こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのJonas Jacobssonが撮影した写真
ダンスの醍醐味のひとつに回転があります。
ひとりで回るものもあれば
ふたりで組んで回るものもあります。
スタンダードでは基本的にふたりで回転します。
ひとりで回るのはポジションが変わるときくらいです。
ただこのふたりでまわるというのが意外と難しいです。
とくに身長差があると回転のバランスが取りにくい時もあるでしょう。
今日は相手より背が低い女性が気をつけるといいコツ3選を
僕なりにお話しします。
その1 意外と外側を回る
UnsplashのJacky Wattが撮影した写真
まずは回転の軌道です。
右回転でも左回転でもスタンダードで回っていく時は
ホールドの大きさがひとつの基準になります。
大きい方がいいとかそういうことではありません。
ふたつの観点から女性が思っているより
ホールドが大きいからです。
ひとつは単純に体格の差が腕の長さにも出やすいということです。
同じスタイルでも身長差があるということは
当然男性の方が腕の実寸が長くなります。
また体の幅(肩幅)もあるので腕を横に広げた時の差は
それ以上になるでしょう。
そのため背の低い女性が占める円周の割合は
多分50%より少なくなることは間違いないでしょう。
もうひとつは円を構成している割合が
男性の方が多いということです。
これは身長差に関係ないです。
男性と女性は半分ずつ円を作っているよ〜と言いますが、
男性の右手と女性の左手のあたりは重なっています。
そのため男性の右手つまり女性の左の肩甲骨あたりから
女性の右手くらいがなんとなく女性が円周と感じやすい部分です。
とうぜんそれくらいだと僕の肌感覚では
円の1/3くらいかなと思います。
少なくとも半円よりは少ないでしょう。
もちろん女性も半分なんだと思うことは正しいです。
ただ肩甲骨から右手までだなぁという感覚と
半円だなぁという感覚が混ざると
意外と小さな円を想像してしまう可能性があるということです。
以上の観点から女性の感覚として
思ったよりホールドの円周は大きいので
思ったより大きな円を想像した方がいいということです。
その2 意外と体重をかける
次は遠心力に関係することです。
ふたりで回転すると外に引っ張る遠心力がかかります。
遠心力とはなにかを本当に考えると
かなりめんどくさくなるのでここでは
外に引っ張る力があるな〜くらいでOKです。
これは回転の速さと体重に関係します。
回る速度はふたりで組んで回る場合
当然同じスピードになるので問題ありません。
ところが身長差があるということは
体重差もあると思うので遠心力は結構違ってきます。
もし同じ姿勢をとっていたら
多分女性側の方が簡単に引っ張られてしまうでしょう。
これはシンプルに体重の差があるからです
身長差があると体格差からくる体重の差も大きくなりやすいですが、
身長差がなくても女性が軽い場合は同じ問題が起きます。
これを解決するためには
女性側がより多く寄りかかるような感じが必要です。
女性は男性に「重い!」と言われることを警戒して
寄りかからないで踊りやすい傾向を感じます。
ただ遠心力は必ずかかるので
しっかりとよりかかかる感覚がないと苦しくなります。
男性も多少重く感じても上手く利用すれば回りやすいはずなので
あまり気にしないで体重をかけてみましょう。
その2 意外と脚は動かさない
UnsplashのAnelya Okapovaが撮影した写真
最後はスピンターンを連続して行う時です。
ワルツの最初の方などに
連続してクルクルって回るやーつです。
あのスピンは見た目も華やかで憧れますが、
苦手な人も多いと思います。
僕も身長差が大きかったせいもあり
かなり苦手でした。
なるべくやらないようにしていたのですが、
プロになってしばらくしてさすがに逃げられないと…
逃げていた分最初はかなり苦労しましたが
今はまあ苦手ではないくらいにはなりました。
まあそれはおいといてスピンをする時は
進みながら回転しますが、意外と脚は動きません。
正確にいうと右脚は相手の足の間に置いておくことがポイントです。
スピンで失敗しやすいのは右脚が相手の足の間から抜けてしまい
バランスが崩れてしまうことです。
右のももの内側があいての右のももの内側に
軽く触れているような状態をキープします。
そうするとその部分がふたりの回転の軸になるため
安定して回ることができると思います。
意外と回転は難しくない
フィガーにもよりますが、
回転は意外と難しくありません。
とくに身長差があるとバランスの取り方に少しコツがありますが、
体重差もあるため男性が女性をある程度筋力で支えやすいです。
そのため女性としては男性をうまく利用して
回っていくことは身長差がないカップルより
やりやすい、つまり有利だと言えると思います。
身長差があるとカップルバランスが悪いからどーたらこーたらと
行ってくる輩がいますが、気にする必要はありません。
たしかに違いはありますが、悪いことはありません。
何が違って何が必要かをちょっと気をつければ
身長差がないカップルより綺麗に踊ることは難しくありません。
身長差は一種の特徴です。
優劣ではありません。
自信を持って踊っていきましょう。
〜まとめ〜『回転は釣り合いの取り方に注意』
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