《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《ホールド》機能性を高めよう 【代表的な機能とそのポイント3選】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Michael Dziedzicが撮影した写真

 

スタンダードではホールドを組んでおどります。

 

このホールドは見た目はもちろんですが、

機能することが大切です。

 

つまり踊ることに対して役に立つといいよねってことです。

 

今日はホールドの機能と機能するためのポイントを

僕なりにお話しします。

 

ホールドの機能


Unsplash
Annie Sprattが撮影した写真

 

ホールドの機能はとてもたくさんあります。

 

その中でまず覚えておくといいかなと思うのは

次の3つです。

 

(1)自分の動きを伝える

(2)遠心力に対する求心力を作る

(3)トップの大きさを作る

 

ひとつずつ簡単に説明します。

 

(1)自分の動きを伝える

まず一番大切なのは動きを相手に伝えることです。

 

男性からすればそれはリードにもなります。

 

また女性からしても男性に動きを伝えることで

相手が次の動きを判断する材料にしてもらうことになります。

 

スタンダードでは手や腕以外にボディもコンタクトしてるので

そこから伝わる部分もあります。

 

しかしボディは押す方向の動きしか伝わりません。

 

離れる方向やズレる方向、回転などは

あまりうまく伝わらないと思います。

 

このときにホールドがあると全ての動きを

うまく伝えることができます。

 

 

(2)遠心力に対する求心力を作る

回転するとお互いが離れる方向に

引っ張る力が働きます。

 

そのままだと後ろに倒れてしまうでしょう。

 

これを防ぎ回転をするためには

ホールドで求心力という力を作る必要があります。

 

ボディだけでは引っ張る力を作ることはできません。

 

なので腕つまりホールドを利用することで

引っ張る力を得ることができます。

 

 

(3)トップの大きさを作る

トップの広がりを作るのも

ホールドが大きな役割を果たしています。

 

たとえば花束を花瓶に刺す時を想像してみましょう。

 

花束の縛っている紐を切って

そのまま離すと広がって倒れてしまいます。

 

花瓶に入れると口の大きさが決まっているため

ある程度のところで広がりが止まります。

 

そのためきれいに開いた状態になるのです。

 

ダンスのホールドも同じです。

 

ちょうどいい大きさで開いていると

その上の部分つまりトップラインが

きれいに開くため美しいシェイプができるということです。

 

 

ポイントはどこかな?


Unsplash
AbsolutVisionが撮影した写真

 

ではそれぞれの場合のポイントを

お話しします。

 

(1)自分の動きを伝える→男性が下で女性が上に

まずホールドは必ず男性が下側で女性が上側になります。

 

ラテンでも通常はそうなっていると思います。

 

スタンダードは持ち変えることがないので

必ず男性は下から女性を射させるようにします。

 

女性は男性の上から軽く乗せるようにします。

 

男性の右と女性の左はそんなに問題ないと思いますが、

男性の左手と女性の右手はちょっと難しいです。

 

一番いけないのは男性の左手で

女性の右手を上から抑えるような力をかけることです。

 

これはかなり多くの方が陥ってしまう失敗です。

 

とくに身長差があると女性も下から男性を持ち上げるような感じになってしまいがちです。

 

そうすると男性も形を崩されたくないため

上から押さえるような力を出してしまいます。

 

こうなるともうお互いの力比べになってしまいます。

 

かと言って男性が手のひらを上に向けると

多少踊りやすいかもしれませんが、

あまりかっこよくありません。

 

このときは男性が手のひらを前に向けた時に

親指と人差し指の間の狭い部分が上と考えます。

 

ここに女性の親指以外の4本の指を

上から載せるようにすると形もきれいで女性が上になります。

 

ちょっと難しいですが、気をつけて組んでみましょう。

 

(2)遠心力に対する求心力を作る→男性の左肩甲骨から右手まで

社交ダンスはお互いに左にずれて踊ります。

 

そのため遠心力は円の中心から外に

つまりお互いの右ボディの前から左の肩甲骨の方向に

引っ張るようにかかります。

 

そのため男性の左肩甲骨と女性の左肩甲骨が

ちょど反対に位置するように気をつけると

遠心力に対してうまくバランスを保つことができます。

 

女性の左肩甲骨は男性の右手と同じ位置です。

 

女性は男性の右手のしっかりと自分の左の肩甲骨を合わせましょう。

 

そして男性の左肩甲骨の位置を想像して

その反対に動くようにすると回転がスムーズにいきます。

 

男性も自分の右手の位置が自分の左肩甲骨の対角になるよう

常に意識しましょう。

 

右手がずれるとそれもリードになるので

女性は困ってしまいます。

 

(3)トップの大きさを作る→ちょうどいい大きさを作る

トップを大きくすると言っても

ホールドがあまりにも大きいと広がることはできません。

 

その時々でどのような大きさを作るかは違いますが、

作りたい大きさに合わせたホールドをすることで

広がりをコントロールします。

 

女性も男性の左手から右手の間は

男性の手がないので女性自身が枠を作ります。

 

お互いに枠をしっかりと作ることで

その上をきれいに開くことができると思います。

 

機能するホールドは美しい


Unsplash
Ameen ALmayufが撮影した写真

 

世の中には機能美という言葉もあるように

機能しているものは自然と美しくなると思います。

 

見た目の大きさだけに捉われず

ダンスが成立するホールドをすることで

見た目のきっと美しくなると思います。

 

〜まとめ〜『機能するホールドを目指す』

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