こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
最近は毎日新型コロナウイルスの話ばかりが
テレビで放映されます。
今朝もアメリカで変異株が見つかったと
大々的にそしてこの世の終わりのように
アナウンサーが喋っていました。
今日は僕が大学時代に学んだ知識と
google先生の力を借りて
ウイルスの変異について
一緒に勉強しましょう。
そもそもウイルスとは？
先日テレビCMでこんなことを言っていました。
「ウイルスを殺菌！」
まあこれが一般的なリテラシーだと思います。
別にこの間違いの揚げ足を取ろうとしているわけではありません。
ただウイルスというものを理解することで
新型コロナに対する考え方や対策も変わるのではと思います。
まずウイルスと細菌（バクテリア）はまったく違います。
ウイルス（Virus）〜 大きさ 0.1μmくらい
自分で細胞を持たず遺伝子（DNAやRNA）と殻だけで構成されている。自分自身と栄養だけでは増殖できないので、他の細胞の中に入り増殖する。
細菌（Bacteria）〜 大きさ 1μmくらい
基本的に一つの細胞で構成されている生物（単細胞生物）栄養があれば自分自身だけで増殖することができる。
※μm（マイクロメートル）…1mの1,000,000分の1。 髪の毛の太さが0.1mmくらいなので細菌100人（匹？個？）で髪の毛１本分。ウイルスなら1,000個分。つまり超絶ちっちゃいってこと。
参考 細菌とウイルス
ウイルスは自分自身で増えることができないので、
生物ではないという考え方もあります。
ウイルスをやっつけることは
不活化、消毒最近は殺ウイルスと言ったりするようです。
殺菌だと菌を殺すことなので
犬を殺人するみたいになっちゃうのです。
まあ意味はわかるからいいけど。
とりあえず菌とウイルスは別のものということを
まず覚えましょう。
ちなみにウイルスはVirusとつづるので
国によってはビールスとかヴァイルスと
いう人もいます。
バイ菌の「バイ」はたぶんこのヴァイルスの「ヴァイ」が
バイになったのだと思います。
ウイルスは変異しやすい
みなさんも学校で進化論とかを
習ったことがあると思います。
生物が進化するときに
まず突然変異で変わった種類が出てきて
それが環境に合っているとその個体がどんどん増えるというやつです。
（すごいざっくりで申し訳ないですが）
たとえばキリンも最初は首が短い馬みたいだったそうです。
その中で首の長いものが突然変異で出てきて
それがより生き残る数が多かったそうです。
そうやってだんだん首の長いもの同士が
子孫を残していくこで
キリンは首が長くなったらしいです。
これはどの世界でも同じです。
例えばダンスでもそうです。
新しいバリエーションが何かのきっかけで生まれます。
それは頭を捻って作ったかもしれないし
偶然何かのミスから生まれたかもしれません。
でもそれが他の人に認められ
だんだんみんなの中に浸透していき
今ではみんなが使うバリエーションになるような感じです。
話を戻しましょう。
ウイルスの性質は私たち生物と同じで
遺伝子というもので決まります。
遺伝子はコピーを作る時に
たまにミスが起きます。
伝言ゲームでちょっと単語を間違ってしまうような感じです。
それにより性質が変わるということが起きます。
人間でも起きますが、ウイルスの場合は
その確率が非常に高いのです。
あるデータによるとヒトの遺伝子が突然変異するスピードの
100万倍あるそうです。
ようこそゲノムの世界へなぜウイルスははやく変化するのか？ | ようこそゲノムの世界へ
つまり人間が進化する100万倍素早く遺伝子が変わるということです。
人間などの複雑な生物では遺伝子のコピーミスを
訂正する機能があります。
でもウイルスにはそういうものはないので
ミスったらそのままどんどん増えていくのです。
そのため新型コロナウイルスといっても
非常にたくさんの種類が出ていても
まったく驚くことではないのです。
これはインフルエンザなどのウイルスでも
