《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《テクニック》2つ以上の動作を同時に行う 【mixとblend】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。



ダンスを踊る時には色んな動作があります。

 

移動、回転、傾きなど本当にたくさんあります。

 

しかも踊る時は回転だけとか移動だけといった

ひとつの動作だけを行うことは少なく

だいたいふたつ以上の動作を同時進行で行います。

 

今日はこのふたつ以上の動作を同時に行う場面のお話です。

 

 

ロンドン留学で出会ったことば



みなさんも踊る時に回転しながら傾いたり、

移動しながらライズしたりと

複数の動作をある程度同時進行で踊ることがあると思います。

 

このときいくつかの動作を一緒に行うことを

なんていうかわかりますか?

 

「一緒に」とか「混ぜて」とかいう言葉になると思います。

 

ロンドンに留学していた時に出会った言葉は

「blend」です。

 

ブレンドは日本でも普通に使う言葉です。

 

ブレンドコーヒーと言ったらいくつかの種類のコーヒー豆を

混ぜたものです。(たぶん)

 

どんな内容のレッスンかは忘れましたが

そこはもっとブレンドして踊ると言われたことがありました…

 

たぶんその前にも言われたことはあると思いますが、

その時はその「blend」という言葉がちょっと引っかかったのです。

 

混ぜるとか一緒にすると言えばミックス(mix)という言葉もあります。

 

そこでその先生に聞いてみました。

 

僕「それはmixですか?」

 

先生「いや違う。blend」

 

僕「mixとblendの違いはなんですか?」

 

先生「あ〜…」

 

たぶん明確な違いはあると思いますが、

その先生は少し悩んでからこう言いました。

 

先生「mixはもとが何かわからないくらい混ざっている新しい状態。

     blendはもともと何があるかわかる状態で混ざっている感じかな。」

 

なるほど。

 

ちょー納得しました。

 

たとえば回転とスウェーを同時に行う時に

mixだと回転でもスウェーでもない何かになってしまいます。

 

実際踊る時は回転は回転としてそこにあります。

 

スウェーはスウェーとしてそこにあります。

 

その回転とスウェーが同時進行でいい具合に混ざりながら

でも回転、スウェーというものはしっかり残っている状態で踊ります。

 

ここがmixとblendのニュアンスの違いなんだと思います。

 

うまくいかない時はmixしてることが多い

UnsplashAtle Moが撮影した写真

 

もちろんダンスのテクニックでも

mixを使うことはあるかもしれません。

 

ただ多くの場合はblendに近いのだと思います。

 

ステップはステップ、回転は回転

傾きは傾きと全ての動作は個別にあり

それが同時進行でいいタイミングで行われることで

ハーモニーを産んでいるのだと思います。

 

たしかにダンスと縁が深い音楽でも

同じことが言えると思います。

 

リズムとメロディが同時進行になっていますが、

混ざって別のものにはなっていません。

 

また楽器に注目してもバイオリン、ピアノ、太鼓などが

そのときそのときで音を出すことでひとつの音楽をつくっています。

 

ただバイオ太鼓のように新しい何かを

演奏しているわけではありません。

 

ダンスで動きの要素が増えてくると

mixがおきて何か別の動作を作り出してしまうと

実際に踊ろうとしている動作と違う動きになってしまいやすいと思います。

 

何をいつどれくらいブレンドすることで

うまく踊れるかを意識して動作をするといいと思います。

 

まずは自分が踊りたいフィガーがどんな動作で構成されいるかを

しっかりと分析して一つずつはっきりと踊ることで

blendした時もうまくいくと思います。

 

〜まとめ〜『素材の味を生かしつつ、全体にひとつの味わいにまとめる。』

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