こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ダンスを楽しんでいる方も
毎日のコロナ報道にはうんざりしている人も
多いと思います。
新規感染者が過去最高、感染力が1.3倍など
悪いニュースがたくさん出ているように見えるので
怖い思いをしている人もいるのではないでしょうか。
今日はコロナに関する情報について
こうやってみたら見方が変わるかもしれないという方法を
僕なりにご紹介します。
＜8/3追記＞
8/3に日本感染症学会、日本救急医学会、日本プライマリ・ケア学会、日本臨床救急医学会の４学会が連盟で受診、救急車利用に関しての声明を出しました。
「新規陽性者が過去最高」とは？
連日ニュースでは陽性者が過去最高という報道があります。
映画の全米第１位みたいに
コロナ禍が始まってから一体何回の過去最高が出たでしょうか？
ここでは３つのポイントについて
考えてみましょう。
（１）陽性者とは？
まず検査の陽性者とはどういう事でしょうか。
これはPCRなり抗原抗体反応なりの検査で
陽性となった人のことです。
つまり検査した部分に抗原が一定量あったということです。
感染しているという話とは少し違います。
たまたま鼻の奥や喉にウイルスが
多くあっただけとも言えます。
もちろん検査する方はそのことも考えていると思いますが、
そこは事実として知っておくほうがいいと思います。
テレビ何度の報道では検査陽性者と患者が
ほぼ同じ意味で報道されているように感じます。
それが報道関係者の知識不足なのか
より衝撃的に演出するためにわざとそうしているかは分かりません。
ただ曖昧に報道されていることは間違いありません。
一般的な人がそれを見れば陽性者が1万人でたら
当然1万人の患者がいると思うでしょう。
発熱して咳をゴホゴホして苦しんでいる人が
毎日数万人出ていると思うと怖く感じるのが普通です。
ほぼゾンビ映画の世界観です。
検査が陽性ということは
それ以上でもそれ以下でもないということです。
ただ実際に運用する上で陽性者＝感染者として扱っているので
恐ろしい病気がすごい勢いで広がっているように感じるのです。
（２）PCR検査とは？
PCRが何だかわかる人はほとんどいないと思います。
「なんか抗原検査より正確にわかる何かしらの検査」くらいの
認識の方が多いと思います。
もちろんそれは結構正しいです。
僕も大学でたまたまPCRを知る機会がなかったら
そのような理解になると思います。
PCRとは遺伝子を増やす操作ことです。
たとえば何かしらのウイルスの遺伝子が
１本あるとしましょう。
それを１本→２本→４本→８本…と倍々に
増やしていきます。
これがPCRです。
実際に検査する時は１本の遺伝子（＝１個のウイルス）では
検出できません。
なのでそれを増やして検出できる量まで増やすということです。
この遺伝子を増やす量が多ければ多いほど
より少ない状態で検出できます。
じゃあ増やしまくればすぐわかるかというと
そういうわけでもありません。
たとえばその人にウイルスが１個もなかった場合でも
鼻から出した後空中を動かしている間に
１個でもウイルスがついたらその人は陽性になってしまいます。
これでは実質全員陽性になり検査の意味がありません。
（空気中に１個くらいはウイルスがあるから）
なので決められた回数増幅した時に
ある程度の量の遺伝子があった場合に
陽性としましょうと決められています。
つまりこの基準の決め方やPCRの増やす過程の回数の設定により
いくらでも陽性の人を増やしたり減らしたりできます。
もちろんこの基準も専門家が色々考えて作っているので
全く信用ならないというわけではありません。
ただ仕組みとしてそうだということです。
（３）過去最高とは？
最後にこの新規感染者数（これがすでに間違いなのですが）が
過去最高という言い方です。
これは人数をもって過去最高と言っています。
こう聞くと「だんだん感染者が増えてきた！」
と感じる人が多いと思います。
ただ考えてみてください。
コロナの最初の頃は1日数十人、その後
1日数百人、数千人と100倍以上になっています。
でも周りを見て感染者が100倍になっていると思いますか？
そう感じますか？
