《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《スタンダードのこつ》タンゴウォークは何が違う? 【スイングダンスのウォークとの違い3つ】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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スタンダードの中でタンゴは

少し性格の違うダンスです。

 

・ホールドが違う

 

・起源がラテンアメリカ

 

・ライズ&フォールがない

 

など他のスタンダード4種目に比べて

大きく違います。

 

今日はそのタンゴのウォークと

他のダンスのウォークの違い3つをお話しします。

 

ここが違う! その1〜フットワーク

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タンゴもスイングダンスもウォークが基本になります。

 

どちらのダンスも前進はかかとから

後退はつま先からです。

 

でも大きく違うのは爪先の使い方です。

 

タンゴでは爪先をボール(B)と表現します。

 

スイングダンスではトー(T)です。

 

この違いは指先まで体重を通すか

通さないかの違いです。

 

具体的な違いとしては

足首が伸びるとTまで使われます。

 

足首が伸びる前に乗り換えればBです。

 

タンゴのウォークは基本的に足の裏を床に向けたまま

歩くイメージになります。

 

もちろん実際にはそれなりに足首は曲げ伸ばしされます。

 

でも「意識して」伸ばすことはしません。

 

足の裏全体を床にペタッとつけるように

踊っていくのがコツです。

 

ロンドンでリチャード先生に習った時は

パンケーキ(ホットケーキのこと)を

床に落とした時みたいに使うと習いました。

 

※リチャード先生は今年のダンスカレンダーの

11、12月の写真の人です。

 

足の裏はリラックスして置くだけの感じで踊りましょう。

 

ここが違う! その2〜カーブする

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次の特徴はウォークの軌跡です。

 

通常スイングダンスではまっすぐに歩きます。

 

もちろんカーブすることもできますが、

基本は直線でウォークします。

 

タンゴでは「基本的に」カーブします。

 

カーブの方向は前進が左斜め前に、

後退は右斜め後ろにカーブします。

 

これはタンゴの組み方から来ています。

 

スイングダンスでは自分の右足は

相手の両足の間に位置しています。

 

そのため前後に歩く時は

まっすぐに歩けばお互いにぶつかることなく

前進後退できます。

 

タンゴでは右足同士が向かい合った状態で

組んでいます。

 

そのため左足前進はいいとして

次の右足前進では相手の右足にぶつかります。

 

それを避けるために右足は相手の両足の間に

出すことになりますが、

このときにすこしカーブが起きるのです。

 

実際に右足前進の時だけグイッとカーブすると

踊りにくいので左足前進の時も

すこしカーブするといいと思います。

 

このカーブの具合はある程度選ぶことができますが、

標準では2歩で45°くらいです。

 

つまり4歩で90°(∠R)つまり16歩で1回転して

もとの位置に戻ってくる感じです。

 

そんなにたくさんウォークする人はいないと思いますが、

ある程度基準を知って置くといいと思います。

 

 

ここが違う! その3〜足が先に動く

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スイングダンスのウォークでは

ボディが動き始めてから足を出します。

 

〈スイングダンスの前進ウォーク〉

両足を揃えて立つ

 

1.ボディが少し前に進む

 

2.体重が両足より前に出たら体重のない足の膝が上がる

 

3.体重のない足とボディが前に進み続け、足は床の上を滑る

 

4.体重のない足のひざが伸びてかかとが床に着地する

  同時に後ろの足のかかとが床から離れる

 

5.体重が前の足にかかり始める(中間バランス)

 

6.前の足の足の裏が床につき、後ろ足の体重は抜ける

 

7.後ろ足が前の足に寄ってきて揃う

(また1から繰り返す)

 

となります。

 

全部読んだ方お疲れ様です。

 

ぶっちゃけ読まなくても良かったのですが、

大事な部分は最初のところです。

 

1でボディが進み始めてから、

2で足が動き始めるというところです。

 

スイングダンスは基本的に

ボディが最初だと覚えてください。

 

それに対してタンゴはどうなるでしょうか。

 

〈タンゴの前進ウォーク〉

両足を少し前後にずらして立つ

 

1.体重のない脚のひざをを持ち上げる

 

2.体重のない足を前に動かしかかとを床に置く

 

3.ボディが前に進み前足に体重がかかり始める(中間バランス)

 

4.後ろの足を引き寄せる

(1から繰り返す)

 

はい、ちょっと省略しました。

 

めんどくさくなったので…すいません

 

でも大事なところは最初の部分です。

 

最初に足が動き始めて

着地してからボディが動くというところです。

 

ここが大きく違います。

 

これによりタンゴらしい雰囲気や

ライズのない平らなムーブメントを

表現することができます。

 

実際はあんまり深くは考えない

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でも実際踊る時にあまり深くは考えないです。

 

なぜなら結構タンゴって速いダンスだから。

 

ただ基本の動きを知っていると

うまくいかない時にそこに立ち返ることができます。

 

問題が解決しない人は

基本を知らないため立ち返ることが

できない場合が多いと思います。

 

レッスンでもこのようなことを教えると

 

「先生そんなこと考えて踊ってんの?」

 

とか聞かれます。

 

正直全然考えてません。

 

だけど知っていることで

うまくいかない時に

基本を思い出して自分を修正できるということです。

 

そしてうまくいったり、問題が解決したら

また自由に踊ればいいのです。

 

基本というのはそんな感じで

普段は役に立たないけど

いざという時にあると便利な

置き薬みたいな存在でいいと思います。

 

〜まとめ〜『タンゴはウォークからして違う。』

 

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