《社交ダンス》身長差に負けない!凸凹カップル奮闘記

社交ダンス、競技ダンスで身長差カップルならではの悩みや役に立つこと、立たないことのブログ。

《基本のテクニック》自分で立てない唯一の理由 【ダンスで立つことは、物理の問題】

こんにちは!

 

Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。


Unsplash
Anastase Maragosが撮影した写真

 

社交ダンスを踊る時に自分のバランスがうまく取れないと

悩んでいる方はいると思います。

 

自分ではしっかりと立っているつもりなのに

ふらついたり、足が揃わなかったり。

 

今日は自分でバランスよく立つために必要なこと1選を

僕なりにお話しします。

 

まず確認すること


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mari lezhavaが撮影した写真

 

しっかり立つとか強く立つという言葉が

ダンスの世界では日常的に使われます。

 

しかし立っているかどうかで言えば

立っているか立ってないかのどちらかです。

 

強く立つとは多くの場合見た目のことか

遠心力など外からの力に対して対応できるかの

どちらかの話であることが多いと思います。

 

なので立っていないのに強く立つことは不可能です。

 

しっかり立つとか強く立つというと

どうしても筋肉に力を入れてしまいがちです。

 

これは立てるか立てないかで言えば無意味です。

 

まずここをしっかりと区別しましょう。

 

立てない理由はただひとつ


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charlesdeluvioが撮影した写真

 

人間に限らず立てるか立てないかの違いは

重心が床と接している面の真上にあるかないかの違いです。

 

床に接している面が2つ以上ある場合は

2つの面の間でも立つことができます。

 

この床と接している面とその間のことを

ベース(Base)と呼ぶことにしましょう。

 

このベースの範囲内に重心があれば

必ず立てますし、なければ絶対に立つことはできません。

 

力を入れようが何をしようが

これは物理なので変わることはありません。

 

重心とは何か?


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i yunmaiが撮影した写真

 

では重心(じゅうしん)とは何かを

一応説明しておきます。

 

重心は重さの中心のことです。

 

たとえば均一な木の棒があったとします。

 

太さも同じとしましょう。

 

このときに指1本で支えられそうなのは

棒のちょうど真ん中あたりなのは何となくわかると思います。

 

これが重心です。

 

もし野球のバットみたいに片方が太く

反対が細い場合ならどうなるででしょう。

 

具体的にココ!というのは難しいですが

棒の真ん中より太い方に寄ったところのどこかにありそうなのは

何となく想像できるのではないでしょうか。

 

このように本当に1点を示すことは難しくても

何となく重心という概念を感じてもらえたらいいと思います。

 

では僕たち人間の重心はどこにあるでしょうか?

 

通常ダンスを踊る時はまっすぐな姿勢で立つので

割と棒状になると思います。

 

また太さもそんなに変わらないと思うので

見た目の真ん中あたりに重心がありそうです。

 

だいたい腰かおへその下あたりの

お腹の中にあるでしょう。

 

体は骨と肉がありますが、

だいたいどこでも同じような比率であるので

おへその下あたりと考えていいと思います。

 

ダンスにおいてベースはどうなる?


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Arturo Castaneyraが撮影した写真

 

続いてベースです。

 

ダンスの場合は立って踊るので

床と接しているのは足の裏だけです。

 

もし片足に立っているなら右か左の足の裏の上に

重心があれば立てるしなければ立てません。

 

ライズしていたらもっと狭く

片足のボールの面積に重心が入っていることが大事です。

 

コントラチェックのように両足に乗っている時は

左右の足の上にプラスして両足の間でも立つことができます。

 

ここに移動している勢いや回転の遠心力が入ってくると複雑になりますが、

最終的に足の裏か間の上に重心があるかどうかだけが問題となります。

 

よくあるバランスを崩す理由


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ARA CHOが撮影した写真

 

バランスを崩す理由にはいくつかありがちなことがあります。

 

(1)ライズした時にボールに体重がない

まずは足の裏全体で立っている時に

足の真ん中やかかとに重心が乗っていたとしましょう。

 

このとき当然立つことができます。

 

このままの状態でライズすると

床からかかとや真ん中の部分が離れるので

当然立つことができません。

 

かかとに乗っている時は

まずボールに重心を移動させてから

かかとを上げる必要があるということです。

 

よくライズした時に後ろに倒れそうな人がいるのは

これが原因です。

 

(2)片足に乗る前に足を床から離す

つぎにウォークの動作の時です。

 

ウォークでは片足に乗っている状態から足を開き

両足の間に重心がある状態を経て次の足に乗ります。

 

この次の足に乗る前にさっきまで乗っていた足を床から離すと

重心がベースから外れてしまいます。

 

両足が床についている時は足の間もベースになりますが、

どちらかの足を床から上げるともう片方の足の裏だけがベースになります。

 

そのためベースの面積が一気に少なくなるので

重心が外れる原因になりやすいのです。

 

両足の面積に比べて両足の間の面積は広いので

ついそこに頼りがちになりやすいです。

 

両足の間のベースを使うことは大切ですが、

かならず片方の足に重心が乗るところまで移動することを

忘れいないようにしましょう。

 

(3)身体の形が変化する

重心の位置は身体の形にもよります。

 

姿勢が変わると重心の位置も変わるということです。

 

意識して変えることでバランスを良くすることも可能で

テクニックとしてはとても大事です。

 

ただ無識に姿勢を変える、つまり姿勢が崩れるのは

いつの間にか重心が移動して足から外れる原因になります。

 

さっきまでしっかりと立っていたのにいつの間にか

バランスを崩してしまうのはこれが原因でしょう。

 

立つことは決して難しくない!


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ARA CHOが撮影した写真

 

このように立つということは

純粋に物理なので難しくありません。

 

重心が足の上にあるかないかそれだけです。

 

柔軟性や筋力は全く関係ありません。

 

見た目と混同しないで

まずは現実として立てるようになると

楽しく踊れると思います。

 

〜まとめ〜『重心とベースの関係に注目すればバランスは絶対良くなる』

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