こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのScott Broomeが撮影した写真
身長差があるカップルには独特の感覚があると思います。
とくにホールド関係には多くの悩みがあるかもしれません。
ただ身長差があることによるメリットは
あまり多く語られることがありません。
今日は身長差があることによるホールドに関するメリットを
男性役、女性役それぞれの目線からお話しします。
なお今回もいつも通り男性役が大きく、女性役の身長が低い時場合を
想定して進めていきます。
女性役から見たメリット
UnsplashのCandice Picardが撮影した写真
まず女性役から見た一番のメリットは
相手が大きいことです。
身長がある場合大体体重も女性よりそれなりに多いため
多少しがみついたりしてもふらつくことは少ないです。
もちろん捕まる前提で踊るわけではないですが、
回転する時の遠心力がかかるような場面では
相手の体重の多さがメリットとなります。
他にも大きなラインフィガーなどを作るときも
少しくらい寄りかかっても大丈夫かもしれません。
このように男性自体の体重を利用しやすいというのが
一番最初にあるでしょう。
次に思いつくのは自分と男性の間に
上下方向にも差があるためトップの大きさが見えやすいことです。
同じくらいの身長のカップルは
トップを大きく開いてもほとんど同じ高さのため
横から見た時にトップの広がりが見えにくいです。
とくに協議会においては審査員も同じ高さに立って見ているので
なおさら見えにくいです。
そのためスウェーやシェイプをかけることで
ホールドの円を斜めにすることで表現しなければいけません。
それに対して身長差がある場合はすでにホールドの円が斜めになっているため
広がりが見えやすいと思います。
とくにコントラチェックなど前後の広がりが大きいものは
圧倒的に有利だと思います。
最後はホールドが緩みにくいということです。
相手の腕が高い位置にあるため腕が緩んでひじが下がるということが
起きにくいと思います。
もちろん高いところにキープするのは大変ですし
崩れた時のデメリットは確かに大きいです。
しかしキープしようという意識が比較的保ちやすいのもまた事実です。
同じくらいの身長だとひじが下がっても
自分では気づかないこともあります。
またあまりあげようとすると今度は男性より高くなり
隙間が空いてしまうこともあります。
そういう心配がないのも身長差があることによるメリットでしょう。
男性役から見たメリット
男性役としては女性が自分より低いことで
組みにくいと思っている人も多いように感じます。
確かにある程度気をつけることもありますが、
メリットもたくさんあると思います。
まずはなんと言っても女性が軽いということです。
相手が小さいということは多少腕で強引に振り回しても
動かすことができると思います。
強引と言っても相手に不快感を感じさせてはいけません。
しかしちょっと失敗した時や
急に人を避けようとしているときなど
ある程度筋力でカバーすることができます。
もちろんテクニックを使ってリードできれば
それに越したことはありません。
しかしそうはいかないこともあるというのが
現実でしょう。
そういう時にある程度バレないようにですが、
ぐいっとできるのもひとつのメリットです。
また女性の頭が自分に対して低いので
男性から見て右スウェーのときに
非常に大きく傾いて見えると思います。
ナチュラルターンやライトランジなど
見せ場ではかなり大きく傾くことができます。
またそのときに女性を支えるのも
相対的に軽いためやりやすいと思います。
最後はスタンダードから少し離れますが、
踊り始めや踊り終わった時に
女性を腕の下でくるっと回しやすいです。
競技会だけでなくダンスタイムでも
曲の最後にくるっと女性を回せばそれだけで好感度が爆上がりです。
ただ女性が自分より大きいと
ちょっと手が届きにくかったりして
うまくできない時があります。
またスタンダードのドレスはそでに大きな布がついていることもあり
それが引っかかってしまうこともあるでしょう。
男性の方が大きいとそういうことも少なく
相手を俯瞰して見ることができるので割と回しやすいでしょう。
そのようなちょっとしたことでもメリットはあるということです。
メリットに頼ってはいけない
UnsplashのRyan Francoが撮影した写真
とはいえそのメリットは同時に弱点でもあります。
とくに男性の腕力で踊ることは
男性にとっても女性にとても弱点となりうる点です。
男性としてはしっかりと足やボディでリードすることを
忘れてしまいがちです。
女性としても動かしてもらえるからいいかなという気分になり
自分でしっかりと踊る気持ちが少なくなりやすいでしょう。
先ほどのメリットはありながらも
それを活かすのは正しいテクニックです。
これは身長差は関係ありません。
そこを勘違いしないように基本のテクニックをしっかりと練習し
ブレのないダンスをしてください。
そしてメリットをさらに使うことで
より良い自分たちだけのダンスを作ってほしいと思います。
〜まとめ〜『身長差があることも強みになる』
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