こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
身長差があるカップルは
リードをする時に男性が持ち上げてしまったり
女性がホールドに捕まりすぎてしまったりすることが
起きやすいと思います。
これはテクニックだけでなく身長差特有の
トラブルだと思います。
今日は身長差があるカップルが
上手くリードをする、あるいは受けるために
役立つと思うことを僕なりにお話しします。
まずはホールドの構造を復習
スタンダードはホールドを組むので
まずはその構造をもう一度復習しましょう。
手や腕は基本的に男性役つまりリードする方が下、
女性役つまりリードを受ける方が上にあります。
ラテンでもそうですが、スタンダードの場合は
ホールドの形が変化しないので
100%そうなっています。
タンゴの場合は女性の左手が男性の腕の下にありますが、
それでも腕のほとんどは男性の上にあるので
この場合も女性の方が上にあると言えると思います。
このように男性は女性の下にいるということが
今回のお話の前提にあるので、覚えておいてください。
ホールドを境に4つのスペースがある
ダンスの姿勢は大まかにいうと
十字架のような形になっています。
そうすると空間を体(縦)と横に広げた腕(横)で
4つに区切るようになっていると思います。
右の上、左の上、右の下、そして左の下の4つです。
これは男性も女性も同じです。
スペースは空間なので何もないですが、
この空間を意識することが今回お話しのポイントになります。
ちょっとわかりにくかもしれませんが、
「とりあえず、そういうことにしとこ。」って感じで
次に進んでください。
男性は女性の下のスペースをリード
男性の腕は女性の下にあるというお話をしました。
言い方を変えれば女性の右下と左下のスペースに
自分の腕があるということです。
そうなるとリードをする時は
女性の下のスペースにむかって
働きかけるイメージで踊るのがいいと思います。
女性の体に直接働きかけるのは論外ですが、
背が高い男性は気付かないうちに
女性の上のスペースにアプローチしてしまうことがあります。
男性と女性に身長差があるときは
男性にとって下のスペースでも
女性にとっては上のスペースになっている部分が
少しあると思います。
男性の下のスペースの上部と
女性の上のスペースの下部です。
なので男性は下からリードしているつもりでも
女性からしたら上を押されているように感じることがあるということです。
なので自分の意識はもちろんですが、
女性の下のスペースを利用するという気持ちを持つことが
男性にとっては大切になると思います。
女性は下のスペースを広く保つ
女性は男性の背が高いと
ぶら下がらないようにと腕を上げてしまいがちだと思います。
それ自体は正しいのですが、
そのときに腕の下のスペースが狭くなってしまうと
男性のリードする空間が少なくなるのでトラブルになりやすいです。
ひじが下がると狭くなるのはわかると重ますが、
高くしようとしてひじを上げると狭くなる時もあるのです。
これは上げることでひじが自分の中心線(≒背骨)に近づくからです。
なので女性はひじをあげるというよりは
外に広げ続ける意識を持つといいと思います。
このときに腕だけでなく少し背筋を
そとに広げるようにすると左下のスペースが広く感じて
男性もリードしやすくなると思います。
女性も男性の右手でぐいぐい引っ張られると
感じ悪いですよね。
でもリードするスペースが狭いと不安になって
強く持ってしまうのもまた事実としてあります。
右手で強く持たれて損するのは女性なので
自分のためにも左下のスペースは広くしておくのが
吉だと思います。
スタンダードは上半身が華
スタンダードはなんだかんだ言っても
上半身が見せ場だと思います。
だからリード&フォローはできるだけホールドの下ですませて
上はより伸び伸びとした表現ができるようにすると
ダンスも余裕がある「ようにみえる」と思います。
決して余裕があるわけではないので
そこはお間違えのないように…
しかし下半身や下のスペースでうまく連絡を取れれば
外から見た時はなにもしていないのに
ふたりのダンスがピッタリとあっているように見えると思います。
身長差があってなかなか動きが合わない人は
試してみてください。
うまくいくことを願っています。
〜まとめ〜『空間に向かってリードすると、なぜか通じるのよ。』
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