僕は少なくとも感じません。
正確にいうと増えていないというより
前からそのくらいいたという感じです。
ここに2020年にコロナ禍が始まってからの
検査と陽性者数のデータがあります。
新型コロナウイルス感染症に関するデータ【北海道】 - 北海道オープンデータポータルサイト
こちらから毎日の検査数と陽性者数が分かります。
最近7/27に初めて陽性者数が5,000人を超えた、過去最高と
大々的に報道されていました。
ただその前日を見ると3,300程度と少なく見えます。
さらにその前日などを見るともっと少ないです。
日付 陽性者数 検査人数
7/24 4072人
7/25 3361人
7/26 3268人
7/27 5522人
↑
過去最高！
しかし検査した人数との比較で見てみましょう。
日付 陽性者数 検査人数 陽性率
7/24 4072人 5460人 74.6%
7/25 3361人 4520人 74.4%
7/26 3268人 6618人 49.4%
7/27 5522人 12109人 45.6%
あなたは周りの人の75％が陽性の世界と
45％が陽性の世界はどちらがやばいと思いますか？
確かに陽性者数は7/27の方が多いです。
そのため受け入れる病院などはこの人数が大切になります。
しかし私たちはどうでしょう。
45%と75%のどちらが陽性の人が多いかは
誰でもわかることです。
もちろんこれは1日のことなので7/25に増えて
7/27に半分近くに減ったとかいうことではありません。
ただ人数だけを見て過去最高とかいうことに
どのくらい意味があるかは疑問があるし
私たちはそこに一喜一憂する必要はないと思うということです。
もし明日札幌で1万人の陽性者が出ても
札幌市民全員が検査をしていたなら1/200つまり
0.5%なのでとても少ないです。
それでもテレビなどでは
「札幌で初の新規感染者数1万人を超える！感染爆発が止まらない！！」
などと報道することは目に見えています。
どのくらい検査をして、何人陽性になったのか。
それはとても大事なことです。
前から風邪ひいている人はいたよね
冬になるとコロナが増えて、
夏になるとまた増えて第７波とか名前がついています。
でも僕思うんですよね。
冬に風邪ひいている人が増えるのって
ずっとそうじゃない？
夏休みの入り口くらいから
熱出したりする人がいるのって
前からそうじゃない？
別に波があること自体に
驚きもないのですが、ニュースでは第？波みたいな感じで
大々的に報道されることに違和感しかありません。
第１０波の時はお祝いとして記念パーティとかするんですかね。
もしかしたら１０回目記念で国からプレゼントがあるかも。
先日ある漫画でおばあちゃんが
「今回で第９７波だねぇ。１００まで生きていられるかねぁ…」
みたいなのがありました。
でも今の状況だと本当にそうなりかねません。
海外はとっくに終わって前に進んでいるのに
どうなるのかマジで心配です。
新しい宣言もあるけど…
最近ニュースでは新しい宣言もできたり
第８波がどーたらこーたらと盛り上がっています。
ただ結局私たちは何をすればいいのでしょうか。
メッセージとして出てくることは
・マスク・手洗いなどの基本的な対策
・ワクチン接種の加速
・自粛の要請
など相変わらずです。
ワクチンはその人その人の考え方や体調があるので
私たちができることはありません。
また自粛要請は言葉の意味がわからないのでどうしようもありません。
となるとマスクして手洗いって幼稚園かって感じです。
まあ大事なんですけどね。
ほとんどの人は同じようにやっているのに
これ以上どうすればいいのでしょうか。
そう思ってしまう今日この頃です。
僕はそもそもコロナ前から風邪をひかないように
とても気をつけていました。
なのでそういう意味でも別にこれからもそこは変わらずだし
やるべきことは変わらないのが現実だと思います。
ただコロナだけを怖がって、萎縮するのはもうやめましょう。
健康に気をつけて楽しく生活すればいいと思います。
〜まとめ〜『体調が悪い時は休む。さらに悪い時は病院に行く。それで良くない？』
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