こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
スタンダードを綺麗にカッコよく踊るためには
トップの広さが大切な要素のひとつだと思います。
よくレッスンでも「ふたりの頭の距離を離す。」
みたいなことを言われた人もいるのではないでしょうか。
今日は大きなトップラインを作るための
大切なひとつのことを僕なりにお話しします。
大きなトップラインに潜む罠
多くの人は大きなラインを作ろうとしたときに
後ろに頭を広げる動きをしてしまいがちです。
スタンダードは基本的に向かい合って組むので
広がると言うことはうしろに頭を広げると思ってしまうことは
普通のことです。
でも後ろに頭や上半身を動かすと
重心も後ろに行ってしまうため立ちにくくなったり
お互いに引っ張り合ってしまったりします。
つまり大きく広いトップを作るために
後ろに行くことはあまりいい方法ではないと言うことです。
広いトップラインは狭いボディラインから
頭を後ろにしなかったらどうすればいいでしょうか。
まず広いトップラインに見えるにはどこがポイントかを
もう一度考えてみましょう。
まずはこちらをみてください。
A,B,Cの全て上の部分の広さは同じです。
でもみた感じはどれが広く見えますか?
Aではないと思います。
BかC,比べたらCの方がトランペットの先のようで
さらなる広がりを感じます。
スタンダードも同じです。
広くしようとしてボディが離れたり(A)
頭を後ろに動かしてしまい重心が後ろに入ってしまったり(B)すると
踊るのは難しくなります。
その点(C)なら広がりは同じですが、
真ん中あたりが前に出ている野家d
多分バランスは取りやすいと思います。
つまりトップを広くしたかったら
ホールドより下の部分つまりボディのあたりを
狭くすることが重要です。
こうすることでバランスが取れた状態で
大きく花開いて「見える」形になると思います。
ロンドンでは”Front Curve”って習った
僕が英国に留学しているときに
このことをテーマに習ったときに
「Front Curve(フロント カーブ)」と習いました。
Front(フロント)は「前」
Curve(カーブ)は曲線です。
つまり前にカーブを作ると言うことです。
僕は後ろに開いていると思っていたので
この言葉は衝撃的でわかりやすかったです。
胴体を前に出しても頭を後ろに動かしても
出来かがるカーブは同じ方向です。
しかしその性能は全然違います。
体を少し前に出すことで
当然重心は前に動きます。
そのためボールに体重が乗るため
素早く軽やかにうごくことができるとおもいます。
つまり前に重心をおくことと
後ろに広がることは矛盾しないと言うことです。
お互いにボディを前にするからさらに広がる
スタンダードはボディがコンタクトしているので
お互いにボディを前に出すと少し押しあう感じになります。
この押し合った力をうまく頭に伝えることで
より大きく広がることができると思います。
このためには次のふたつに気をつけます。
(1)お互いに同じ力の強さで押す。
(2)お互いに同じタイミングで押す。
です。
どちらかが強く押したり
押すタイミングがずれてしまうと
片方がもう片方を一方的に押すことになってしまいます。
そうならないようにタイミングを合わせてボディを前に動かすことで
お互いが相手にとって壁のようになると思います。
この結果作用反作用の法則により
同じ力が自分の方に帰ってくることになります。
この帰ってきた力をつかってトップを開くことで
無理なく大きなトップラインを作ることができると思います。
少し難しいかもしれませんが
ヒントになれば嬉しいです。
〜まとめ〜『スタンダードのトップラインは、前に作る。』
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