こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのTowfiqu barbhuiyaが撮影した写真
みなさんも日頃からレッスンを受けて
頑張っていると思います。
レッスン中に色々と質問することもあるでしょう。
質問するということは上達において
非常に重要です。
言われたことを素直にやるのは大事ですが、
受け身になりすぎるのもよくない時もあります。
ただこの質問するにもちょっとコツが入ります。
今日はよくある質問の仕方と
その改善ポイントを僕なりにお話しします。
質問1 これって速いですか?
UnsplashのSiora Photographyが撮影した写真
おもにバリエーションをレッスンしている時に
聞かれることが多い質問です。
・これって速いですか?
・速く踊ったほうがいいですか?
・思ったより速いですか?
などです。
速いとか遅いというのはあくまでも相対的なことです。
そのため単純に速いか遅いかをきいても
あまり意味はありません。
速く踊った方がいいかも、結局カウント通りに踊るという答えになってしまいます。
また思ったより速いかどうかは、あなたしかわかりません。
たしかに聞きたいことはなんとなくわかりますが、
この聞き方では思った答えがもらえない可能性が高いでしょう。
この質問をする人の聞きたいであろうことは
(1)今自分が踊ったのが、音楽に合っているか?(遅れていないか?)
(2)遅れてしまう原因を知りたい。
(3)素早い表現をしたいので、どうやってやるかを聞きたい
などでしょう。
ほとんどの場合はカウントに&が入っていたりして
1歩の時間が短い場合に速いという言葉が出てくると思います。
たとえば 123 と 1&23 だと、確かに1&23の方が
速く感じるかもしれません。
ただその時移動や回転が速いかどうかはまた別問題です。
最初の1&の部分が1拍の中に2歩あるというだけの話です。
つまり123は 1拍+1拍+1拍 ですが、
1&23は (0.5拍+0.5拍)+1拍+1拍 となるため
前半が速く感じるということです。
これはビートバリューと言って、1歩の時間と拍の関係を知ることで
ある程度解決していけると思います。
速い、遅いだけでは、その時に気分によって変わってしまうので
いつまでも理解できないと思います。
質問2 なんで私はできないんですか?
UnsplashのJason Strullが撮影した写真
つぎはこちらです。
たしかに理由がしっかりとある場合もあるでしょう。
しかし多くの場合すでにその理由は説明されています。
「ここがこうだからできないので、こうしてください。」
みたいな感じでレッスンは説明されることが多いので
その後にどうしてできないかを聞かれても同じことしか出てこないでしょう。
とくに基礎的な動作、前に足を出すとか上を向くなどができない時に
なぜできないかを聞かれてもそこは難しいです。
もちろんそこに理屈がある時もありますが、
90%以上の場合はシンプルにやっていない
つまり忘れていることが理由でしょう。
なので頭でしっかり考えて忘れないようにすることで
ほとんどの場合はできると思います。
逆に言えば身についていないことは
考えないと絶対にできません。
このようば場合できない理由を知ったところできるようにはならないので、
何をするべきかに脳のリソースを割きましょう。
質問3 これって難しくないですか?
UnsplashのBen Kitchingが撮影した写真
最後はこちらです。
・これって難しくないですか?
・難しいですね。
これに対する答えはひとつです。
そうですね。
確かに難しいです。
教えてくれる人も難しいことだと思っていますが、
頑張って身につけたのでしょう。
まして身についていない段階ではもっと難しく感じるかもしれません。
それは十分にわかっています。
しかしそれをレッスンで言ったということは
あなたができるレベルにあると思っているからだと思います。
もしあなたのダンスレベルに対して過剰に難しいことだと思ったら
教える人も言わないでしょう。
なので少し難しいとは思いますが、
まずは信じててやってみてください。
難しいながらも多分できるし
やってみたら意外と簡単に踊れるかもしれません。
やらずに考えるより、やってみて考えた方がいいと思います。
命にかかわらない失敗は失敗ではない
UnsplashのDiego Jimenezが撮影した写真
ダンスは上手に踊れるとかっこいいですが、
失敗すると恥ずかしいかもしれません。
それは確かにそうです。
僕も失敗はしたくありません
ただレッスンのときは上達を目指す場であって
本番ではありません。
そのためうまく踊れないことは失敗とは違います。
むしろできないことがわからない方が
レッスンにおいては失敗でしょう。
本番でうまく踊るために、レッスンでは失敗を重ねて
正しい技術を覚えていくのです。
そのひとによって教え方に差はありますが、
うまく踊れないことを笑う人はいません。
もしいたらそんな人に習う必要はないでしょう。
できなことをできるように真剣に向き合ってくれるコーチャーに
しっかりと習うことで本番で楽しく綺麗に踊ることができると思います。
〜まとめ〜『質問する力もダンス力』
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