《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《メンタル》このフェンスは壊してもいいのか? 【邪魔だからポイってする前に考えること】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

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今日あるネット記事を見ていたら

こんな言葉に出会いました。

 

「このフェンスがなぜ立てられたかを理解する前に、そのフェンスと取り壊してはならない。」

 

今日はこの言葉について

僕が感じたことをお話しします。

 

イギリスの作家G.K.チェスタトンの言葉 

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この言葉はイギリスの作家であるチェスタトンという人の

言葉らしいです。

 

G・K・チェスタトン - Wikipedia

 

何かを変えるときにどのように考えるかを

わかりやすく説明したものです。

 

この場合ある問題をフェンスに例えています。

 

あるところに役に立っているように見えないフェンスがあったとします。

 

このときに「なんか邪魔だから取っ払ってしまおう。」と

短絡的に考えてしまうことはよくないという考えです。

 

いまは役に立っているように見えないけど

それが立てられた時はなにかしらの目的があったはずです。

 

まずフェンスが建てられた目的を理解して

それが現在の状況にあっているかどうかを考えてから

変えるのがいいという考え方だと理解しています。

 

邪魔だから壊す、いらないから捨てると

簡単に考えて行動してあとから困ったことになるのを

避けるための施行法の一つだと思います。

 

ダンスでは、よく当てはまる気がする

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この言葉が全ての場面で正しく機能するかは

なんとも言えません。

 

でもダンスを踊る上ではとても役に立つ考え方だと思います。

 

僕たちはダンスを習うときにフットワークや姿勢

ライズ&フォールなど基本的な動きを教わると思います。

 

初めはホールドを崩さないことや

フォットワーク通りに動くことは

とても窮屈でやりにくいと思います。

 

このときに「やりにくいから自分のやりやすい方法でやろう。」と

考えてしまうことがまさにチェスタトンのフェンスなのだと思います。

 

今はやりにくくてもそのようなやり方で踊るとなってるものには

何かしらの理由があるのだと思います。

 

そこを理解した上で、いまは別のやり方で行うというのは

進化としてとてもいいことです。

 

でも自分がその域にないうちに勝手に変えてしまうことは

結果的にダンスを理解して踊る上で障害になってしまうと思います。

 

とはいえ自分がその域に達していないからこそ

理解ができなくて勝手に変えてしまうのですが。

 

ダンスの雑誌にはこんな言葉も

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僕がだいぶ前に読んだ雑誌にも

ダンスの世界チャンピオンがこんなことを言っていました。

 

ベーシックフィガーに対して敬意を持って踊らなければならない。

 

いままでたくさんのダンサーが踊り続けて今の形になっているのだから。

 

正確な文章は覚えていないのですが、

内容としてはこんな感じでした。

 

ベーシックフィガーは今までにたくさんの優秀なダンサーが

踊り続けることで少しずつ進化した結果が今の形です。

 

そのダンサーたちはそれまでの形を身につけ

さらにいろんなテクニックを勉強した上で

変化を加えたり、あるいはそのまま継承したりしてきたということです。

 

そのことを頭に置けば僕たちが簡単に

 

「どうせ足が揃わないからパスしてもいいや。」

 

「フットワークなんてヒールでもトーでもどっちでもいいや。」

 

などと思うことはよくないことだと思います。

 

もちろんいままでのやり方を100%守って踊ることが

全ていいことだとは思いません。

 

それは進化を諦めていることになり

ダンスの発展もありません。

 

しかしフットワークだけでなく全ての動きに

必ず理由があります。

 

なぜそうなっているのか?

 

なぜそれをしてはいけないのか?

 

このことをしっかりと考えてその上で自分の踊りたいダンスや

現代求められるダンスと目的が異なっていたときに

初めて変化を加えることができると思います。

 

日本でもある似た考え「守 破 離」

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日本の文化の中にも似た考え方があると思います。

 

それは「守 破 離(しゅはり)」です。

 

守破離(しゅはり)の意味 - goo国語辞書

 

「守」これはまずいままでの方法をしっかりと守り

身につける段階のことです。

 

「破」これは一通り今までのものを身につけた後

良いものは継続し、また他の方法なども取り入れてさらに発展させる段階。

 

「離」はこれまで取り入れてきたものを自分なりに構築し

新しいものを作る段階のことです。

 

つまりフェンスを壊すためには「守」の段階として

まずそのフェンスがあることを維持しなぜそこにあるかを考える。

 

そして「破」の段階としてフェンス以外の方法でその目的を

より効率的に達成できるかなどを模索する。

 

最後に「離」の段階としてそのフェンスを壊すのか

あるいは維持するのかを判断すると言った感じなると思います。

 

みなさんはダンスにおいてどの段階にありますか?

 

僕は自分が今いるところは「守」から「破」に

移行したいと願って努力している段階だと思っています。

 

他のいいところを取り入れるにはまず今の自分が持っているものへの理解が

しっかりと深まる必要があると思います。

 

これまで習ってきたことをしっかりと身につけて

新しいことを取り入れられるようになっていくことが

今の目標です。

 

〜まとめ〜『ルールは守ってから変えるのが筋だと思う。』

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jumbo-miyake.hatenablog.com

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