まったく同じことが起きています。
何年か前に新型インフルエンザが発生したことがありました。
しかしそれまでもそしてその後もインフルエンザウイルスは
常に変異して新型になっているのです。
そのため毎年ワクチンを接種しても
感染してしまうのです。
ただその変異の量がある程度大きくなった時に
新型〇〇といわれるようです。
このあたりの境目はちょっと分からなかったのですが、
何回かマイナーチェンジが起きて
その結果ある程度大きく変わった状態になった時に
新型というようになるそうです。
つまり毎年1個ずつ変わっていって
10年目に10個変わった時に
新型と呼びましょうとなる感じです。
細かいことを言えば常に新型になっているということです。
変異すると恐ろしくなるの？
変異自体は珍しいことではない
ということがわかったと思います。
またこの変異というのはまったくの偶然でおきるので
変異＝凶暴化というわけではありません。
テレビなどのメディアは煽ることが好きなので
感染力が70％増えるなどど
危機感を演出します。
でもこれからウイルスがどのようになっていくかが
わからないところに底知れない恐怖を感じるのもわかります。
しかし目線を変えると少しわかってくることがあります。
ではみんなで新型コロナウイルス の気持ちになってみましょう。
もしみなさんがウイルスだとしてどのように
変異していきたいでしょうか？
感染したらあっという間に人を殺してしまう
強い毒性を持つウイルスと思った方は
映画の見過ぎです。
映画などもパンデミックといえば
あっという間に死んでしまったり
ゾンビになったりするウイルスが定番です。
僕の個人的な考えですが、
生物やウイルスの基本的な願望は
「生き残り」だと思います。
これは自分自身としても「種」としてもです。
ウイルスは人間を殺すために
生まれてきたわけではありません。
どちらかというと人間に長生きしてもらって
どんどん感染していった方が
ウイルスとして長生きできます。
だからほかのウイルスでもそうですが
感染力は高いけど毒性（病気の症状の強さ）は低いものが
生き残っていくと思います。
ウイルスの理想型は感染力が強く
症状がないあるいはむしろ人間に役立つ機能があるものです。
そうなれば人間から排除されずに
共生していけるからです。
乳酸菌などはそのいい例です。
菌として人間に感染していますが、
僕たちも恩恵を受けるので
排除しないです。
コロナウイルスに限らず
ウイルスもおなじ考えがあると僕は思います。
無闇に恐れなくて大丈夫
人間はなぜか悲観的な情報の方が
印象に残る傾向があります。
これは生物が生き残るための本能なので
しょうがないです。
しかしネガティブな情報を強く意識しないと
生きていけないのは原始時代の名残なのです。
現代はその時に比べて安全になっているので
無闇に恐れる必要ないと思います。
メディアの情報を鵜呑みにしないで
しっかりと自分で情報を集めて
考えることが大事です。
今回の記事も僕は自分の知識と
インターネットで調べた知識です。
誰でも手に入れられる情報だけです。
何が危険で何が必要なのか。
そういうことを自分で調べて
自分で考えることが
一番大事だと思います。
一番大事なことは情報
現在ワクチンの接種が始まり
すこしずつ新しい段階に入りつつあります。
しかししばらくは今までと同じ対策を
続けることになるでしょう。
このときに一番大事なことは何でしょうか。
薬でもワクチンでもありません。
それは「情報」です。
何が正しくて何が間違いなのか。
何が自分に適していて
何が自分には関係ないのか。
情報源はどこなのか。
情報をどこから手に入れるかと、質の見極め
そしてどう利用するかだと思います。
そうすれば正しく恐れることができて
ストレスが減り健康に生活できると思います。
政治が悪い、若者が感染を広げている
そういう分断の考えだけでは何も解決しません。
ただ自分を守るのは自分だと思います。
〜まとめ〜『現代は情報が大切』
関連記事
お問合せご意見、ご感想などはこちら
