こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのCHUTTERSNAPが撮影した写真
ダンスが上手な人な人を見ると
スピード感があります。
このスピード感というものは結構曲者で
自分もやろうとしてうまくいかなかったことが何回もあります。
デモンストレーションでも競技ダンスでも
スピード感があるととても生き生きとしたダンスになると思います。
今日はスピード感について
僕なりにお話しします。
スピード感はスピードではない
まず大事なことは
スピード感≠スピード
ということです。
僕が失敗したのも間違いなくこれが原因です。
たしかに上手な人を見ると
移動や回転、体の向きの切り替えなどの速度が
とても速く見えます。
そこで僕も足や腕に力を入れて
おりゃっ！とやってみるのですが、当然うまくはいきません。
冷静になって考えれば当然ですが
この根本的な原因はスピード感を出すために
スピードを出しているからです。
これは言葉やぱっと見は似ていますが、全く別物です。
スピードは速度ですが、
スピード感はスピードがあるような感覚です。
なのでスピードもありスピード感もある時もありますが、
スピードがなくてもスピード感がある時もあります。
逆もまたそうで、スピードがあってもスピード感がない時もあるし
スピードもスピード感もない時もあります。
つまりスピードとスピード感は全く関係ないということです。
とりあえず混乱しないように
スピード感はスピードとは違うということだけ
覚えておいてください。
スピード感はとは？
UnsplashのMathew Schwartzが撮影した写真
ダンスにおいてスピード感は
ある程度急激な加速だと思います。
タンゴのリンクのように止まっているところから
急に顔の向きが変わったりすることです。
この止まっているところから…というところがポイントです。
もし顔の向きを素早く100回連続で変えても
スピード感はありません。
ある意味スゲ〜なとは思いますが…
早い動作自体にスピード感があるのではなく
急にスピード（速度）が増すとスピード感が出るということです。
スピード感をつけるためには
UnsplashのNick Abramsが撮影した写真
ではダンスの中でスピード感をつけるには
どうしたらいいでしょうか。
普通に踊っている中で急に加速していくと
音楽から速くなってしまうことが多いと思います。
ポイントは速度ではなく加速だということを考えると
答えは出てきます。
スピード感を出したい部分の前を
少し遅く踊るのです。
そして狙ったところで元の速さに戻れば
スピードが増えたことになるのでスピード感が出ます。
しかも前に遅くしてから速くしている（元に戻している）ので
音楽から速くなってしまうこともありません。
こうしてスピード感を作ることで
無理なスピードにならずに踊りにイキイキした感情を
つけていくことができると思います。
緩急をつけるって言うじゃん
UnsplashのJoshua Earleが撮影した写真
このようなことは「緩急をつける」とも言います。
緩と急はふたつでひとつです
つまり急だけを作ろうとしても
うまくいかないと言うことです。
緩があるから急がある。
君がいるから僕がいる。
そう言うことです。
スピード感を作ろうとしたら
あえてその前に緩、つまりゆっくりなところを作るのが
その後のスピード感をより際立たせると思います。
また男性役の目線からすると
ゆっくりな部分がリードとなり
女性役に次に急があるよと伝わります。
女性役としてもゆっくりな部分を利用して
バランスを整えためを作り次の急を思いっきり踊ることができるでしょう。
スピード感がなくて悩んでいる人は
ちょっと試してみるのも悪くないと思います。
〜まとめ〜『スピード感はあえてのゆっくりから作る。』
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