こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
UnsplashのKateryna Tyshkulが撮影した写真
スタンダードを踊るときは
ボディがコンタクトして頭が少し離れているのが
きれいな形とされています。
ただ上手な人の真似をしてただ上を開いたり
開かせようとしてもうまくきません。
きれいなトップラインを作る第一段階として
気をつけるといいことを役割別に
お話しします。
男性役は右手の角度に注意
UnsplashのMichael Walkが撮影した写真
まずは男性役です。
ふたりで組む時に左手は女性の右手と繋ぎ
右手は女性の背中に置きます。
この背中に置く右手が女性の頭の角度に
大きく影響します。
まず右手を置く強さは軽く置くようにしましょう。
強く引き寄せると当然女性は前屈みになってしまいます。
かと言って背中から離してしまうと
それはそれでうまく開くことができません。
軽い力で置いて、女性が開く時に
合わせて一緒に開くようにします。
つまり踊るときは右のひじの角度が
少し変化すると言うことです。
また右の手のひらは少し上を向くようにします。
これは諸説ありですが、手のひらと女性の背中がくっついていると言うことは
手のひらが上に向いていないと女性の背中が前にきてしまいます。
猫背のような感じです。
こうなると頭が遠くに行くとこはできません。
小指より親指の方が少し遠くにあることで
手のひらが若干上を向き女性の背中から頭が
外に開いていく角度を作りましょう。
女性役は頭を男性の右手の上に置く
UnsplashのMarkus Spiskeが撮影した写真
続いて女性役です。
女性役の方は当然大きく開いて
踊りたいと思います。
しかし闇雲に開いてもバランスが崩れて
腰が痛くなって終わりです。
まずは男性の右手の上に自分の頭を置くようにしましょう。
男性の右手は女性の左の背中にあります。
自分の頭から見ると少し後ろの左側になります。
そこの上に頭を位置させることで
背中のカーブもきれいになります。
間違えやすいのが男性の右手に
自分の左の背中を直接押し付けてしまうことです。
言葉では正しいのですが、
実際に背中を右手に乗せると倒れすぎてしまい
頭が逆に前にきてしまうことが多いように感じます。
背中よりも頭を男性の右手に乗せるように
左の後ろの方に少し動かすとバランス良くカーブできると思います。
大きなトップは美しいし機能的
UnsplashのDeva Darshanが撮影した写真
頭が大きく開いているダンスは
もちろん美しいです。
ただこれは美しさだけなく
機能としても役立っているのです。
というかもともとは機能的な理由で
頭が離れていると言った方が正しいと思います。
スタンダードでは触れ合ったボディを通して
お互いの動きを伝え合っています。
そのためボディが離れてしまうと
動きが伝わりにくくなってしまいます。
このコンタクトを作るためにボディを少し前に出す必要があります。
ボディを前に出すと当然重心も前に行くので
そのままでは前に倒れてしまうでしょう。
それを防ぐために頭を少し後ろに位置することで
まっすぐに立った時と同じバランスで
ボディコンタクトを作ることができるのだと思います。
この機能性を無視してただ大きく開くのは
どうしても見せかけの状態になるので
きれいには見えないでしょう。
まずは機能を重視して
そこからさらに美しさを求めていくと
楽しくできると思います。
〜まとめ〜『男性の右手と女性の頭が一緒』
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