こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ライズをしたりボディを持ち上げたりするときは
床からの圧力を使います。
よくダンスビュウなどを見ていても
床からのパワーを利用して…みたいな
レッスンがあると思います。
今日は床からの圧力とは何かを
僕なりにお話しします。
作用反作用の法則
題名を見てブラウザバックしようとしたあなた!
ちょっと待って…
わかりやすく説明するので
1分待ってください。
作用反作用の法則とは
何か物体を押すと同じ力で押し返してくるという法則です。
たとえばスケートを履いて壁を押すことを考えましょう。
手で壁を押すと自分がバックします。
もちろん壁が壊れたりしないという前提がありますが。
これは自分が壁を押したときに
壁も自分を押し返してきているということです。
このように意思のない物体でも
こちらが押すと同じ力で押し返してくるというのが
作用反作用です。
これは床に対しても同じことが言えます。
床を押すことで床も僕たちを押し返してくれます。
つまりボディを持ち上げようとか
ライズしようと思ったら
床を押すことが大事になります。
上に行くからと言って空中に力を出しても
空気をほとんど押し返してくれません。
床のようにしっかりしたものを下向きに押すことで
上への力をもらえるのだと思います。
床を押すとは?
つぎにこの床を押すという動作について
考えてみましょう。
床を押すときには大きく分けて
2つの目的があります。
・床と並行に移動するため
・床と反対に上がっていくため
今回は移動ではなくライズやボディの引き上げに関してなので
2番目の目的となります。
床を押す力は何があるでしょうか?
もし天井に手がついたり
床に紐などが固定されていない限り
床を押す力は体重(正確にいうと重力)
だけになります。
ダンスをする時は天井を押して踊ることは
あまりないと思うので体重を床にかけることが
床を押すということになります。
体重というのは短時間で増えたり減ったりはしません。
そのなかで床を押す力を増やすためには
『圧力』という言葉を考える必要があります。
圧力 ひとつの面に対して垂直に押す力
参考
すこし理系の考えを入れると
ある面積あたりの押す力となります。
ある面積は通常1㎡とか1㎠とかになります。
僕たちが押す力の合計は体重なので
増やすことはできません。
でも足の裏の面積は変えることができます。
一番面積が広いのは両足の裏を地面につけている状態です。
この時はどのくらいの圧力になるか考えてみましょう。
僕の体重を75kgとします。
圧力=押す力÷面積
なので
圧力(両足)=75kg /足の裏2枚=37.5kg/足の裏
となります。
これを片足で立つと
圧力(片足)=75kg /足の裏1枚
となり床を押す圧力は2倍になりました。
つまり押す力が2倍なので
ボディを持ち上げる力も2倍になります。
つぎにかかとをあげてみましょう。
ボールで立っている状態です。
こうなると大体足の裏は通常の1/3くらいになると思います。
圧力(ボール)=75kg /足の裏1/3枚=225kg/足の裏
となります。
この力でライズをしてるのです。
足の裏の面積を少なくするほど
床からの圧力は増えて
ボディをもちげたりライズする力は増えるということです。
足の裏の感覚を磨く
いま自分が右足に乗っているのか
左足に乗っているのか。
つま先にいるのヒールにいるのか。
こういうことを足の裏の神経で感じることで
床からの圧力を自由に変え
ボディの上下やボディトーンを
変化させることができると思います。
足の裏の感覚がよくわからない人は
裸足になって少しざらざらしたところに立ってみましょう。
そこで前に体重を移動したり
うしろに体重を移動したりしてみてください。
このときに足の裏の押される感覚が
一緒に移動するのがわかりますか?
足つぼシートのようなものがあったら
それでもいいと思います。
力やテクニックではないので
すこし慣れれば感じることはできると思います。
この圧力をコントロールすることで
力まずに踊ることができると思います。
〜まとめ〜『与えよ。さらば与えられん。』
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