こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのTJ Dragottaが撮影した写真
ワルツやスローでライズをした時に
勢いがつきすぎたり、逆に足りなかったりして
うまく立てない時があると思います。
上手な人を見ると絶妙な加減でピタッと立っています。
もちろん多少は筋力でも調整できますが、
基本的にはこの勢いとライズの関係を
うまく調整すれば大体うまくいきます。
今日はライズでうまく勢いをコントロールできない人が
気をつけるといいポイントをご紹介します。
進む勢いとライズの関係は?
UnsplashのJason Strullが撮影した写真
まず登っていく坂道を想像してください。
そこに向かってスキーでも自転車でもいいので
ある程度のスピードで向かっていくとします。
そうするとどうなりますか?
最初のスピードからだんだんゆっくりになって
最後は止まってしまうと思います。
そして今来た方向に戻っていくかもしれません。
次にボールを投げることを想像します。
真上に投げるとどこかで止まって落ちてきます。
このように何かが上に上がると
どこかで止まって下に降りてくるという現象が起きます。
地球上では。←ここ大事
ダンスのライズもこれと同じ現象です。
上に上がることで、勢い(=速度)が少なくなり
どこかで止まるということです。
止まる場所を勢いで決める
UnsplashのCHUTTERSNAPが撮影した写真
ではボールを前上に投げるときに
天井に当たらないくらいまで投げることをイメージします。
そうすると一回ではできないかもしれませんが、
何回かやるとだんだん力加減がわかってくると思います。
これくらいの力で投げるとちょうど天井にぶつかるかぶつからないかくらいだなと。
これがわかるとそこから10cmくらい離れたところなども
だいたい感覚でわかると思います。
では次にボールを天井から紐で吊るしている状態を
想像してください。
このボールを揺らしていくと
どこかで天井にぶつかります。
これも投げるように勢いをつけて
天井にぶつかるギリギリに調節することは
何回か練習していけばできると思います。
はっきりとした言葉で言うのは難しいですが、
これくらいかな?みたいな力加減はわかると思います。
ここまで来ればライズで立てるようになったも同然です。
ライズは振り子と同じ原理
スイングダンスは振り子と同じと言いますが、
現実には上から吊るされていないので振り子ではありません。
ただこのライズと進む勢い(=速度)の関係は
振り子と非常に似ています。
ワルツならカウント1で水平方向に動く速度と
カウント2で上がっている高さがうまく合っていれば
頂上でうまく止まることができると思います。
ナチュラルターンなどクローズして終わるフィガーは
この状態です。
じゃあ勢いの方が大きい、またライズが少し低かったらどうなるでしょうか?
これはシャッセやウィーブのように
ライズしながら通過していくフィガーになります。
(ウィーブは回転の角度にもよりますが)
また勢いが少ない、あるいはライズが少し高かったらどうなるでしょうか?
これはホバーのようにライズして戻ってくるフィガーになります。
このように勢いとライズの関係をちょっと覚えることで
バランス良く立つことができるようになると思います。
ライズだけではないけれど
UnsplashのEdu Lautonが撮影した写真
もちろんライズをしてピシッと立つためには
ライズさえできればいいわけではありません。
でもライズの部分は80%くらいの部分を
占めているともいます。
ここをうまく調整することで
きっとうまく立つことができると思います。
ぜひ勢いとライズの関係を
いろいろ思考実験してみてください。
〜まとめ〜『mgh=1/2mv^2』
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