こんにちは！
Jumbo三宅(@sato_ds_hkosk)です。
社交ダンスは自然な動きを求められます。
体本来の動きつまりリアリティがあるということです。
不自然な動き、つまりリアリティがない動きをすると
だいたい注意されてしまいます。
でもリアルな動きなら誰でも簡単にできるはずです。
もちろん練習すればできるようにはなりますが、
もっと簡単にできると思いませんか。
今日はダンスにおけるリアリティについて
僕なりにお話しします。
リアリティとは？
まずリアリティってなんでしょうか？
僕たちは映画やテレビなどをみて
「お〜リアリティがあるなぁ…」
とか思ったりします。
ただその感覚は本当にリアルなのかと言われると
結構疑問があると思います。
リアリティってあると思っても
その世界、たとえば刑事ドラマなどなら
警察のことなどはほとんど知らないことが多いと思います。
実際にリアリティという単語を調べてみましょう。
リアリティ(reality)＝現実
リアル(real）＝現実の
ということらしいです。
基本的には品詞の違いでどちらも現実を表しているようです。
ただ日本語においてはリアリティとリアルには少し違いがあるようで
ある映画の記事にこんな言葉がありました。
リアル〜細かいところまで作り込まれたもの
リアリティ〜本当ではないが、本当っぽく見える演出
これはどちらがいいとか悪いとかいう話ではなく
別のものを表しているということです。
実際に英語でどんなふうにいうかはわかりませんが、
僕の感覚の中にもリアリティとリアルに違いがある気がします。
現実を知る人にとって「リアリティ＝虚構」
よく医療系ドラマなどで本物のお医者さんが
あんな場面はないとか言っている時があります。
ただ僕のように医療の現実を知らない人から見ると
すごくリアリティがある、つまり現実のように見えます。
たぶん現実の医療を見ると
逆に作られたものに見えるか
とてもつまらないものに見えるのかもしれません。
これは政治、スポーツ、会社、学校など
全ての世界でそういうことが少なからずあると思います。
ただ外の世界から見たときに
現実感があるということはそれはそれで
説得力がありその世界を紹介するために必要なことかもしれません。
ダンスでも「自然に見える踊り≠自然」
社交ダンスでも同じことが考えられると思います。
上手な人は体の力も入らずに
軽い力でスイスイと踊っているように見えます。
顔も笑顔で、軽やかに簡単に踊っていきます。
しか〜し！
それを実際に自分でやってみると
まあ大変。
全然その通りになりません。
つまり自然で当たり前、つまりリアリティのある動きをしていても
それは作られたものつまり虚像ということなのだと思います。
リアリティがあるというのは決して自然ではなく
リアリティがあるように作られたフィクションだということです。
何を表現するかが違うだけ
社交ダンスの大きな目的は
自然な動きを表現することです。
スイングなどはその一番代表的なものだと思います。
スイングとは振り子のことで
ひもの先におもりをつけてブラーンと揺らしている状態です。
これをきいて「やっぱりダンスは自然なんだ！」と思った人は
ばっちり騙されています。
ダンスを教える人も自然な動きでやればいいとか言ってますが、
あれは嘘だと思ってください。
だって私たちはひもで吊るされていないじゃないですか。
もしブランコに乗ったりターザンのように紐をつけて
揺れていればそれは本当に自然なスイングです。
でもダンスの時は紐で繋がれていません。
まるで紐がそこにあるように踊ることが
リアリティのあるいいダンスということです。
紐がないのにあるように踊る。
つまり作られた世界、虚構です。
それを外から見たときに自然を感じるということです。
なので自然に踊ればいいという教師は
（１）自然に見えるように踊ればいいということを意味している
（２）あなたを騙そうとしている（？！）
のどちらかです。
騙されないように注意しましょう。
〜まとめ〜『社交ダンスは自然に見えるけど、実際はファンタジー』
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