こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードの種目の中に
ウィンナーワルツという種目があります。
これは社交ダンスの中では一番古いのではないかと思います。
いま一般的にワルツと呼ばれているものは
ウィンナーワルツの音楽を遅くしたものです。
今日はウィンナーワルツとワルツ(スローワルツ)の
違うところを3つ僕なりに考えてきたので
お話しします。
スイング or 回転
まずはダンスの特徴です。
ウィンナーワルツは回転がメインのダンスだと思います。
もちろん現在は大きなスイングをつかて踊りますが、
もともとクルクルと回ることがメインだったのだと思います。
ディズニーの映画などでも大勢の貴族が
円を描きながら回っているイメージがありませんか?
お互いにホールドを組んで踊るのも
回転するために女性の腰のあたりを持った方が
回りやすかったのではないかと思います。
(これは個人的な推測です。)
それに対してスローワルツ(イングリッシュワルツともいいます。)は
スイングがメインの動作だと思います。
前から後ろ、あるいは後ろから前にスイングする動作が
回転を生んで大きな波を描きながら踊るダンスです。
同じ三拍子でも音楽の速さが違うことで
ムーブメントも大きく変わってきます。
均等 or 偏り
音楽にも少し特徴があります。
現在のスローワルツはカウントの1、2、3は
全て同じ長さです。
つまり1小節を均等に1/3ずつに分けている状態です。
それに対してウィンナーワルツは
カウント2が少し長いです。
例えばこんな感じ
ちなみにここで踊っているダンサーは多分競技ダンスの人で
いわゆる貴族が踊っていたものとは違うと思います。
それはさておき音楽を聴いてみてどう思いましたか。
1、2、3が均等ではなく1、2 、3みたいに
すこし1が短くて2が長い感じがしませんか。
これを書くにあたって調べてみたのですが、
全てのウィンナーワルツがそうというわけでもないようです。
曲によるというより演奏者による部分があるそうで
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がよく使う演奏法らいしいです。
なので他の楽団は同じ曲を演奏しても
そうしないような風習(?)があるそうです。
ある意味ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の
専売みたいなことらしいです。
正しいことは分かりませんが…
ちなみにそのワルツについての研究論文もあるようです。
それによると1小節を1とした時に
1拍目は0.28~0.29(1/3なら0.333…)くらいが
一般的だそうです。
その分2拍目は0.37~0.38くらいとなり、
3拍目は0.33程度と1/3に近い数値になるそうです。
これが本場のウィンナーワルツの音楽なのでしょうか。
ただ実際に普段社交ダンスとしてかかる曲は
均等になっていることが多いように思います。
ちなみにワルツについての論文は意外と面白かったので
興味のある方は読んでみてください。
まっすぐ or 斜め
最後に踊るときの特徴です。
ウィンナーワルツは部屋に対してまっすぐに
つまり壁と平行に進みながら踊ります。
回転は半回転(180°)ということになります。
それに対してスローワルツは
斜めに踊る部分が結構多いです。
社交ダンス用語だと〇〇斜めという方向です。
そのためこのスローワルツのことを
ダイアゴナルワルツ(Diagonal Waltz)という
言い方をする時もあります。
ダイアゴナル(diagonal)は対角線という意味で
ダンスにおいては部屋に対して斜めに動くことを
意味することが多いです。
なぜ斜めにスタートしたのかは分かりませんが、
今度調べてみます。
楽しい! and 楽しい!
ウィンナーワルツは速いので
結構食わず嫌いな人が多いように感じます。
難しいとか私にはできないといて
あまり踊らないと思います。
でもやってみると結構楽しいダンスだとおもいます。
とくに真ん中でくるくるまわる
フレッカールはステップを覚えれば
誰でもできます。
やってみてやっぱり好きではない人は
いいと思います。
でも一回もやったことない方は
先生に頼んでレッスンしてもらうと楽しいと思います。
76%の方が楽しいと感じるという結果も出ています。(僕調べ)
ぜひ次回のレッスンで頼んでみましょう。
きっと新しい世界が開けると思います
〜まとめ〜『ウィンナーワルツは速いワルツじゃないのよ。』
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