こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのJehyun Sungが撮影した写真
社交ダンスにはリードという考え方があります。
日本では男性役のことをリーダと言ったりもします。
この言い方の是非は今回触れませんが、
リードする人のことをリーダーと言うこと自体は
間違っていないでしょう。
今日はこのリーダーについて
僕なりにお話しします。
リードとは?
UnsplashのMarkus Spiskeが撮影した写真
まずリードとは何かを簡単にお話しします。
社交ダンスは2つの特徴があるダンスです。
特徴1|2人で一緒に踊る
特徴2|振り付けが場面によって変わることがある
順番に見ていきましょう。
特徴1|2人で一緒に踊る
まず2人で一緒踊るということは
お互いに勝手に動いてはいけないと言うことです。
もし別々に思った通りに動いてしまったら
ダンスが合わないでしょう。
また社交ダンスの性質上、基本的に振り付けは予め決まっていません。
そのためにもどちらかに合わせてもう一方が動くことになるということです。
特徴2|振り付けが場面によって変わることがある
また社交ダンスはもともと複数のダンサーが同時に同じフロアで踊ることを
基本としています。
これは競技ダンスなどにも継承されています。
競技ダンスでは振り付けは予め決めていることも
少なくありません。
しかし他の組が一緒に踊るため
いきたい場所が必ずしもあいているとは限りません。
そのため進む方向やタイミング、そして振り付け自体も
変わることがあると言うことです。
このときにお互いが自分だけで判断し行動していては
うまく一緒に動くことは難しいでしょう。
そのためこの様な観点からも
どちらかがリードする役になることが必要となっているのだと思います。
リーダーは役割
UnsplashのYoann Boyerが撮影した写真
2人のうちどちらがリードするかは
正直に言うとどちらでもいいと思います。
ただダンスを踊りながらこの場面はどちらが決めるべきかを考えていては
素早い判断ができません。
そのため予めどちらがリードするかを決めているのだと思います。
そうすれば何かを決めなければいけない場面が来た時に
リード役の人は自分が決めなければと意識できるし
もう一方の人は相手の判断を感じてすぐに動く準備ができると言うことです。
大事なことはあくまでも役割分担であって
上下関係とか偉いとかそう言うことではないと言うことです。
リードつまり先導(Lead)は、命令(Order)や強制(Force)ではありません。
決断と言ってもいいでしょう。
こう言う時はどうするかなどを予め話し合っておき
その場面に来た時にどうするかを決断する役割ということです。
リード=自分の思い通りにやっていいと思っている人は
考えを変えた方がいいかもしれません。
とはいえリーダーの責任は大きい
UnsplashのWinggo Tseが撮影した写真
責任とは最後までやり通すことです。
言い換えれば決められたことに関して最終的に結論を出すまで
仕事をやり通すということだと思っています。
よく政治家の人などが
「責任をとって辞めます」
とか言っていますが、個人的にあまり意味がよくわかりません。
確かに辞めると高い給料や権力から遠ざかるので
ダメージはあるかもしれません。
でもそれは責任ではなく罰に近いものになるでしょう。
もし本当に責任を取るなら
結論が出る最後までその役職を辞めれない方が筋が通っていると思うのですが…
まあそれはさておきリーダーも責任があります。
もちろん僕もそうですが、全てのリードが
いつも正しくできるわけではありません。
ときには間違った方向にリードしてしまうこともあるでしょう。
そこで僕が
「今リードを間違えました。責任をとってリーダー辞めます」
とはいきません。
その間違いを修正し、音楽が終わるまで
踊り続ける責任があるからです。
最後まで何があってもリードすることが
リーダーの責任なのだと思います。
組織のリーダーも同じ
UnsplashのPhilippe Ourselが撮影した写真
組織の中でもリーダーは同じ考えがあると思います。
いろんな意見がありながらも
最終的にはリーダーの責任で決断するべきだと思います。
もちろん全てにおいてリーダーの考えひとつで決めるのは違いますが、
どんな形にせよ最終的にはリーダーの責任で決断するということです。
組織でよく使われる決断方法に
多数決があります。
これ自体はメリットデメリットがありながらも
ひとつの民主的な方法です。
しかし気をつけないとこれは
責任の所在をわかりにくくする効果があります。
みんなで決めたからということで
良くも悪くも責任が薄まるからだと思います。
わりと独裁系の国で決め事をする時は
結構挙手などで全員で承認する場面が多くニュースで流れます。
もし独裁者が自分だけで決断し、失敗すると
後から攻撃される可能性があります。
しかしみんなで決めれば、成功した時は自分の手柄
失敗した時は他人にその原因をなすりつけることができるかもしれません。
全員で決めたんだから俺のせいじゃないとか
みんながそういうならそれでいいよみたいなことをいう人に
いままで出会ったことがあるのではないでしょうか。
たぶんこんな構造があるため
形だけの承認を求めることをするのかもしれません。
とはいえダンスの時は最終的に2人で決めるので
多数決をするには時間も人数も足りません。
(というか偶数だから決まらない)
そのため強いリーダーシップが必要になったのかもしれません。
社交ダンスのリード役のみなさんは
最後まで責任を持ってリードしましょう。
〜まとめ〜『リードするからには責任を持つ』
関連記事