こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのKat Damantが撮影した写真
スタンダードを踊る時は
礼服と言って服装が決まっています。
もちろんパーティのダンスタイムや練習などの時は
正直どんな格好でも構いません。
しかし競技会の場合は必ず、デモンストレーションでも
多くの場合男性は燕尾服を着ます。
慣れて仕舞えばどうということはないですが、
最初は着る時にいろいろ戸惑うこともあるでしょう。
今日は初めて燕尾服を着る時に
気をつけるといいこと3選を僕なりにお話しします。
その1|前日に部品チェックする
UnsplashのGlenn Carstens-Petersが撮影した写真
まず燕尾服はパーツがとても多いです。
(1)燕尾服 上着
(2)燕尾服 パンツ
(3)イカ胸(Yシャツ)
(4)カラー(襟の部分 プラスティックでできている)
(5)ハンカチ(燕尾服の胸ポケットに入れる)
(6)蝶ネクタイ(必ず「白」を用意)
(7)カマーバンド(燕尾服の上着についていることも多い)
(8)サスペンダー(燕尾のパンツにつけるズボン吊)
(9)カラーを止めるボタン(前後)
(10)カフスボタン(袖を止めるボタン)
(11)イカ胸(Yシャツ)の胸のボタン(3〜4個)
ざっとあげげてもこれくらいあります。
最近はYシャツにボタンがついているものや
カラーがついてるものもあります。
ただそれでも数があるので、あらかじめ部品が揃っているか
チェックしておくことをお勧めします。
とくに胸に入れるハンカチがないことが多く
当日焦っている人を見かけます。
最悪トイレの手拭き紙や名刺を使って乗り切る技もあります。
覚えておきましょう。
その2|最初に組み立てておく
UnsplashのNimble Madeが撮影した写真
燕尾服の上着はそうでもないですが、
パンツのサスペンダーやYシャツにつける部品は
切る前につけておくことを強くお勧めします。
とくにイカ胸はボタン類が多いです。
とくにカラー(えり)を別につけるタイプでは
ボタンを後ろにもつけなければいけないため
着てからつけるのは少し難しいです。
出番前の時間がない時に焦らないように
あらかじめ切る前にカラー、ボタン、カフス(袖)ボタンは
つけておきましょう。
特にカフスは一ヶ所だけ通して、
曲げておけば着る時もすぐできますし、
知らないうちに抜けてしまうこともありません。
またカラーのボタンは通常前後とも同じ形であることが多いです。
ただよく見ると長さが違うことがわかると思います。
長い方が前、短い方が後ろになります。
着てみるとわかりますが、後ろはシャツとカラーの2枚ですが、
前はシャツの左右2枚と、カラーの左右2枚の計4枚が重なります。
そのため厚み出てしまうことに対応するために
長いボタンになっています。
なぜかわかりませんが、多くの人が長い方を
後ろにつけていることが多くあるように感じます。
見た目は変になりませんが、前をつける時に苦しくなるので
長い方を前にするようにしてください。
またこのカラーを止めるボタンは金属の丸い部分が
倒れるようにできています。
どちらかに倒して通して、またきのこの形に戻すことで
抜けにくくなります。
後ろのボタンは首の後ろから通すだけの場合が多いですが、
前はシャツの前側にポケットがあり
そこから入れることもあります。
穴が貫通してないと焦らずに
ちょっと前の下側を見てみると
入り口があると思います。
後ろも同じようになっていることもあるので
もし穴がないぞと思ったら
探してみましょう。
その3|蝶ネクタイはつけてから調整する
UnsplashのJoice Kellyが撮影した写真
最後は蝶ネクタイです。
これはつけている男性は見えないので
忘れやすい部品です。
蝶ネクタイがないとなんとも締まりがないので
かならず周りの人が注意してあげましょう。
それはさておき蝶ネクタイには
自分で結ぶタイプと、ホックで止めるだけのタイプがあります。
このブログを読んでなるほどと思っている人は
自分で結ぶタイプではないと思います。
このフックも自分でつけるには結構難しく
最初はなかなかハマらないことが多いでしょう。
蝶ネクタイの首周りの長さは
金属の部品がついているあたりで調整することが多いです。
あらかじめある程度合わせておきますが、
気持ち長めにしておくとつける時に楽でしょう。
つけてからこの金属の部品をずらせば長さ調整は簡単です
心配な時は誰かにやってもらう方が
ストレスがなくていいと思います。
またもしあなたが自分んで結ぶタイプをつける時は
かならず事前に練習しましょう。
結び方は普通の蝶結びをすればいいだけなので
別に難しくありません。
がぁ
鏡で見ながらやると、手が前後逆に動き
全く結ぶことができません。
何度か練習してできるようになってしまえば
すぐ結べるようになります。
ただ初めての場合は必ず「必ず」練習してください。
いきなりやるとまず失敗します。
最悪ホック式の蝶ネクタイも持っていくことを
おすすめします。
初めてのエンビは気持ちが上がる↑
UnsplashのCole Keisterが撮影した写真
僕は初めてエンビを着たのが学生で
アマチュア戦に出る時でした。
背が高かったのでお下がりとかはなく
最初から自分のを作りました。
今のエンビとは軽さも踊りやすさも比べものになりませんが、
その時はエンビのかっこよさにかなりテンションが上がりました。
出来上がった当日教室で初めてきた時に
先生から一言こう言われました。
「いや〜背が高いからかっこいいな!踊らなければチャンピオンだ!」
いやいや〜照れr…踊らなければ?!
まぁそうですよね。
ただ逆に燕尾服に負けないように練習するぞという気持ちになったのも
また事実です。
このブログを読んでいる方の中にも
これから初めてのエンビを着る方もいるでしょう。
ぜひいい気持ちで踊ってほしいと思います。
またご自分の燕尾服を作ってみたい方は
ハセベさんで作ってみてはいかがでしょうか。
お値段はそれなりにしますが、確かな品質ときめ細やかな対応で
きっと満足できる仕上がりになると思います。
僕は最初の1着以外すべてハセベさんにお世話になりました。
世界のトップダンサーもわざわざ日本に作りに来るくらい
信頼と伝統があります。
おすすめです。
〜まとめ〜『燕尾服はちょっとめんどくさいけど、気持ちはアガる↑』
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