こんにちは！Jumboミヤケ（@sato_ds_hkosk）です。
スタンダードではホールドを組んで踊ります。
このときボディもコンタクトします。
もし背の高さが同じくらいで、
スタイル（手足や胴体の長さなど）
が同じなら簡単です。
腰は腰どうし、胸は胸どうし、
うでも同じ高さにして組むことができます。
そのままいっしょに上下すれば問題ありません。
もちろんいっしょに動くのは
それはそれで難しいことです。
ただ身長差があると、
この組むところから問題が発生します。
・腰の高さを合わせると、胸や腕は合いません。
・腕の高さを合わせると、腰が合いません。
・腕と腰を合わせたら、ボディが伸びません。
この悩みを解決する方法は３つあります。
今回は男性の背が高いという設定で考えていきます。
女性が高い場合も基本は同じなので、そういう方は男女を入れ替えてお読みください。
（１）腰の高さを合わせる。
もっともオーソドックスな方法です。
腰の辺りは人間の重心があります。
重心というのは重さの中心の事で棒などで、
指の上に載せてバランスが取れるところです。
人間のからだはほとんど均一な重さで棒状なので、
形の中心がほぼ重心と考えていいと思います。
この重心を合わせることで
カップルの重心もほぼ一致します。
このため動きが安定しやすくなります。
また脚の長さも大体そろい、
股関節の高さが合うので脚のスイングもあうことも
動きの安定につながります。
身長差があるカップルはまずこの方法を
試してみることをおすすめします。
この方法のデメリットは背の高い方が
膝を多く曲げなければいけない事です。
とくにライズした時も膝を緩めていなければいけないため
すこし慣れが必要です。
（２）胸の高さを合わせる。
これはハイセンターという考え方です。
通常センターというのは重心、
つまり腰のあたりに感じます。
そこを合わせるのが（１）の考え方です。
ハイセンターというのは胸、
具体的にはみぞおちの部分の事です。
ここを合わせることでボディはかるく合わさり、
脚は長く使うことが出来ます。
よく脚はここからなどと教えることがあります。
その時はみぞおちの辺りからといわれませんか。
そのためここを合わせることで、
比較的自由に脚を動かすことが出来ます。
競技などで大きく動きたいカップルや、
背の低い方が比較的足が長いときにおすすめです。
この方法のデメリットは
トップが狭くなりやすいということです。
脚が長いということは
胴体が短くなるということです。
特に女性が小さい場合、
後ろに開く部分が少なくなります。
そのためトップラインの広さが
犠牲になるときがあります。
（３）腕の高さを合わせる。
これはホールドの高さを合わせるということです。
背が高い方も低い方も腕を真横に広げ、
その高さを出来るだけ変えずに組みます。
こうすることで大きなホールドを作ることが出来ます。
タンゴなど比較的重心を下げて
踊るダンスではやりやすい方法です。
背の高い男性がなで肩で、背の低い女性が
ふつうからいかり肩のカップルにはおすすめです。
みためは（２）の方法に似ていますが、
目的が大きく違います。
脚の長さではなくホールドの大きさを
第一の目標にしている方法です。
なので、回転するフィガーを多く使いたい方には
とても適しています。
デメリットはボディの重心などを犠牲にしているため、
動きがあいいづらくなるときがあります。
この方法でボディが離れやすくなるカップルは
やらない方がいいかもしれません。
これらの方法は代表的なもので
これしかないわけではありません。
また種目によって変えたり、
３つのうち２つのミックスした方法など
いろいろ考えることが出来ます。
自分たちにあった組み方をさがす
手助けになればうれしく思います。
きっとぴったりくるところがあるはずです。
頑張って下さい。
～まとめ～『組み方は、目的によって合わせる場所が変わる。』
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