《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《頭の使い方》意識しているけどできない時の処方箋 【わかっているのにできない人は、脳と体の関係を知ればできるようになる】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

UnsplashBĀBIが撮影した写真

みなさんはレッスンで習っている時や練習の時に

こんなことはありませんか?

 

意識しているのにできない

 

やらないようにしているのにやってしまう

 

このように気持ちと行動がうまく噛み合わない時は

少なくないでしょう。

 

今日はなぜこのようなことが起きるかと

その解決方法を僕なりにお話しします。

 

人間の行動が起きる仕組み

UnsplashMilad Fakurianが撮影した写真

僕は専門ではないので、正確ではないかもしれませんが

基本的に人間は頭(脳)で考えて命令を出し

体(身体)が動いていると思います。

 

脊髄から反射で動くこともあるようですが、

ダンスで動く範囲では脳から命令が来ていることが

ほとんどと考えていいでしょう。

 

そのため

 

(1)身体が行動をしている→脳から正しい命令が出ている

 

(2)身体が行動をしていない→脳から正しい命令が出ていない

 

と考えられます。

 

 

意識とは?

UnsplashAhtziri Lagardeが撮影した写真

ではよくレッスンでも聞く

 

「意識しているけどできない」

「意識していない(けどやってしまう)」

 

について考えてみましょう。

 

これはまず意識とは何か?という部分の理解が必要でしょう。

 

調べてみると意識は知覚、あるいは物事や状態に気づくことといった

説明がなされていることが多いようです。

 

よくわからんですね。

 

ダンスにおける意識は脳で考えているとしていいでしょう。

 

「意識しているけどできない」は

「脳で考えているが、行動が正しくできない」ということになります。

 

逆に「意識していないのにやってしまう」は

「脳で考えていないにも関わらず、体が行動してしまう」

 

ということになるでしょう。

 

これは似ているようで実はちょっと違う現象だと思います。

 

それぞれ分けて考えてみましょう。

 

 

その1|意識しているけどできない

UnsplashWilliam Recinosが撮影した写真

意識しているけどできない理由は

大きく分けて2つあると思います。

 

(1)脳が考えていること、命令が間違っている

(2)脳から行動する命令が出ていない

 

順番に見ていきます。

 

(1)脳からの命令が間違っている

ほとんどの場合がこちらだと思います。

 

しようとしている動作全体のイメージは合っているが、

どこの筋肉をいつどのくらい使うかの命令が間違っているのです。

 

ダンスにおいて体を動かすということは

筋肉をどう動かすかということに集約していくと思います。

 

筋肉は力をいれる(縮める)か力を入れない(縮めない)の

どちらかしかできません。

 

力を抜くとか、筋肉を伸ばすという動作は

直接その筋肉ではできないということです。

 

そのため自分が行おうとする動作に対して

正しい筋肉に正しいタイミングで、正しい量縮んでもらう命令が必要です。

 

そんなこと考えられないよと思うかもしれません。

 

現実にひとつひとつの筋肉のことを

考えている感覚はないかもしれませんが、

うまくできることはそうやって処理をしているはずです。

 

(2)脳から行動する命令が出ていない

次はどちらかというか少ないですが、

脳から命令が出ていないという状態です。

 

わかりやすいパターンは音楽が取れない人です。

 

音楽が取れない人には2パターンあります。

 

・そもそも音楽が取れない

 

・動く前はカウントできるけど、動き出すと外れてしまう

 

この2つ目の人が脳から命令が出ていない状態に

当てはまることがあります。

 

動き出すと、動くことに脳がリソースを取られて

音楽を聴くという動作をしなくなってしまうのです。

 

わかりやすく言えば忘れている状態です。

 

当然本人はさっきまで聞いていたので

今も聞いていると思っていますがそうではないこともあるということです。

 

これは自分で気づくことは、かなり難易度が高く

人に言われないとわからないでしょう。

 

また言われてもそれを受け入れることが

できない人も多いかもしれません。

 

動く前には音楽を聴いて意識しているので

そのまま行っている感覚があるからです。

 

これも意識しているけどできないにはてはまりやすい

状態だと思います。

 

 

その2|意識していないのにやっている

UnsplashFrancisco De Legarreta C.が撮影した写真

次は逆のパターンです。

 

自分ではそうやっていないのに

なぜかしてしまうことです。

 

例えば男性の右手で女性を引っ張ってしまうなどが

一番わかりやすい例でしょう。

 

注意されても

 

「いやーそんなことやろうとしていないんだけどね〜」

 

みたいな答えが返ってくるパターンです。

 

これもその1と結果的には同じことが起きているのです。

 

自分は気づいていないけど、

脳から右手で女性を引っ張れ!という命令が出ているのです。

 

もちろん何かの霊や狐などが取り憑いて

自分の意思とは別に動いている可能性は否定できません。

 

ただそこは僕もまったくの専門外なので

今回はあくまでも自分の体内で起きている場合とします。

 

みなさんもレッスンで「〇〇になってますよ。それは良くないです」

と言われて「えっ?!そんなことしてる?」みたいに感じたことは

あると思います。

 

これがこのパターンとなります。

 

意識と脳からの命令は必ずしも一致しない

UnsplashDimitar Belchevが撮影した写真

ここから考えられることは

意識、ここではいわゆる頭で考えていることと

脳からの命令が必ずしも一致していないということです。

 

例えば

 

先生「ここは右足に乗りますよね?」

ぼく「はい右足に乗ります!」

先生「三宅くんは乗ってないよ。」

ぼく「えっ?!」

 

 

先生「右手で女性を引っ張ってはいけないよね?」

ぼく「はいそんなことはしてはいけないです!」

先生「三宅くんは引っ張ってるよ。」

ぼく「えっ?!」

 

こんな感じです。

 

つまり僕は右足に乗ろうと思っている意識はあるけど

実際は乗っていない。

 

右手で引っ張ってはいけなので引っ張らないように意識しているが

実際は引っ張っている。

 

こういうことが起きるのは珍しくないのです。

 

まさか自分がそんなことをと思うかもしれませんが、

初心者から上級の人まで誰でも起きる可能性があるということです。

 

よく頭と体が一致しないという人もいますが、

脳の命令と体の動きは必ず一致しています。

 

ずれているのは自分の意識(知覚)なのです。

 

意識と脳を一致させる

UnsplashLucas Kが撮影した写真

ではどうすればいいか。

 

これは簡単です。

 

考えてから動き、確認することです。

 

よくあるパターンは考えたつもりで

とりあえず動き始める。

 

そして自分が思った動きができているかを確認しないで

次の動作に入ってしまうような状態です。

 

現状がわからないまま次に行こうとするので

当然意識とのズレが生じます。

 

現状を把握しないで命令を出すので

その命令もチグハグになるのは当然でしょう。

 

まさに少し前に流行ったPDCAサイクルです。

 

P|Plan 計画 これから何をするか決める

D|Do 行動 実際に計画通りに行動する

C|Check 確認 行った行動が計画どりになっているかを把握する

A|Action 修正 計画とのずれを直す

 

参考

PDCAサイクル - Wikipedia

 

大体の人がPDDDDDDDDDD…なのでうまくいかないのです。

 

もちろん音楽に合わせているときは実際に止まるわけではありません。

 

ただPDCAのうち本当に移動しているのは

Dの時だけです。

 

P,C,Aのときは非常に短い時間ですが、

止まって考えているのです。

 

これを素早く行うことで、

続けて動き続けているように見えるのだと思います。

 

〜まとめ〜『考え、動作し、確認のあと、修正してから次のことを考える』

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