーズに進んでいけると思います。
ポイント2 足の進む線路の数
社交ダンスでは足の動く線をトラックと言います。
車線とか線路とかをイメージして貰えばいいと思います。
一人の場合を考えると右足は右の線路を
左足は左の線路を進み2本の線上を歩いていることになります。
これをツートラック(Two Track)といいます。
これに対して平均台のように一本線の上を歩くことは
ワントラック(One Track)といいます。
社交ダンスでは通常2トラックでステップします。
2人で踊るので4本の線があるのが
クローズドポジションです。
PPのときは男性の右足と女性の左足が
同じ線の上を歩く状態になります。
そのため3本の線の上を2人で歩く状態になります。
(1)男性の左足
(2)男性の右足と女性の左足
(3)女性の右足
の3本です。
(2)の線が2本に増えるとボディが離れたりして
うまく踊れません。
かならず3本線になるように意識しましょう。
ポイント3 見る場所
最後は目線です。
お互いに進行方向を見て踊っているように見えます。
しかし男性がしっかりと進行方向を見ると
体が前に向きやすくなり右肩にストレスがかかりやすくなります。
男性は進行方向より少しだけ右側を見ることで
姿勢に無理がかからず綺麗に踊れると思います。
目安としては女性の右手首のちょっと外側くらいから
見る感じです。
そうすると左ボディが開きにくく
きれいなPPになります。
これでも外から見ると進行方向を見ているように見えるので
見た目はわからないと思います。
女性は思った通りに進行方向を見て大丈夫です。
女性の右手首の外側くらいから真っ直ぐに進行方向を見ることで
よりPPの進行性が見て積極的に見えます。
バリエーションの入口に多いPP
PPはふたりの顔が見えることと
ふたりとも前進するのでとてもいい形です。
バリエーションのエントリーに多いのも
この力強さと積極的な見た目が
理由にあると思います。
なのでPPがうまくいけば、バリエーションもうまく踊れるし
PPが苦手だとなかなかバリエーションで自信を持って踊れないと思います。
ちょっと気をつければできると思うので
ぜひみなさんもPPの苦手意識を克服して
楽しく踊ってください。
〜まとめ〜『PPは結構出てくるので克服すると吉』
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