こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードではホールドを組んだまま
回転します
回転すると必ず遠心力が発生します。
遠心力自体は少し難しいのですが、
なんとなく外に引っ張られる感じがあるなぁ
くらいでいいと思います。
この遠心力をうまく利用できるかどうかで
ダンスの踊りやすさも変わってくると思います。
今日はこの遠心力について
僕なりのお話しします。
遠心力からは逃れられない
回転するとかならず遠心力を感じることになります。
これは物理として変えることができません。
遠心力に対抗したり、消そうとしても
それは無理な話です。
唯一の解決策は…
「回転しない」
これしかありません。
まずここは大事なところなので
覚えておきましょう。
回転すると必ず遠心力が発生し
回転が速くなるほど遠心力は大きくなります。
遠心力は公平にかかる
スタンダードではふたりで組んで踊ります。
スピンなどで回転するすると、
後ろ左の方向に引っ張られるような感覚があります。
自分だけで考えるとひたすらに後ろに引っ張られるようなかんじがするので
つい前に行こうとしてしまいます。
でも実は相手にも同じ大きさの遠心力が
かかっているのです。
なのでもし自分だけ遠心力を無くしてしまうと
逆に相手の方に強く引っ張られてしまうと思います。
たとえば洗濯機で脱水する時をイメージしてください。
脱水が終わって蓋を開けると
洗濯物はみんな壁に張り付いています。
これと同じようにダンスで回転するときは
ふたりに同じだけ遠心力が働いているのです。
つまり自分の遠心力と相手の遠心力がうまく釣り合えば
そんなに力を入れなくてもしっかりとバランスを保つことが
できると思います。
遠心力の方向に注意
遠心力の引っ張る力には
大きさと方向があります。
大きさはいわゆる引っ張る力の量のことです。
たとえば両手を繋いで向かい合っているとします。
そこからすこしずつ後ろに寄りかかるように
引っ張りあってみましょう。
そうすると結構引っ張りあっても
立つことができると思います。
この状態で回転してみると
意外と楽に回れると思います。
この引っ張りが釣り合っていない状態で回ると
ガタガタしたりバランスを崩したりしてしまいます。
もうひとつ大事なことは方向です。
同じ力であっても引っ張る方向が
正反対でないとうまく釣り合いません。
先程の両手を繋いでいる状態なら真後ろです。
少しでも斜めに引っ張ってしまうと
そこで回転が崩れてしまいます。
ではスタンダードのようなホールドをし状態では
どうなるでしょうか。
ホールドを組んだ状態を真上から見た図を
イメージしてください。
以前タカダンスファションのパンフレットに載っていた
写真が最適なのでお借りして載せてみます。
出典 タカダンスファッション
TAKA DANCE FASHION | TAKA DANCE FASHION
このように少し左にずれています。
つまり遠心力も真後ろではなく
左斜め後ろに働くということです。
この方向を合わせることで
腕や背中が苦しくならないで
回転することができると思います。
遠心力はここで感じる
このホールドに対する遠心力は
自分の左肩甲骨→ふたりの右ボディの前側→相手の左肩甲骨
のライン上に働くと思います。
さらに男性の右手がそのラインに乗るので
これらが一直線に並ぶことが
回転をスムーズにするための
大切な条件になると思います。
もしこれが少しでもずれると
遠心力の釣り合いがなくなり
相手の体や腕にしがみついたり
腕で抱えてしまう原因になると思います。
回転はダンスの華の一つだと思うので
遠心力をうまく利用して楽しく踊ってください。
〜まとめ〜『遠心力は同じ力で、反対向きに働きます。』
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