《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《音楽》ダンスに変化をつけたい人は音楽の構造を理解するのがいい 【誰でもわかるダンス音楽の理解方法】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

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社交ダンスは音楽に合わせて踊ります。

 

ダンスタイムなどで楽しく踊る分には

その音楽に合わせて感じるままに踊るのが

いいと思います。

 

しかし、デモンストレーションや競技の場合は

より音楽を表現して踊ることが要求されるときもあります。

 

今日は音楽を表現するためにどうするかを

僕なりにお話しします。

 

 

天才的な人はいる

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まず音楽表現に関して優れている人は

結構います。

 

これはダンスの技術とは全く別で

マチュアやジュニアでもたくさんいます。

 

音楽の捉え方もダンスの技術ですが、

ここでの「ダンスの技術」は足やボディの使い方などの

身体操作の技術と捉えてください。

 

この天才的な人はこの先を読まなくていいと思います。

 

感じるままに踊ることと、

思った通りに自分の体を動かす技術を磨けば

自ずと素晴らしいダンスが踊れると思います。

 

音楽を感じる上で天才的でない人は

僕と一緒に次に進みましょう。

 

音楽性がないと言われ続けてウン十年

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僕はダンスを始めてからずっと

音楽性がないと言われ続けてきました。

 

どのダンスも最初から最後まで

同じペースで踊っているように見えました。

 

とくにタンゴはスピード感もなく

とても苦手です。

 

ただ正直どうしていいかは

ダンスを始めてからプロになって10年以上

わかりませんでした。

 

他の人を見て音楽に乗って

躍動感や緩急があると言うのはわかります。

 

でもそれを自分に当て嵌めた時に

自分ではいろいろやっているつもりでも

表にはなかなか現れませんでした。

 

これは技術不足はもちろんですが、

音楽自体の理解がなかったことが大きな原因だったと思います。

 

これを教えてくれたのは

英国留学で出会ったひとりの先生でした。

 

才能がない人は、理論で覚える

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その先生はリチャード・グリーブ先生です。

 

リチャード先生は音楽だけでなく

動作や精神的なものまで

とても理論的に教えてくれるひとでした。

 

音楽性について聞いた時に

まず習ったのは音楽の基本的な構造です。

 

ワルツを例にお話ししますが、

これは1小節ごとの話なので

他の種目でも全く同じように理解できます。

 

まず1小節の中にアクセントがあります。

 

これは強いアクセントと弱いアクセントです。

 

23 23 23 23…

 

つぎに小節ごとに強弱が繰り返されます。

 

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赤い矢印は少し力強く盛り上がる感じで、

青い矢印は少しリラックスして元に戻る感じ。

 

強弱というより砂浜に打ち寄せる波のようなイメージです。

 

123で寄せる波、223で返す波

この繰り返しです。

 

大事なことは2小節で1セットになっていることです。

 

こうすることでまず2小節の中に変化をつけて

それをリズムとすることができました。

 

これが変化の中では最小の単位になると思います。

 

音楽性とか緩急、強弱などがわからない人は

まずここを理解して踊ってみましょう。

 

それだけでも踊りの変化を感じることができると思います。

 

あとは拡大していくだけ

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これが理解できると後は少し簡単です。

 

2小節1セットがふたつ合わさって

また寄せては返す波のような構成になります。

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さらにこの1セットが繰り返して

寄せては返すように強弱があります。

 

こうして8小節がおおきな1セットとなりメロディーなども含めて

ひとつのまとまりになります。

 

この8小節を起承転結として32小節にして1コーラス。

 

これを2回繰り返して2コーラス64小節。

 

これに前奏4小節をつけると、ダンスにおいて一般的な

4+64小節となるわけです。

 

もちろん全ての音楽がそうなっているわけではないですが、

基本の構造としてこんなことがあると理解すると

音楽の強弱、アクセントなどが捉えやすくなると思います。

 

たまに違う時もある

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ただこれはあくまでも原則なので

そうではない音楽もたくさんあります。

 

でもそれがまた楽しさにつながるのだと思います。

 

強弱が逆になったり

強いところあるいは弱いところが続いたり、

8小節のまとまりが9小節になっていたり。

 

ただなんとなくイマイチの曲は

多分寄せては返す波がないか

変化がありすぎて捉えにくい曲なのでしょう。

 

それも人によって違うので

自分は捉えにくいけど他の人にはいい曲の時もあります。

 

逆にみんなは踊りにくいといっても

自分にとっては踊りやすく感じやすい時もあるでしょう。

 

それはそれでいいとおもます。

 

ただ基本の構造を知ることで

これからくる音楽の流れをある程度予想することで

あたかも音楽の変化を瞬間で捉えて踊っているように

見えるということです。

 

上手な人で競技会なのに

デモのように音楽の変化に合わせて踊れる人がいます。

 

これは一部の天才か、

音楽の構造を理解してある程度予想をしているか

あるいはその両方のどれかだと思います。

 

天才的な人はともかく

練習で身につけても外から見る分には

何も違いはありません。

 

音楽の構造と言ってもダンスを踊る上での話なので

音符や記号を覚えることも必要ないです。

 

ただちょっとそんなことを考えながら音楽を聴いてみると

いままでと違った印象を受けるかもしれません。

 

〜まとめ〜『音楽性は音楽の構造を理解するのが近道。』

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