こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
身長差のあるカップルは
リード＆フォローにも独特のトラブルがあると思います。
今日は背の高い男性がリードする時に
ちょっと気をつけるといいことを
僕なりにお話しします。
男性は下にいる
よくレッスンでも「下からリードしなさい。」みたいに
言われることが多いと思います。
どんな意味を込めているかは
教える人によって違うと思います。
ただそのひとつの考え方として
ホールドの構造から考えるのがいいと思います。
社交ダンスを踊る上でスタンダードはもちろんラテンでも
ホールドをします。
このホールドは手や腕を利用しますが、
基本的に男性が下で女性が上に位置します。
ラテンでは片手で繋ぐ時も
男性が手のひらを上に向けて
そこに女性が上から手を置きます。
スタンダードでも男性の右腕の上に
女性の左腕があります。
また女性の右手も男性の左手の上から
引っ掛けるような感じで置かれると思います。
これはラテンの時も使います。
つまり基本的な組み方として
男性の手が女性の手や腕の下にあるということが
言えると思います。
なので下からリードするというのは
すごく当然のことと言えると思います。
女性をリードする時は空間に働きかける
つぎにリードの仕方です。
社交ダンスは男性が女性をリードします。
リード≠動かすこと
なので女性を動かすわけではありません。
たとえばディズニー映画などで
王子様がお姫様をダンスに誘うとします。
その時にどうしているかわかりますか？
王子様が手でお姫様をつかんで
フロアに連れてくる…なんて場面は見たことないです。
お姫様の前でひざをつき
手を差し出してダンスに誘っていると思います。
お姫様は笑顔で応じて
まわりの女性は「キーっ！悔しい！」
とかいう場面です。
このようにリードは動作で相手に動いていただく動作なのです。
なので社交ダンスのリードも
女性の体や腕自体に力をかけるイメージはありません。
女性がいない空間に自分のリードを
働きかけるようにすることで
結果的に女性がスッと動いてくれると思います。
リードする空間はここだ！
女性の体は簡単にいうと十字になっています。
そうすると自分から見て４つの空間に
分かれていると思います。
右上（女性の左上）、左上（女性の右上）
右下（女性の左下）、左下（女性の右下）
この４つです。
僕たち男性の腕は下にあるので
右下と左下の空間にあるということです。
なのでリードする時も
右下、左下、あるいはその両方にリードすることで
移動や回転を伝えることができます。
とくにこの空間を使うものは
・前進
・回転
です。
まず前進する時について
お話します。
前進では右腕と左腕はどちらも前に出すようにします。
このとき左腕が女性の上の空間に入りやすいです。
左手は確かに上にありますが、
腕は女性の右腕の下の空間に出していくようにしましょう。
左右を同じくらい出すことで
相手に後退してもらうことができると思います。
また回転は右回転と左回転があります。
右回転する時は左腕が女性の右腕の下の空間に
進んでいくようにします。
左回転の時は右腕が女性の左腕の下の空間に
伸びていく感じになります。
これも相手の上の空間に働きかけたり
相手の空間の配分を変えたりすると
どうしても動きが伝わりにくくなると思います。
空間の形を変えるということは
その境目である女性の胴体や腕を動かすことになります。
これは相手にとっても自分にとっても
メリットがないので気をつけた方がいいと思います。
これは男性にとって気持ち的に難しい
この方法は何もないところにリードする感じになるので
男性にとっては不安だと思います。
僕もこれを習った時は
なかなか信じることができずに
できなかった記憶があります。
なのでこれを読んでやってみようと思っても
なかなか思い切ってできない気持ちは十分わかります。
焦らず少しずつ試してみると
だんだんうまくいくと思います。
ゆっくりと時間をかけて自分の体に染み込ませてみてください。
〜まとめ〜『リードは誘うこと。』
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