こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのEhimetalor Akhere Unuabonaが撮影した写真
スタンダードを踊る時は基本的に
ふたりで向かい合って踊ることが多いと思います。
ラテンのように離れたりすることはありません。
この姿勢を維持するときに
男性も女性も左側のボディや腕が
下がってしまうことが多いと思います。
こうなると見た目はもちろんですが、
踊っていく上でもあまりいいことがありません。
今日は左ボディや左腕が下がってしまう原因と
その解決方法を僕なりにお話しします。
左が下がる原因〜女性役の場合
UnsplashのYuris Alhumaydyが撮影した写真
まずは女性役において左側が下がってしまう原因を
考えてみましょう。
女性の左腕は男性の右腕の上に置いています。
また左の背中は男性の右手と一緒になっています。
多くの女性の方は経験があると思いますが、
男性の右手や右腕に寄りかかりすぎて
「重い！」と言われることがあります。
この言葉はある意味正しいのですが、
この「重い！」を警戒しすぎて左肩が上がってしまうと
左ひじや左のボディが下がってしまう原因になると思います。
重いという感覚はとてもダンスをする上で
間違いを生みやすいので注意が必要です。
もちろんダメな重さはありますが、
あまり警戒しすぎて左肩だけを上げてしまうと
結果的に腕やボディがもっと下がってしまいます。
左が下がる原因〜男性役の場合
UnsplashのAndrea Bertozziniが撮影した写真
つづいて男性編です。
男性の左が下が下がるのは
女性をコントロールする方法が間違っているからです。
まず左ボディが下がる人は右腕と右ボディで
女性を抱えて運ぼうとしている人が多いように思います。
コレはリードではなくただ運んでいるだけです。
こうするとどうしても右のボディが前に出るため
相対的に左のボディが後ろの下に動いてしまいます。
このため左サイドが下がっていると注意されると思います。
また左腕が下がってしまう人は
左でて女性を自分から見て右に押しやろうとしていることが
多くあります。
とくにPPのときなどに左腕や左手で
グイッと物理的に押しているリードは
左腕のひじから先を倒してしまう原因になります。
リードをする時は腕も使いますが、
ボディと右腕、左腕を一緒に動かすことがポイントです。
左を上げるために〜女性役の場合
UnsplashのPriscilla Du Preezが撮影した写真
続いて左を綺麗に上げるための
解決方法です。
まずは女性編です。
女性は男性に対して軽くしようという感情は
捨てましょう。
はい、ぽいっと。
捨てましたか？
これでももう貴女は左サイドが綺麗に伸びた女性です。
と言われても信用できないと思うので
もうすこし注意点をお話しします。
まず左の肩は必ずボディの上に載せておきます。
軽くしようとしてボディから浮いてしまうと
必ず左腕や左ボディが落ちてしまいます。
イメージは肋骨の箱の上に
肩の箱が乗っかっている感じです。
大きな箱の上に小さな箱をしっかりと載せましょう。
こうすることでボディと肩が関連しあって
足から上に伸びてくる力が伝わりやすくなります。
当たり前ですが、離れている物体に
力を伝えることは一般人にはできません。
もしあなたが物に触らないで動かす能力があったら
ダンスよりもそちらで一旗あげられると思います。
その時は僕を部下として雇ってください。
それはさておき肩はボディの上に載せておくことが
とても大切なポイントです。
その状態で男性の右手や右腕を飛び越えるようなイメージで
体を伸ばしていきます。
ちょうど陸上の走り高跳びにおける
背面飛びみたいない感じです。
やったことはないけど。
ポイントは男性の右手より下の部分は
上に向かって伸びていきます。
男性の右手より上の部分はその右手を乗り越えて
左斜め後ろの方に動いていきましょう。
そうすると綺麗なトップラインを描きながら
広がっていけると思います。
左を上げるために〜男性役の場合
UnsplashのPhilippe Siguretが撮影した写真
続いて男性役です。
男性はまず女性を動かそうという
体それた考えをなくしてください。
人を動かすなんて恐れ多い能力は
僕たちにはありません。
「女性に動いていただく。」
この精神をまず心に刻みましょう。
僕の場合は
「もし宜しかったら、こちらに来ていただけると
大変助かるのですが…
いえいえ、お気に召さなければ全然いいんですがけど
可能な範囲でいいのでちょっとこちらに…
あっ、あ〜ありがとうございます。そうです！
あ〜いい感じです。はいこちらに、はい！
ありがとうございます！」
くらいの気持ちです。（マジ）
こう思っていれば
腕でグイッと引っ張るとかはしなくなります。
その上でどうしても物理的に女性を動かしたい肩は
左ボディと右腕（右手）で女性を挟んで動かすように
意識するといいと思います。
右ボディと右手（右腕）で動かすと
右ばかりが強くなるため形が崩れます。
ちょっと意識は難しいですが、
左ボディと右で手挟む感じにすると
結構形も綺麗になりリードもやさしくなります。
もしどうしても左サイドが下がる人は
試してみるといいと思います。
左サイドは表から見える
UnsplashのChase Clarkが撮影した写真
それにしてもスタンダードでは
なぜこんなに左サイドにこだわりがあるのでしょうか？
それは組んだときに左サイドというのは
周りから見えやすいからだと思います。
右サイドはお互いに重なっているので
少なくとも自分の前方からは見えません。
また男性の右腕も
女性の左腕の影に隠れるので
そんなに形がどうこうということはないと思います。
ところが左サイドというのは
相手と重なっていないため見た目もわかりやすいです。
また相手がいないため多少崩れてても
踊りにくくなることがありません。
これが逆に大きく崩れてしまう原因だと思います。
左サイドは見た目にも踊りやすさ的にも
とても大切です。
ちょっと気をつけることで
スムーズにそしてカッコ良く踊ることができると思います。
〜まとめ〜『左サイドを伸ばすと、踊り全体もよくなる。』
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