《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《スタンダード》タンゴの特徴は? 【スピード!パワー!スピード!パワー! …ちょっと落ち着こう。】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。



タンゴを踊る時は他のダンスと

ちょっと違うことがあります。

 

今日はタンゴの特徴と踊り方のコツを

僕なりにご紹介します。

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タンゴの特徴3つ



タンゴはスタンダードのダンスの中で

ちょっと雰囲気が違います。

 

ロンドンに留学していた時も

多くの先生が「4dances」という言葉を

つかっていました。

 

4つのダンスとはワルツ、スローフォックストロット、クイックステップ

そしてウィンナーワルツです。

 

つまりスイングダンスです。

 

この4種目は共通して使えるテクニックが多く

ワルツを習っていてもこれはスローも同じだよとか

クイックでも使えるよとか教えてくれました。

 

それに対してタンゴは大きく違うということです。

 

タンゴの特徴を3つ挙げると

 

(1)スイングがない

通常ボディ全体が揺れながら踊っていきますが、

タンゴは垂直に立ったまま、移動していきます。

 

左右の傾きもなく滑るように動いていきます。

 

(2)上下動がない

上下、つまりライズ&フォールがありません。

 

これはスイングがないことともつながるのですが、

ライズがありません。

 

つまり腰の高さが常に同じ状態ということです。

 

高さの変化を移動の手段として使わないため

つねに脚の筋力を使って踊るため力強く

キレのある動きになります。

 

(3)ホールドが違う

通常女性の左手は男性の右上腕の上にのっていますが、

タンゴの時は右上腕の下に置きます。

 

腕自体は男性の上にあるので

すこし絡めるような感じなるということです。

 

なぜタンゴはこのようなホールドをするのか?

 

ロンドン留学中に世界チャンピオンだった

リチャード先生に聞いてみました。

 

僕「なんでタンゴのホールドは違うのですか?」

リ「wwwわからな〜い。私もそう習いました。あなたもそうしてください。」

僕「…はい。」

 

なんじゃそりゃって感じですよね。

 

しかしこれは他の先生に聞いても

理由はわからないという人がすごく多いです。

 

回転が速いから飛ばされないためとか

技術的な理由も聞きますが、たぶん後付けの理由なのでしょう。

 

そういう意味では、ワルツなどで上に置く理由も

よくわからないというのが現状なのかも。

 

まあそういうもんだということです。

 

以上がタンゴの特徴と言えると思います。

 

タンゴの特徴をうまく表現しよう



いまの特徴をうまく表現できれば

おのずとある程度いいタンゴが踊れると思います。

 

これらの特徴を表現するためのコツを

それぞれお話ししていこうと思います。

 

(1)スイングがない→体全体が移動していく

タンゴで体が揺れないということは

体の下つまり腰から上つまり頭までが

一緒にぐいっとうごいていくということです。

 

体の中でずれてしまいやすい部分は

骨がないところです。

 

つまりろっ骨と骨盤の間です。

 

ここは背骨以外骨がないので移動した時に

ずれてしまいやすい部分です。

 

腹筋と背筋、脇腹の筋肉に力を入れて

腰の移動にろっ骨から上がしっかりとついてくるようにすることで

体を垂直のまま移動することができると思います。

 

(2)上下動がない→ひざは伸ばしてOK

上下動がないというと、ひざを伸ばしてはいけないと思い

窮屈な姿勢で踊っている人を見かけることが多くあります。

 

本当の初心者の時は移動も小さいので

それでも割といいと思います。

 

ですがある程度踊れるようになってきたら

移動量も大きくなってくるので

ひざを曲げたままでは踊れません。

 

上下動しないいということは

体重の乗っている足のひざが曲がっているのです。

 

体重のない脚は伸びて大丈夫というか

伸ばさないと進んで行くことができません。

 

体重が乗った時と次にステップするために

体の下に引き寄せた脚のひざを曲げることで

上下動が起きないようにするのです。

 

こうすると大きく動きながらも

上下しないですーっと滑るように踊ることができると思います。

 

(3)ホールドが違う→指を開くのがコツ

タンゴのホールドでは女性の左手が

ずれたりうまくハマらないことが

多いと思います。

 

ずれそうになると女性の左手や

男性の右手に力が入ってきます。

 

するとホールド自体が窮屈になり

さらに踊りにくくなります。

 

もちろんタンゴはスピードが速いので

ワルツやスローより力は入ると思います。

 

でも窮屈はあまりお勧めできません。

 

ずれないためには女性の左手の形がポイントです。

 

この女性の左手の当て方はいろんな方法があり

最終的には自分のやりやすい方法がいいと思います。

 

でもいまとりあえずうまくいかない人に

おすすめの方法をご紹介します。

 

まず親指と人差し指を目一杯開きます。

 

そうすると親指と人差し指の間に

水掻きのような部分があり

そこが広がると思います。

 

このとき人差し指と中指、薬指、小指は

揃えておきましょう。

 

次のこの水掻きの部分と腕を

直線上におきます。

 

このまっすぐな線と男性の上腕の線が合うようにします。

 

つまり親指と人差し指の間に男性の腕が

ハマるように当てるということです。

 

こうすると、男性の腕が指の間の凹んだ部分にあたるため

力を入れなくてもずれにくくなると思います。

 

よくあるのが腕と指をまっすぐにしてしまう状態です。

これだと男性の腕がゆびのうえにのる状態なので

丸いものの上に丸いものを乗せる状態になります。

 

これは不安定になってしまうことは

わかると思います。

 

一見上の方法だと人差し指から小指が

変な方向に向いているように感じると思います。

 

でも組んで鏡を見てみましょう。

 

きっと普通にまっすぐ伸びているように

見えると思います。

 

これは試す価値があると思います。

 

スピード&パワーの前に



タンゴはスピード!パワー!そんなイメージが

強い方が多いと思います。

 

でもまず本当のタンゴの特徴を捉えることで

きっとそれらも見えやすくなってくるはずです。

 

力を入れてぐいぐい踊ることが

タンゴではないのです。

 

まあそう見えるのは間違いないし

僕はそうやって長く踊っていましたが…

 

本当の特徴をしっかりと見つめていくことが

結果的には一番近道になると思います。

 

〜まとめ〜『タンゴの特徴をおさえて、楽しく踊ろう!』

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