こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ダンスを習っていると
「もっとボディ伸ばして！！」
と言われたことがあると思います。
このボディを伸ばすというのは
少し注意が必要な言葉です。
一生懸命にやっているのに
ボディが伸びない、あるいは姿勢が崩れる人は
多いのではないでしょうか。
今日はこの「ボディを伸ばす」について
お話ししていこうと思います。
ボディは伸びない
まずボディとはどこでしょうか？
胴体という意味ですがダンスにおいては
肩の下から腰まであたりを指すことが多いと思います。
骨格で言えば
・肋骨
・背骨（首を除く）
・骨盤
です。
つまり背骨（首を除く）がボディの長さと同じということです。
背骨は当たり前ですが骨なので伸びません。
つまりボディの長さはあらかじめ決まっているということです。
そのためボディを伸ばすというのを
本当にゴムが伸びるように意識すると
なにかしらの不具合が生じてしまいます。
なぜボディを伸ばすと言われるのか？
それでもボディを伸ばせと言われるのはなぜでしょうか？
伸ばすには２つの意味があります。
ひとつはゴムが伸びるように
長さが変わることです。
もうひとつは曲がっている物を
まっすぐにすることです。
折りたたんでいる携帯（ガラケー！）をのばすとか
Yシャツのシワを伸ばすとかです。
これは長さが変わるわけではなく
畳まれている状態を元の長さに戻すことです。
ダンスにおいてのボディを伸ばすは
こちらの意味で使われていることを
頭に置いておきましょう。
そうしないと骨を伸ばすような力が入り
結果的に力んでしまいます。
肋骨と骨盤の間がポイント
では実際にボディのどの部分が
折り畳まれているのでしょうか？
それは肋骨と骨盤の間です。
肋骨は少しは動きますが、
基本的に鳥籠のようになっているので
うごきません。
また骨盤も関節は一応あるらしいですが、
膝などみたいに曲がるわけではないので
形は変わらないと思います。
そうなると動いてしまうのは
肋骨と骨盤の間位の空間だということが
わかると思います。
ここは背骨だけで繋がれているので
割と自由に動きます。
ここが動くことでボディが縮んだ状態になり
「ボディを伸ばす」という言葉が出てくるのだと思います。
どのくらいボディを伸ばすのか
ボディを伸ばすということは
腹筋を縦に伸ばすことになります。
ただ伸ばせば伸ばすほどいいわけではありません。
目安は「腹筋を背骨と同じ長さにする。」です。
この時の背骨は肋骨と骨盤の間の背骨です。
つまり肋骨と骨盤の間の感覚を前後左右同じにするイメージです。
こうすることでボディが真っ直ぐになり
「ボディが伸びた」状態になります。
腹筋をさらに伸ばすと背骨より腹筋が長くなるため
後ろに反った形になります。
こうなるとバランスも見た目も悪く
うまく踊っていけません。
腹筋は縮めておく
この状態を保つためには
腹筋の力を入れて縮めておきます。
それと同時に背筋にも力を入れて
背中も縮めるようにします。
腹筋のトレーニングを思い出しましてください。
寝転がった状態からお腹に力を入れて
起き上がってきます。
これが腹筋に力が入った状態です。
また背筋のトレーニングはどうでしょうか。
うつ伏せの状態から頭が上がるように
反りあがります。
つまり腹筋と背筋は釣り合った反対の動きを
行う力を出しているということです。
この腹筋と背筋の力を調節することで
真っ直ぐな状態、つまりボディが伸びた状態を
キープしています。
上手な人は「脱力している」とか
「リラックスしている」とか言いますが、
そこには「釣り合っている力が入っている中で」という
前提があるとおもいます。
いきなり全部の力を抜くと
普通に姿勢が崩れてしまうと思います。
まずは少し力が入っている状態を
意識するとボディがしっかりと伸びると思います。
最初は疲れると思いますが、
すごくバランスが良くなり相手からも絶賛されると思うので
試してみてください。
〜まとめ〜『ボディを伸ばすは、腹筋も背筋も縮める。』
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