《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

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《フィガー解説》チェイスのこつ3選 【タンゴバリエーションにつながるいいフィガー】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。

 


Unsplash
Mark Galerが撮影した写真

 

 

タンゴのフィガーで最初に習うバリエーションっぽいフィガーは

ベニーズクロスとチェイスだと思います。

 

チェイスは正確にいうとベーシックですが、

ステップも多く移動距離や回転もいわゆるベーシックとは

結構違います。

 

今日はこのチェイスを踊る時のコツ3選を

僕なりにご紹介します。

 

 

コツ1〜まずはまっすぐ進む

 


Unsplash
Sebastien Gabrielが撮影した写真

 

 

チェイスは鋭い回転が魅力のフィガーです。

 

この回転を意識して

1歩目から少しずつ回転してしまうと

うまくいきません。

 

PPからスタートして3歩目までは

普通のクローズドプロムナードと同じように

まっすぐに進みます。

 

そこから急に回ることで

タンゴらしい表現になると思います。

 

このとき3歩目のフットワークにポイントがあります。

 

通常男性も女性も3歩目のヒールは床に下ろします。

 

このフットワークをちょっと変えてボールだけで踊ります。

 

ただ高さが変わらないように、

ひざはすこし緩めるようにしましょう。

 

こうすると3歩目が素早い動きになるので

その前のためが長くなることや

その後の回転を鋭くする効果があります。

 

コツ2〜4歩目は前進後退

 


Unsplash
Noémi Macavei-Katóczが撮影した写真

 

 

チェイスの醍醐味、鋭い回転の部分です。

 

チェイスの4歩目は足をかけるみたいに

表現されることが多いと思います。

 

僕もレッスンの時につい言ってしまうことがあります。

 

しかし正確にいうとこの4歩目は

前進後退です。

 

ここすごく大事です。

 

男性は回転に目がいって

ホールドを右に回す動作になりがちです。

 

この部分は女性を中心(内回り)に男性が周りを周り(外回り)ます。

 

なのでホールドを右に回すというより

ホールドを動かさないで自分が周りを回る感じになります。

 

そのため移動する必要がある、つまり前進することが大事ということです。

 

もちろん回転なのでカーブする必要があります。

 

ただそれでも「前進する」ということは

絶対条件です。

 

女性は先ほど言ったように回転の中心

軸になる動作です。

 

そのため男性の前進に比べて歩幅はかなり小さくなります。

 

さらに回転があるので男性と同様に

カーブはかなりあります。

 

こうなると右足の後ろに左足をかけているかのような

動きになります。

 

ただ足を後ろにかけるということは

前進しているということです。

 

つまりフォワードロックになっているということです。

 

ここはクローズドポジションで男性が前進しているので

女性は後退しないと動きが成立しません。

 

ふたりとも前進したらお腹がドーンッ!となってしまいます。

 

これはまずいですよね。

 

そのためここは後退になるのは間違いないです。

 

カーブしながら小さく後退するということは

右足のヒールのそばに左足のつま先を90度の向きにおくようにすると

うまくいくと思います。

 

右の股関節を引くようにして左足の向きを鋭く変えることで

回転の軸を作ることができると思います。

 

ロックではなく小さく後退することを

ちょっと覚えておいてもらえるといいと思います。

 

コツ3〜回転の後はまっすぐ進む

 


Unsplash
Christian Englmeierが撮影した写真

 

 

鋭く回転した後の5歩目はまた前進後退になります。

 

鋭い回転の勢いで5歩目も回ってしまうことが多いと思います。

 

こうなると進行方向がおかしくなったり

移動量が少なくなって踊りが小さくなりやすいポイントです。

 

実際に回転はありますが、自分が踊る上では

まっすぐに前進後退する感覚でいいと思います。

 

4歩目の鋭い回転はとても勢いがあります。

 

そのため5歩目でまっすぐにいく感覚でも

ちょうどよく回転していけると思います。

 

とくに男性は4歩目の勢いを右足で吸収して

まっすぐに5歩目を目的の方向に後退することで

女性にスムーズに回転を伝えることができると思います。

 

チェイスはバリエーションの入り口

 


Unsplash
Philが撮影した写真

 

 

タンゴを習い始めてバリエーションに入っていく時に

習うフィガーのひとつにチェイスがあると思います。

 

回転もあり鋭い動きもあるタンゴらしいフィガーです。

 

また2回続けて踊ることもできて

ダブルチェイスとして回転を連続して踊ることもあります。

 

チェイスはとても応用範囲が広く

いろんなバリエーションの流れにつなげることができるいいフィガーです。

 

ぜひみなさんもチェイスを覚えて

いろんな場面で使ってみてください。

 

〜まとめ〜『チェイスの本名は「ザ・チェイス」です。』

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