《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《テクニック》大きなスウェーをかけるには 【華やかなボディアクションのために】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 

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社交ダンスで競技を行うようになってから

おおよそ100年ほど経っていると思います。

 

ブラックプールが始まったのが1920年という記事があります。)

Blackpool Dance Festival History

 

この100年ほどで社交ダンスの踊り方

は大きく発展してきました。

 

僕がダンスを見てから25年ほど経ちますが、

その間のスタンダードの変化は大変大きいものがあります。

 

とくに大きな変化はスウェーです。

 

以前は真っ直ぐ垂直に近い感じで立って

そのまま移動していました。

 

でもいまは右に左に大きく体を

傾けながら踊るスタイルになっています。

 

今日はスウェーとは何か、そして本当にスウェーが

大きくなっているのかについて

僕の考えをお話しします。

 

スウェーとはなんだ?

 

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そもそもスウェーとはなんでしょうか。

 

これは定義する教科書によっても違うので

今回はスイングダンスを踊った時にかかる

一番自然な傾きのことをスウェーと呼ぶことにします。

 

それ以外にダンサーが意識してかける傾きのことを

「スウェーに似た何か」ということにします。

 

ブロークンスウェー、コスメティックスウェーなど

新しいスウェーの名前がありますが、

これらは今回に限って「スウェーに似た何か」と

呼ぶということです。

 

自然なスウェーの量はどう決まるか?

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まずスウェー(自然なスウェー)の傾きは

どうやって決まるのでしょうか。

 

例えば自転車に乗っている時を

想像してください。

 

直線上を走っている時は地面に垂直に

立っています。

 

でもカーブする時は自転車が少し傾いて

曲がっていくと思います。

 

これがスウェーです。

 

スウェーは自転車だけでなく

スキー、バイク、飛行機あるいは人が走る時でも

傾きがかかります。

 

この傾きの量は走る速度とカーブの度合いによるので

同じ速度で同じカーブの時は同じ量のスウェーがかかります。

 

よく陸上競技の選手がコーナーから直線に入っていくる時に

ほとんど同じ角度に傾いているのを見たことがあると思います。

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こんな感じです。

 

つまり同じような動きをしている人は

同じスウェーになるということです。

 

しかしダンスでは競技会などで同じ音楽で

同じフィガーを踊っていてもスウェーが大きい人がいます。

 

音楽が同じ=速度も同じ

 

フィガーが同じ=回転(カーブ)も同じ

 

ということです。

 

つまり大きなスウェーに見える人は

スウェーではなく「スウェーに似た何か」を

行っているのだと思います。

 

スウェーに似た何かは2種類

 

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これもテクニックにはいろいろありますが、

おおきくわけて2種類の方法があると思います。

 

(1)脇腹を使って傾きをつける〜脇腹のスウェー

ひとつめは脇腹のあたりを使った方法です。

 

ホールドの下から骨盤の上までのあたりを

伸ばすことで体に傾きを作ります。

 

骨盤も一緒に傾くと体重が足から外れやすくなるので

安定させておく方がいいと思います。

 

肋骨や肋骨と骨盤の間を開くように伸ばすことで

ホールドや頭の向きに大きな傾きができます。

 

注意点は片方ずつ伸ばすことと

真上に伸ばすことです。

 

当たり前ですが、両方の脇腹を伸ばしても

傾きはできません。

 

かならず片方ずつ伸ばしてください。

 

もうひとつ(これが重要)は真上に伸ばすことです。

 

傾きがあるとつい斜め方向やカーブするように

体を伸ばしてしまいがちです。

 

でもそうすると、どこかで重心が足から外れてしまい

倒れてしまうと思います。

 

真上に伸ばすことで左右の脇の長さを変えることで

大きくスウェーがかかっているように「見える」状態に

なると思います。

 

(2)肩(肩甲骨)を使って傾きをつける〜肩のスウェー

もうひとつは肩を使う方法です。

 

これはチェックやランジなどの動作で

使われることが多いです。

 

小さな傾きしかできませんが、

素早くスウェーをかけてアクセントを

演出することができます。

 

もちろん肩が上がって見えたら

アウトです。

 

軽くおしゃれに使うイメージです。

 

本当に大きなスウェーは組み合わせで

 

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実際に踊る時は

どれか一つのスウェーだけで踊ることは

あまりないと思います。

 

1つのスウェーと2つのスウェーに似た何かを組み合わせて

全体として大きなスウェーにしていくのがいいと思います。

 

この動作の配分はどのようにしても構わないと思います。

 

それは表現だからです。

 

どのくらいの配分で行うと自分たちがよく見えるか

それを研究して華やかに踊るのがいいと思います。

 

ひとつ注意点を挙げるなら、動作の順番は

決まっているといことです。

 

配分は自由ですが、かならず

 

自然なスウェー

  ↓

脇腹のスウェー

  ↓

肩のスウェー

 

の順番でおこないます。

 

脇腹のスウェーをしたら

自然なスウェーはできません。

 

肩のスウェーをしたら、自然、脇腹のスウェーはできません。

 

なので下から積み上げていくように行うことで

結果的に大きなスウェーになり

華やかさが増すと思います。

 

華やかな方がいいのかという話は

また別なので自分のやりたい華やかさになるように

研究してください。

 

〜まとめ〜『スウェーと「スウェーに似た何か」を組み合わせて華やかに。』

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