《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《テクニック》ひざの曲げ伸ばしを改めて考える 【どうでもいいほど細かく解説】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

f:id:tatsushi_miyake:20210502143505j:plain

スタンダードはあしを使って体を移動させていく動作が

メインとなるダンスです。

 

そのため足と脚をうまく連携させて

動かしてくことが多彩な動きを作るために

重要だと思います。

 

その中でひざの曲げ伸ばしは

脚の動きの中でも一番大きく

わかりやすいが故に難しい一面があります。

 

今日は僕が考えているひざを曲げる意味と

効果に関してダンスオタク目線でお話しします。

 

※今回は足と脚の話が出てくるので

 

足=くるぶしより先

脚=くるぶし〜股関節まで

あし=足+脚

 

ということにして話を進めていきたいと思います。

 

といっても間違っているところがあるかもしれませんが

そこは文脈から読み取ってくださいませ…

 

 

ひざの曲げ伸ばしはどんな意味があるか

 

f:id:tatsushi_miyake:20210324140540j:plain

まずひざを曲げ伸ばしすることに

どんな意味があるかを考えてみます。

 

(1)上下に動く

ひざを曲げると今いる高さより低くなります。

 

ひざを伸ばすと今いる高さより高くなります。

 

ライズ&フォールなど上下に動く動作をする時に

ひざの曲げ伸ばしが使われます。

 

(2)移動する

体が移動する時には大きく分けて

2つの方法があります。

 

ひとつは体の重心を足からはみ出させ

倒れるところにあしを出す方法です。

 

この場合は必ずしもひざを曲げ伸ばしする

必要はありません。

 

もうひとつは曲げたあしを伸ばす時に

床を押してその反作用で移動していく方法です。

 

このときは床をおすことで進んでいくので

ひざはかならず曲げたところから伸ばすことでしか

移動することはできません。

 

床を引いてくるという感覚は確かにありますが、

現実的には体重のない足は滑ってしまうので

押す動作なしに移動することはほぼ不可能です。

 

(3)着地の衝撃を吸収する

ステップする時はどんなに丁寧に行っても

体重を乗せる時には衝撃が発生します。

 

これはやむを得ないと思います。

 

このときに着地のタイミングに合わせてひざを少し曲げることで

衝撃を吸収し移動を途切れないで行うことができます。

 

これはひざと共に足首、股関節、つま先の関節も連動して

曲げたり伸ばしたりします。

 

ひざだけが単体で衝撃を吸収することはできません。

 

ひざの曲がり方はちょうつがいと同じ

 

f:id:tatsushi_miyake:20210502143747j:plain

体の関節にはダンス的に大きく分けて3つの曲がり方が

あると思います。

 

ひとつはちょうつがいのように

まっすぐに二つ折りになるもの。

 

例としてはひじなどほとんどの関節が

この種類に入ると思います。

 

ふたつめはしなるように

カーブするもの。

 

これは背骨です。

 

3つ目ははソケットのように

自由に回転するものです。

 

この回転ができる関節は

股関節と肩関節だけです。

 

ひざの関節はひとつめの

ちょうつがいと同じ曲がり方をします。

 

実際は少し滑りながら云々あるみたいですが、

ここでは単純にドアなどについている

ちょうつがいと同じと考えていいでしょう。

 

膝関節の構造|膝関節のしくみ|膝関節の痛み|人工関節ドットコム

 

そのためひざの関節が曲がるときは

回転などを伴わずまっすぐに

曲がることが重要です。

 

ダンスには回転が多くありますが、

その回転を作っているのはひざではありません。

 

たまに進行方向に膝を捻るように向けている人を

見かけます。

 

たしかにそのような感覚はあるのですが、

現実にひざを捻ると進むことがうまくいかないだけでなく

怪我の元になるので注意してください。

 

ひざは必ずつま先と同じ方向に曲がります。

進行方向に向いているのが一番効率よく

力を発揮することができますが、

それは「足と共に」という条件があります。

 

もしなにかの都合で足が進行方向に向いていない時は

ひざは進行方向より足の向きが優先されます。

 

ちなみに足が進行方向に向いていないということは

べつに珍しいことではありません。

 

・横に進む時

 

・PPで前進する時

 

・回転している時

 

などほとんどの場面で進行方向と一致しないと言っても

過言ではないと思います。

 

なのでなおさら足とひざの向きを一致させて

曲げていくことが大切になると思います。

 

ひざを曲げればスイスイ踊れる

 

f:id:tatsushi_miyake:20210502143952j:plain

このように曲げ方には少しコツがありますが

ひざが曲がることでいろいろといい効果があります。

 

普段ひざが硬いと言われる方や

ひざが痛くなりやすい方は

すこしこんなことに気をつけて

おどってみると楽しく踊れると思います。

 

よかったら試してみてください。

 

〜まとめ〜『ひざは足の向きと同じ方向に曲げる』

関連記事

 

jumbo-miyake.hatenablog.com

 

 

凸凹カップル奮闘記 もくじ

 

 お問合せご意見、ご感想などはこちら

 

 

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 社交ダンスへ
にほんブログ村


社交ダンスランキング