こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードの動きには
大きく3つのパターンがあります。
(1)直線的な動き
(2)カーブ
(3)その場での回転
全てのフィガーはこれでできています。
今日はこのスタンダードにおける
基本の3つの動きに関してお話しします。
(1)直線的な動き
直線的な動きには次のようなものがあります。
・フェザーステップのように前進、後退だけで踊るフィガー。
・回転する前の1歩目の前進後退。
・シャッセなどの横への動き。
共通することは回転がないことです。
ボディの回転がある時はありますが、
終わりの向きが変わったりすることはありません。
特に気をつけるのは「回転する前の前進後退」です。
ここで回転してしまうと
体が捻れてバランスを崩したり
相手を引っ張ったり押したりして
トラブルの原因になります。
また回転を起こそうとして
後退なのに横に出てしまうことが
多く感じます。
これも気持ちはわかりますが、
逆に回転をうまくいかない方向に動いているので
まっすぐに移動することをおすすめします。
(2)カーブ
カーブというとカーブ度フェザーや
タンゴウォークを思い浮かべるかもしれません。
たしかにそれらはカーブに属するフィガーです。
でもそれだけでなく回転するフィガーの
9割近くはカーブで踊ります。
カーブの定義は「進みながら向きが変わる」です。
つまり進行と回転が同時に起こっているということです。
当然この3つの中では一番難しいと思います。
カーブする時は進みながらまわるので
足は回転しません。
ステップする時に次に向きたい方向に向けて
足をつくことで徐々に回転していきます。
多くの場合は両足がハの字になるように
つきます。
この時の角度は90°〜135°くらいになると思います。
代表的なものはワルツのナチュラルターンや
リバースターン、タンゴのオープンリバース
などです。
(3)その場での回転
これは移動しないでその場で回転する動作です。
ヒールターンやピボットなど
回転している間は移動がないものです。
そのため軸がはっきりとして
くるっと回る感じになることが多いです。
この回転の注意点は
1人がその場で回転する時に
もう1人がカーブする場合があるということです。
ヒールターンをする場面を想像してください。
1人はヒールで回るのでその場にいますが、
もうひとりは移動しながらカーブを使って回転します。
このためその場で回る人が移動してしまったり
カーブする人が相手を引っ張ってしまったりしやすいです。
こうなると回転のハーモニーが保てないので
失敗してしまいます。
またリバースピボットのように
2人がその場で回転する時は
足の位置がポイントになります。
ふたりがそのままその場で回れば
当然体がずれてしまいます。
そのためピボットをする足をつく時に
あらかじめ回り終わった時にコンタクトを保てるような位置に
足をつきます。
これをリードする人だけでなく
フォローする人も少し理解が必要です。
少し難しいですが
ピボットがうまくいかない人は回り終わった状態から
考えるとうまく行くと思います。
相手のことを考えれば簡単
スタンダードでは回転する時に
コンタクトがずれたりホールドが崩れたりしやすいです。
これは自分がどんな動きをしているかを
理解すればほとんどが解消する問題だと思います。
とくにカーブとその場の回転を混同していると
どんなに練習してもうまくいきません。
その場の回転はピボット、ヒールターンなど
限られた動きにしかありません。
なのでまずその場の回転をピックアップすると
自分の踊るフィガーを理解しやすいと思います。
〜まとめ〜『直線、カーブ、その場の回転』
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