こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードで回転する時に体のいろんなところを使います。
その中でも一番よく使うところは
股関節だと思います。
今日は股関節を使った回転について
僕なりにお話しします。
股関節は回転の80%
スタンダードで回転する時は
股関節を使って回転することが
とても多くあると思います。
私の肌感覚では
80%くらいでしょうか。
ただ股関節というのはダンスをする時までは
ほとんど意識をしないと思います。
そのためつい肩や頭を使って回転しようとして
うまく回れないことが多くあるのだと思います。
なぜ股関節で回るのか?
スタンダードにおいて上半身は
コンタクトと言ってくっついて踊ります。
そのため腰から上の形が大きく変化すると
一緒に踊ることが難しくなるのです。
できるだけ股関節もしくはそれより下で回転することで
形を変えずにふたりのコンタクトを保つことができると思います。
体がねじれるとコンタクトするための形も複雑になります。
なるべく板のように真っ直ぐになっている状態で
回転した方がコンタクトはシンプルに考えることができるでしょう。
そのためにもその板の一番下、つまり股関節を
回転のメインにすることが必要になるということです。
イメージは中華料理のテーブル
中華料理屋さんに行くと
円卓の上にさらに円板が載っていることがあります。
その円盤は自由にくるくると周り、
料理を自分の方に取りやすくなっています。
ちなみにこの回る円卓は日本発祥らしいです。
中華料理屋さんにあるので中国生まれと思いきや
日本で生まれて、現在は中国にも輸出(?)されているそうです。
まあそれはさておき…
この円卓の上の円板がちょうど股関節の高さにあるイメージをしましょう。
そうすると腰から上が板の上に乗っているので
円板が回ると腰から上が形を保ったまま回転します。
これがスタンダードの回転のメインとなる動きです。
この回転をした上でさらに上半身をねじったり
足の裏を滑らせたりすることはあります。
ただ通常は股関節の回転をメインに考えるのが
セオリーと思って間違いありません。
股関節を回すときのコツ
股関節は回転させる時に
いくつかのコツがあります。
(1)少し曲げた状態でまわす。
股関節は後ろに曲がり
前にはあまり曲がりません。
ひざが伸びた時などに股関節も目一杯伸びてしまうと
回転の動作がしにくくなってしまいます。
股関節は少し緩めたまま回転すると
スムーズに回ることができると思います。
一番伸ばした状態を10、一番曲げた状態を0(ゼロ)とした時に
7〜9くらいが一番回転しやすいと思います。
あまり曲げても回りにくいので
自分なりに回りやすい高さを覚えておくと
いいと思います。
(2)回転できる量は左右45°くらい
続いて回転できる量です。
ダンスの上手な人を見ると
くるくるといつまでも回っているように見えます。
しかし1歩で回転できるのは
左右に45°~60°くらいが標準です。
たくさん回る時は45°の回転を3歩続けて回ったりします。
分割払いをする感じです。
もちろん金利はかかりません。
180°まわるときも、60°ずつ3歩に分けて回ったりします。
分割の仕方はそのときのステップによって違いますが、
一気に回ることはほとんどないということです。
こうすることで大きな回転も
簡単に回ることができます。
(3)回転の軸は垂直が基本
回転する時は体が傾かないようにします。
軸が斜めになると回転の考え方は
すごく難しくなります。
上手な人は斜めになって回ることができます。
これにより多彩な表現になることは事実です。
しかしまずは垂直な回転軸で回ることが基本なので
回転する時はあまり大きく傾かない方がいいと思います。
回転はダンスの華
やはり社交ダンスの華は回転だと思います。
女性のドレスが舞ってとてもきれいです。
回転のコツを掴めばスタンダードは
そんなに難しくありません。
ただ股関節は普段あまり意識することがない関節です。
ちょっと最初は難しいかもしれませんが、
ぜひ練習して身につけてください。
きっと踊りやすくなると思います。
〜まとめ〜『股関節は回転の肝』
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