こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
「次何すればいいの?」
「次はどこに足出せばいいの?」
「この後ヒールターンですよね?」
これはレッスンで僕がよく言われることです。
僕も習っている時はそうでしたが
うまく踊りたい気持ちが先走って
ついこの後のことばかりを考えてしまいます。
もちろん次のことを何も考えないで踊っても
うまくは踊れないです。
なので次のことを考えることは
決して間違っているわけではありません。
ですが…
次のことだけ考えているのは
ちょっとうまくいかない可能性があります。
今日は踊る時のちょっとした考え方について
僕なりにお話しします。
目的が大事なのは間違いない
ダンスを踊る時には
ひざを曲げるとかボディを傾けるとか
いろんな動作があります。
初心者の頃は別ですが、
ある程度踊れるようになって来たら
その動作の目的もある程度間がておくことが
大事だと思います。
たとえばスウェーをかけるときを考えて見ましょう。
最初は右に傾いてといわれたら
「はいっ!」
といって傾いていればOKです。
でも本当はなんのために
どのくらいスウェーするかを
スウェーをかける前に考えておく必要があります。
今の自分のスピードやスウェーした時に
どうなりたいのかを考えてスウェーの量を決めるということです。
なのでひとつの動作はかならず次の動作につながり
結果的に大きなひとつのムーブメントとして
滑らかにつながることが大事です。
「次は…」のまずいところは?
では最初に言った「次は…」は
なにがよくないのでしょうか?
それは次のことだけを考えて
動作をしているからです。
右足をステップすると言っても
左足に立っていなければできません。
なので左足に乗らないうちに右足をステップすれば
必ずバランスを崩してしまいます。
またヒールタンするためには
まず後退することが必要です。
後退しないでいきなり足を揃えて回ろうとすれば
相手とぶつかったり、回転量が足りなかったりしてしまうでしょう。
このように次のことを考えていても
今のことができていなければうまくは踊れないと思います。
なんのために「次のこと」を考えるか
次のことを考える目的はなんでしょうか。
それは「今の動作を行うため」です。
いま自分が何をどれくらいするのかを決めるのは
次の動作や状態によって変わります。
後退するステップでも
・そのまま後退し続ける時
・足を揃えて止まる時
・前の足に戻る時
・回転する時
・ヒールターンする時
・ライズする時
・ロアする時
などなどいろんな次の状態があります。
今あげたもの以外にもいろいろありますし、
これらは同時に起こることもあります。
(例 後退し続けながらライズもするなど)
次にどんな状態になりたいかを考えながら
今の動作をしっかりとすることで
思い通りに近い動きができると思います。
引退する時にこんな内容のメッセージを
出していたのを思い出します。
『ひとはいかに何をするかではなく
いかにそこにあるかが大事だ。』
言い回しは違うかもしれませんが、
内容としてはあっていると思います。
ピノ本人がどんな意味を込めてそう言ったかは分かりませんが、
今回の話もこの言葉の解釈のひつとして
成り立つように僕は思います。
次のことや未来のことを考えることは大切です。
でも踊る時にできる動作は
『いま何をするか。』
が大切だと思います。
〜まとめ〜『今を生きる』
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