こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スイングダンスを踊る時に
上に上がる動作があります。
これをライズと言います。
ライズする時に真っ直ぐに上がると
習った人も多いと思います。
でも上手な人を見ると
斜めに上がっていくように見えますよね。
今日はこのまっすぐにライズと斜めに上がるように見えることの謎を
僕なりに考えて見たので聞いてください。
まずはライズとは何かをおさらい
基本的なことですが、
ライズについて確認しておきます。
ライズとはダンスにおいて上に上がる動作のことです。
どこを使うかによって
ボディライズとかフットライズとか
いろんな種類があります。
今回はライズの種類に関しては
さらっとで良いので
上に上がることがライズということを
確認しておきましょう。
ライズは重力に逆らう動き
上に上がると言っても
上がどちらかがはっきりしないと
その後の話が難しくなります。
いろいろな説明があると思いますが、
ダンスにおいては重力が働く方向が下として
その反対を上とするのが良いと思います。
つまり地球の重力に引っ張られる方向が下、
地球の重力に対して抵抗するように動くのが上ということです。
つまりライズは常に重力に対して
抵抗する方向に動くということです。
上にライズする時は周りの景色や相手の体ではなく
重力を感じてその正反対に動くことだということになります。
「まっすぐライズする」の意味
重力は常に地球の中心に向かって
引っ張る力として僕たちの体やものに
働きかけています。
なので斜めに見えるライズも
地球の中心と自分を結んだ線の延長線上に
地球の中心と反対に向かって動くようにしないと
失敗するということです。
もし見た目通りに斜めに押し上がろうとすると
ボディ(=重心)と地球の中心の間に足がなくなり
重力の引っ張りに対して抵抗できなくなります。
そのためバランスを崩して倒れたり
捕まってしまったりするのだと思います。
斜めに上がっていくのはなぜ???
では上手な人が斜めに上がっていくのは
どうしてでしょうか?
これは移動しながらライズをしているからです。
ちょとわかりにくいですが、
山を登る時を想像してください。
自分は山の斜面を真下つまり地球の中心に向かって
踏みしめながら一歩ずつ登っていきます。
しかし遠くから見ている人は
山の麓から斜めに上がっていくように見えると思います。
これがダンスにおいて斜めに上がって見える
理由だと思います。
踊っている時も斜めにボディが上がっていきますが、
その時もライズという動作は真下にまっすぐ行うことがポイントです。
それと同時に水平方向への移動もあるので
結果的に斜めに上がっていくように見えるのだと思います。
数学ではベクトルっていう考え方がある
これはベクトルと言って力の量と方向を
矢印で表す方法で考えるとわかりやすくなります。
理系の人なら「あ〜アレね。」という感じでしょうが
文系だった人はちょっと「?」かもしれません。
でも難しくないので少し頑張ってついてきてください。
力には強さと別に向きがあるのは
なんとなくわかると思います。
それを矢印の向きと長さで表したのが
ベクトルです。
こんなやつです。
ちからAとちからBを両方受けたら
紫の方向に動くよねってことです。
これをライズと移動で考えると
こんな感じになります。
紫の線が見た目の動きです。
確かに斜めに動いて見えると思います。
でもライズ(水色)は垂直な方向に
動きます。
ちょうど重力と反対向きになります。
これに移動を合わせると斜めの線に見えるのです。
なんとなくわかりましたか?
実際に計算するわけではないけど…
スタンダートは(多分ラテンも)イメージだけで踊るのは
一部の天才を除いて難しいと思います。
それよりも少しで良いので数学や物理的なイメージを持って
理解していく方がずっと早く踊れるようになります。
といっても本当に数式を計算したりするわけではありません。
なんとなくベクトルの意味がわかったり
重力の力をイメージできれば大丈夫です。
少しずつで良いので
理系の考え方を取り入れて見ましょう。
〜まとめ〜『理系的センスは誰でも身につけることができる。』
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