《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《ポジション》左にずれて踊るということについて改めて考える回 【左にズレる理由とメリット、そして注意点】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Brooke Cagleが撮影した写真

 

スタンダードは組む時に少し左にずれて

相手と向かい合います。

 

知っている人も多いと思いますが、

意外と守られていないことが多い気がします。

 

今日は左にずれて組む理由と注意点を

僕なりにお話しします。

 

なんで左にズレるのか?


Unsplash
Kevin Grieveが撮影した写真

 

まず左にずれて踊る理由を考えてみましょう。

 

本当の理由は多分「自然にそうなった」というのが

本来のところだと思います。

 

社交ダンスが生まれた時からなんとなくずれて踊っていたのが

現在まで続いているということです。

 

社交ダンスも競技ダンスとしてテクニックが研究される中で

どういう意味があるとかはより明確になってきてはいると思います。

 

ただ本来は左にズレることで自然な踊りやすさがあったのだと思います。

 

右にずれたらダメなのか?


Unsplash
freestocksが撮影した写真

 

先ほど自然にと言いましたが、

これはあくまでも欧州の人にとってということです。

 

つまりヨーロッパの社交ダンスを踊る人たちのカルチャーとして

自然だったというだけで人類みな自然ではないでしょう。

 

欧州の人は握手、ハグの文化です。

 

向かい合って握手をする時は少しお互いに左にずれて

右手同士が真正面にくるように立つでしょう。

 

ハグをする時もその影響なのか

だいたい最初に左にずれてハグします。

 

握手が右手なのは、多くの人が聞き手である右手に

何も持っていないことをお互いに確認するためという話もあります。

 

諸説あり

 

もし左手で握手をするカルチャーだったら

右にずれて立つはずなのでダンスの組み方も

今とは逆になっていたかもしれません。

 

それはさておき、ヨーロッパの人にとっては

相手の真正面=ちょっと左にずれているという感覚なのだと思います。

 

僕がロンドンで習った先生の中にも

ベルトのバックル同士が向かい合うように組んで踊るんだという人がいました。

 

つまりすごく自然にずれているからだと思います。

 

I am Japanese.


Unsplash
Ryunosuke Kikunoが撮影した写真

 

しかしながら僕は日本人です。

 

これは国籍とか人種ではなくカルチャーとしてです。

 

日本のカルチャーではあいさつはお辞儀です。

 

お辞儀する時は真正面に立ちます。

 

これはリアル真正面です。

 

そのためダンスをする上では正面に立ち過ぎてしまうのです。

 

これはある日本人の先生に言われてなるほどと思いました。

 

同じ真正面でも、欧州の人と日本の人では

度合いが違うということです。

 

そのため僕たち日本人はズレて立つことを

意識しないとうまく踊れないということだと思います。

 

どのくらいズレるのがいいのか?


Unsplash
Siora Photographyが撮影した写真

 

では左にズレる度合いはどのくらいがいいのでしょうか。

 

これは人によってかなり違います。

 

僕が考える基準は脚の位置です。

 

通常スタンダードはインラインといって

右脚が相手の両足の間に位置します。

 

そのため自分の右あしの中心が

相手の体の中心に位置するように立つのが

一番効率的でしょう。

 

また自分の右足を相手の中心に合わせると

相手の右足も自分の中心に合うでしょう。

 

こうすることでお互いに前進後退するときに

脚(足)がぶつからないで大きく踊ることができると思います。

 

体を基準にしてもいいのですが、

体の横幅は人によってかなり違います

 

特に僕は身長があるため、自ずと横幅も大きくなります。

 

そのため相手と幅がかなり違うことがほとんどなので

半分ずれると言ってもお互いの感覚が合いにくいと思います。

 

僕の半分は相手の2/3くらいかもしれないということです。

 

ただ脚は2本に分かれているので

お互いの足の動く線が重ならないようにすれば

はっきりとわかるのではと思います。

 

左に進む人は先に進む

 UnsplashSugden Guy sugdenが撮影した写真

 

このずれを保って動くためには

左に動く人が先に進んでいく感覚になると思います。

 

一緒に動くのですが、先に行く。

 

これはわかりにくいです。

 

先に行くというのはタイミングではなく

順番の話と理解するといいでしょう。

 

たとえば列車を想像してください。

 

2両編成で動く時に、基本同時にうごきますが、

先頭の1両目が先に駅に入り、後から2両目が駅に入ります。

 

2両の列車は離れることはないですが、

同時に駅に入ってくることもありません。

 

これと同じ感覚がダンスでも左右に動く時に起きるのです。

 

とくに女性が左、男性が右に動く時に

女性が待ち過ぎたり男性が女性より先に行ってしまうことが多く

トラブルになりやすい傾向があります。

 

ホールドに対して左に動く人が

先に動いていくように意識するともうひとりもスムーズに踊れると思います。

 

〜まとめ〜『左にズレることにも意味がある』

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