こんにちは!
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
ラテンはもちろんですが、
スタンダードでもダンスを踊るときは
ボディを使います。
この「ボディーを使う」というのは
とても範囲が広く曖昧な言葉です。
さらにスタンダードにおいては
見た目がそんなに動かないこともあり
どんなふうにボディを使うのかが
わかりにくいと思います。
今日は僕が考えるスタンダードにおける
ボディのつか方を3つご紹介します。
見た目を華やかに〜脇腹のうごき
僕がダンスを始めた25年前と違い
現在のスタンダード(当時は『モダン』だった。)は
ボディの動きも少なく真っ直ぐのまま踊っていました。
そのため脇腹が動くことは
どちらかというと『悪』という感じがあったと思います。
しかし現在はダンス自体も華やかさが求められ
ボディの動きも大きくなっています。
この大きなスウェー(もしくはスウェーに似た何か)は
脇腹の動きで横の動きを作ります。
みぞおちから骨盤の間あたりを意識して
アコーディオンのように開くイメージです。
両方いっぺんには開かないので
左右交互に開いてくことで
みぞおちより上の部分が大きく傾くことができます。
注意点は腕だけの動きにならないことです。
方の関節が動いて腕だけが動いてしまうと
相手とのコネクションも崩れてしまい
踊りにくくなります。
トップの広さを作る〜前面の動き
スタンダードのトップラインの広さには
左右と前後のふたつの要素があります。
この前後の広がりを作るときは
ボディの前面を伸ばします。
これはエクステンションと
呼ばれることもあります。
この動作はボディの前を伸ばしカーブすることで
相手と軽く押し合うような状態を作ります。
その力の反動でトップの広がりを作ります。
ボディの前面を伸ばすと言いましたが
もう少し具体的にいうと
「コンタクトしている部分」が伸びていきます。
クローズドポジションならお互いの右前面。
PPなら男性の右前面〜横面と女性の左前面。
セイムフットなら男性の右前面と女性の左側面。
といったようにコンタクトしている部分に向けて
ボディを膨らませるようにすることで
頭が反対に広がっていくように意識します。
この動作の注意点は頭を後ろに
動かす動作だけにならないことです。
これは後ろに反っているだけなので
相手とのコネクションが増えるわけではないです。
見た目は似ているものができますが、
お互いに引っ張りあってしまうため動きにくく、
腰にも悪いので腰痛になります。
あくまでも前を伸ばしカーブを作るようにしましょう。
上半身を静かに〜みぞおちから骨盤のうごき
これはこの部分を指定するのは少し難しいです。
でも一番僕の中では大事なことと感じています。
スタンダードは華やかになってきたとはいえ
やはりラテンとは違いボディはスムーズに
動きていきます。
これはラテンがうるさいと言っているわけではありません。
ただ表現方法の違い問いだけです。
スタンダードは移動が多いので
脚の開きが大きくなります。
そうすると脚の振りで骨盤が動いたり
足が着地する時に若干の衝撃があったりします。
また2本の足に交互に乗るので
乗り換える時に体が揺れるのを
避けることはできません。
これが頭まで到達してしまうと
動きがガクガク見えたり、
左右に揺れて不安定に見えたりします。
スタンダードでは床の上を滑るように動いていきたいので
その脚の動きが上半身に響かないように
いろいろな工夫が必要となります。
足の着き方やひざのゆるみなども大事ですが
大きく動いた時の骨盤の揺れを
うまく肋骨の下で吸収することで
まるでタイヤがついているかのような
スムーズな動きを演出できると思います。
目的の違いはあるけど使い方は同じ
スタンダードにおいても
ボディはとてもいろいろな動きをしています。
ある先生は「クリクリヴィーみたいにスタンダードを踊れ!」
と言ったとかいう話もあります。
僕もいろんな先生に習ってきましたが
スタンダードのボディは予想以上に
動きます。
たぶんラテンと同じくらいの運動量が
あっても不思議はありません。
ただひとつ気をつけて欲しいところは
ボディを動かす目的です。
ラテンは最終的に「ボディが動いて見える」ことが
大切な要素であることが多いような気がします。
それに対してスタンダードでは
「ボディが動いていないように見える」ことが
目的としては強く感じます。
つまり目的が正反対ということです。
これを意識すると
ボディを使う云々の話も
理解しやすくなるかもしれません。
というのが今の僕の考えでです。
これは人によっていろんな考え方があると思うので
よかったらみなさんの考えも聞いてみたいです。
ぜひ教えてください。
〜まとめ〜『スタンダードもボディはぐいぐい動くのよ。』
関連記事
お問合せご意見、ご感想などはこちら